障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

平成20年度特別支援教育研究研修 講義等内容

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※都合により一部変更する場合がある。

講義等題目 講師(所属・職名) 講義等内容
図書室利用案内 総務部研修情報課
情報サービス係
 研究所図書室の利用方法について、実際に閲覧室、書庫を案内しつつ、説明を行う。
コンピュータ端末の利用実習 総務部研修情報課
情報管理係
 研究所固有のコンピュータ端末の利用について説明会を行い、実際に操作することにより、スムーズな端末利用を行えるよう実習する。
研究法特講(1)
 課題設定から報告書作成まで
中村 均
(教育研修情報部・上席総括研究員)
 研究を進めることについての概観を得られることを目的に、研究課題設定から報告書作成に至るまでの手順と各段階における検討事項について解説する。
研究法特講(2)
 調査研究
大内 進
(企画部・上席総括研究員)
 調査実施によって研究を進めるために必要な知識が得られることを目的に、調査研究とその実施上検討すべき事項について解説する。
研究法特講(3)
 事例研究
渥美 義賢
(発達障害教育情報センター
     ・上席総括研究員)
 事例を中心に研究を進めるために必要な知識が得られることを目的に、事例研究とその実施上検討すべき事項について解説する。
研究法特講(4)
 アセスメントと個別の指導計画
海津 亜希子
(発達障害教育情報センター・研究員)
 子どものニーズに合った支援を提供するために必要な多角的なアセスメントについて概説する。さらに、アセスメントの結果を活かした個別の指導計画の作成についても具体例を交え解説する。
研究法特講(5)
 データ処理
中村 均
(教育研修情報部・上席総括研究員)
 妥当で説得力のある結論を導くための適切なデータ処理について基本的な理解を得ることを目的に、データの性質や適用可能な処理法について解説する。統計処理の基礎についても触れる。
教育論特講(1)
 視覚障害教育論
田中 良広
(企画部・総括研究員)
 視覚障害教育の本質について、ものが見えるということ、ものが見えないことによって、幼児児童生徒の発達にどのような影響があるのかという視点から解説するとともに、実態調査等の結果を踏まえて、視覚障害教育の現状と課題について概説する。
教育論特講(2)
 聴覚障害教育論
藤本 裕人
(企画部・総括研究員)
 聴覚障害特別支援学校や難聴特別支援学級、難聴通級指導教室における教育の現状について、教育の対象、教育内容・方法等を中心に解説するとともに、発達段階に即した教育上の課題についても触れる。
教育論特講(3)
 知的障害教育論
木村 宣孝
(教育支援部・総括研究員)
 知的障害教育をめぐる法令、教育制度の変遷を概観し、知的障害特別支援学校や知的障害特別支援学級をめぐる教育制度の現状と課題を検討する。
教育論特講(4)
 肢体不自由教育論
徳永亜希雄
(教育支援部・主任研究員)
 肢体不自由教育の現状について概説し、教育上の様々な課題について検討する。また特別支援教育における肢体不自由教育の在り方等について考える。
教育論特講(5)
 病弱教育論
西牧 謙吾
(教育支援部・上席総括研究員)
 我が国の病弱教育の現状について、①20世紀の病弱教育、②病気の種類の変遷、③病弱教育の意義、④これからの病弱教育について分析し、21世紀の特別支援教育の中での病気の子どもたちの教育の在り方について考察する。併せて病弱教育の充実のための課題と具体的展開の方策について考える。
教育論特講(6)
 言語障害教育論
松村 勘由
(教育支援部・総括研究員)
 言語障害教育の現状にかかわる事項について、教育の対象、教育の内容・方法等、教室の経営を中心に、これまでの調査等研究の成果を踏まえて解説する。
教育論特講(7)
 情緒障害教育論
廣瀬 由美子
(教育支援部・総括研究員)
 情緒障害教育の対象は、①自閉症又はそれに類するもの、②主として心理的な要因による選択性緘黙等のあるもののうち、その障害により社会的適応が困難な児童生徒である。情緒障害の定義、対象である児童生徒の特徴、教育の場等、情緒障害教育について概説する。
教育論特講(8)
 発達障害教育論
笹森 洋樹
(発達障害教育情報センター
     ・総括研究員)
 通常の学級における発達障害のある子どもの対応について、校内支援体制及びコーディネーターの活動を踏まえながら、理解と具体的な支援について概説する。
教育論特講(9)
 重複障害教育論
大崎 博史
(教育研修情報部・主任研究員)
 特別支援学校に在籍する児童生徒の半数近くが重複学級に在籍する等、障害の重度・重複化への対応が喫緊の課題となっている。ここでは、重複障害教育の現状と課題について概説し、教育課程や教育方法など重複障害教育全般について考える。
教育論特講(10)
 障害のある子どもの情報手段活用
金森 克浩
(教育研修情報部・総括研究員)
 障害のある子どもに対する情報機器等教材・教具の活用について、その理論的背景を概観し、教室環境や教材・教具の設定、授業における指導について論じる。
 また、情報教育をどのように進めていけばよいかについて概説する。そして、情報教育に関する取組を教育課程にどのように位置づけ、学校でどのような点に配慮して進めていく必要があるかについて検討する。
特別支援教育行政の現状と課題 新谷 喜之
(文部科学省初等中等教育局
 特別支援教育課・特別支援教育企画官)
 障害のある子どもの教育の質を高めながら進めていくためには、その教育を支える高邁な理念と実行可能な計画が必要である。本講義では、現在の特別支援教育の理念の成り立ちと、その理念を実現するために行われている施策についての最新の動向と今後の展望について言及する。
*第一期特別支援教育専門研修受講

実地研修

題目等 研修先 研修内容
筑波大学附属久里浜特別支援学校の教育 筑波大学附属久里浜特別支援学校
学 校 長 西川 公司
副 校 長 倉見 昇一
小学部主事 浜津 平一
幼稚部主事 佐藤 圭吾
 当研究所との相互協力を行っている機関であり、平成16年度から、あらたに国立大学法人筑波大学の附属学校として発足。 知的障害を伴う自閉症の児童の教育についての研修を行い、自閉症教育のあり方について考える機会とする。
 学校の教育活動及び研究実践についての講話と各教室等の指導の状況を見学させていただく予定
筑波大学附属久里浜特別支援学校
〒239-0841 神奈川県横須賀市野比5-1-2
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