障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。
電子透かし技術を応用した障害児者のための情報補償システムの開発 -音響の情報バリアフリー化に向けて-
- 研究期間
- 平成16年度~平成18年度
- 研究代表者
- 棟方哲弥(企画部総括研究員)
- (研究の趣旨及び目的)
- 障害者基本法に規定された「情報の利用におけるバリアフリー化」は、情報機器等における障害者の利便の確保を国と地方自治体の責務としている。加えて、参議院内閣委員会の同法の付帯決議は、情報機器等のみならず、コンテンツや通信サービスについてのバリアフリー化の実現に向けて万全を期すことを明記した。本研究では、障害児者の情報バリアフリー分野に有効と考えられる電子透かし技術に関する特許と研究実績のある東北大学電気通信研究所と共同で「障害児者のための情報補償システム」を開発する。
- (研究全体の概要)
- 東北大学電気通信研究所による電子透かしのアルゴリズムをPDA(個人用携帯端末)に組み込んだ「音響における情報バリアフリー」に関する実証システムを構築し、電子透かしを利用する場合における埋め込み可能な情報量、提示速度や提示方法など、具体的なノウハウを明らかにする。これらにより、公共の場所等における音声によるアナウンスを文字情報として伝えるシステムの構築を目指す。
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