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      国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジン
         第97号(平成27年4月号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NISE(ナイセ)━━━
■目次
【新年度を迎えて】
【お知らせ】
・特別支援教育教材ポータルサイトを開設
・特総研ジャーナル第4号を刊行
・NISE Bulletin Vol.14を刊行
・平成27年度に実施する各種研究協議会について
【NISEトピックス】
・平成27年度の研究活動について
【海外情報の紹介】
・フランス国立特別支援教育高等研究所(INS-HEA)からの訪問
【NISEダイアリー】
【研修員だより】
【役員・研究職員の異動について】
【アンケートのお願い】
【編集後記】

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【1】新年度を迎えて
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 本メルマガも4月号ということで、新年度最初の発行となります。
 平成27年度は、本研究所は独立行政法人として第三期中期目標・中期計画
の最終年度を迎えます。平成28年度からは、第四期として、5年間にわたる
新たな中期目標・中期計画期間が始まることになります。平成27年度は、ま
さにその準備を行う年に当たり、特別支援教育のさらなる充実を見据えたと
ても重要な時期となります。
 また、平成25年の暮れにまとまった政府の独立行政法人改革に関する提言
を受けて、平成27年4月からは新たな評価制度が導入されることになります。
各独立行政法人においては、例えば、内部統制や監事機能の充実を目指して、
実際の運営が行われることになります。
 こうした流れを受けて、本研究所では、それらに対応すべく組織や職員等
の配置の改善を図ったところです。独立行政法人としては、環境の変化に応
じて、不断の改革が求められます。そうした中でも、本研究所が設立された
当初の使命を振り返りつつ、現在の特別支援教育を取り巻く状況の変化も見
据えて、全職員で、本研究所の今後の有り様を考えていきたいものと考えま
す。
 関係する皆様の更なるご指導とご協力をお願いいたします。

               平成27年4月
               独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
               理事長 宍戸 和成

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【2】お知らせ
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●特別支援教育教材ポータルサイトを開設
 本研究所では、平成27年3月30日に「特別支援教育教材ポータルサイト(
支援教材ポータル)」を開設しました。
 支援教材ポータルは、文部科学省が設置した「障害のある児童生徒の教材
の充実に関する検討会」による報告において、国等の役割として「障害の状
態や特性に応じた教材や支援機器、指導方法、活用事例等に関する全国レベ
ルで情報交換するためのデータベースの作成」が示されたことを受けて、開
設したものです。
 本Webサイトは、「実践事例」および「教材・支援機器」の情報を中心と
して、障害の状態や特性に応じた教材・支援機器に関する研究成果や、研修
会などの情報を紹介しています。
 実践事例や教材・支援機器につきましては、今後も増やしていく予定です。
みなさまはもちろん、関係の方々にも広く周知していただき、ご活用いただ
ければと思います。

○「特別支援教育教材ポータルサイト」はこちら→
 http://kyozai.nise.go.jp/

●特総研ジャーナル第4号を刊行
 本研究所の平成26年度における諸活動の成果等をまとめた「国立特別支援
教育総合研究所ジャーナル(特総研ジャーナル)第4号」をこのたび刊行し、
本研究所のWebサイトに掲載しました。
 特総研ジャーナル第4号では、本研究所が平成26年度に実施した研究の概
要、調査研究報告、諸外国における障害のある子どもの教育に関する状況調
査報告、国際会議・外国調査等の報告、学会等参加報告、国立特別支援教育
総合研究所セミナー等の事業報告を紹介しています。

○国立特別支援教育総合研究所ジャーナル第4号はこちら→
 https://www.nise.go.jp/cms/7,0,32,133.html

●NISE Bulletin Vol.14を刊行
 本研究所の平成26年度における諸活動の成果等を英文でまとめた「NISE 
Bulletin Vol.14」をこのたび刊行し、本研究所のウェブサイトに掲載しま
した。
 NISE Bulletin Vol.14では、本研究所が平成26年度に実施した研究の概要、
本研究所の研究紀要に掲載されている論文の要旨、国立特別支援教育総合研
究所セミナー等の事業報告や、文部科学省特別支援教育課による日本の特別
支援教育の政策動向等を英文で紹介しています。

○NISE Bulletin Vol.14はこちら→
 https://www.nise.go.jp/cms/7,0,32,137.html

●平成27年度に実施する各種研究協議会について
 平成27年度に本研究所が実施する下記の各種研究協議会への参加者の推薦
について、都道府県教育委員会等に照会を行っています。

◆平成27年度就学相談・支援担当者研究協議会
 期日    平成27年7月16日(木)~17日(金)の2日間
 募集人員  70名
 実施要項等 https://www.nise.go.jp/cms/9,10089,21,114.html

◆平成27年度特別支援学校寄宿舎指導実践指導者研究協議会
 期日    平成27年7月23日(木)~24日(金)の2日間
 募集人員  70名
 実施要項等 https://www.nise.go.jp/cms/9,10090,21,113.html

◆平成27年度発達障害教育指導者研究協議会
 期日    平成27年7月30日(木)~31日(金)の2日間
 募集人員  100名
 実施要項等 https://www.nise.go.jp/cms/9,10092,21,117.html

◆平成27年度交流及び共同学習推進指導者研究協議会
 期日    平成27年11月19日(木)~20日(金)の2日間
 募集人員  70名
 実施要項等 https://www.nise.go.jp/cms/9,10093,21,112.html

○平成27年度国立特別支援教育総合研究所研修計画一覧はこちら→
 https://www.nise.go.jp/cms/resources/content/9893/20141104-161805.pdf

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【3】NISEトピックス
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●平成27年度の研究活動について
                       企画部総合企画調整担当

 本研究所の研究活動は、第三期中期目標に示された研究活動に係る内容を
踏まえ、(1)国として特別支援教育政策上重要性の高い課題に関する研究、
及び、(2)教育現場等で求められる喫緊の課題に対応した実際的研究に、よ
り一層の精選、重点化して実施することとしています。
 平成27年度は、平成24年2月に改訂した研究基本計画に基づき、また、様
々な研究ニーズを見極めつつ、以下の研究活動を年度計画に位置付けて実施
します。

◆専門研究A(特定の障害種別によらない総合的課題、障害種別共通の課題
に対応した研究)3課題
(1)インクルーシブ教育システム構築のための体制づくりに関する研究-体
制づくりのガイドライン(試案)の作成-(平成27年度)【※中期特定研究
(インクルーシブ教育システムに関する研究)】

(2)障害のある児童生徒のためのICT活用に関する総合的な研究-学習上の支
援機器等教材の活用事例の収集と整理-(平成26~27年度)【※中期特定研
究(特別支援教育におけるICT活用に関する研究)】

(3)今後の特別支援教育の進展に資する特別支援学校及び特別支援学級にお
ける教育課程に関する実際的研究(平成26~27年度)

◆専門研究B(障害種別専門分野の課題に対応した研究)8課題
(1)視覚障害のある児童生徒のための教科書デジタルデータの活用及びデジ
タル教科書の在り方に関する研究-我が国における現状と課題の整理と諸外
国の状況調査を踏まえて-(平成26~27年度)【※中期特定研究(特別支援
教育におけるICT活用に関する研究)】

(2)聴覚障害教育における教科指導及び自立活動の充実に関する実践的研究
-教材活用の視点からインクルーシブ教育システム構築における専門性の継
承と共有を目指して-(平成26~27年度)

(3)知的障害教育における「育成すべき資質・能力」を踏まえた教育課程編
成の在り方-特別支援学校(知的障害)の各教科における目標・内容の整理
を中心に-(平成27~28年度)

(4)小・中学校に在籍する肢体不自由児の指導のための特別支援学校のセン
ター的機能の活用に関する研究-小・中学校側のニーズを踏まえて-(平成
26~27年度)

(5)インクルーシブ教育システム構築における慢性疾患のある児童生徒の教
育的ニーズと合理的配慮及び基礎的環境整備に関する研究(平成26~27年度)

(6)「ことばの教室」がインクルーシブ教育システム構築に果たす役割に関
する実際的研究(平成27~28年度)

(7)特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒の自立活動の指導に関す
る研究(平成26~27年度)

(8)発達障害のある子どもの指導の場・支援の実態と今後の在り方に関する
研究-通級による指導等に関する調査をもとに-(平成26~27年度)

※専門研究A、専門研究Bのうち、特別支援教育全体に関わる重点的な課題
を総合的に解決するため、中期目標期間を見通して特定の包括的研究テーマ
(領域)を設定し、複数の研究課題から構成された研究を進める「中期特定
研究」として、3課題を位置付けています。

 上記の他、「専門研究A、専門研究Bにつなげることを目指して実施する
予備的、準備的研究」として、次の1課題を単年度で実施します。

・小・中学校等で学習する重度の障害のある子どもの教育の充実に関する予
備的研究-就学の経緯、交流及び共同学習の状況等に焦点をあてて-

 また、共同研究は、(1)視覚障害のある児童生徒のための校内触知案内図
の作成と評価、(2)特別支援教育における支援機器活用ネットワーク構築に
関する研究-高等専門学校との連携による支援ネットワークの構築-、(3)
小児がん拠点病院を中心とした院内学級の実地調査と課題分析、を引き続き
実施することとし、他の課題についても現在検討中です。

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【4】海外情報の紹介
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●フランス国立特別支援教育高等研究所(INS-HEA)からの訪問
                 齊藤 由美子(企画部 総括研究員)

 平成27年3月5日、本研究所とフランス国立特別支援教育高等研究所(INS
-HEA)との研究協力協定締結に係る協議のため、INS-HEA国際部門長のNel 
Saumontさんが来日されました。
 Saumontさんは、まず、横浜市教育委員会、横浜市立八景小学校の通級指
導教室、横浜市立中村特別支援学校、筑波大学附属久里浜特別支援学校を訪
問されました。各校の教育活動を熱心にご覧になり、日本の特別支援教育の
状況に関する理解を深められました。
 その後、本研究所を訪れたSaumontさんは、研究協力協定締結に係る協議
のほか、所内見学、特別支援教育のナショナルセンターとしての活動に関す
る情報交換、フランスの特別支援教育政策についての講演など、2日間の日
程を精力的に過ごされました。
 所内見学の中で、Saumontさんは、視覚障害者のための触れる絵画として
三次元で作成された、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を興味深くご覧になって
いました。それというのも、Saumontさんは北斎の絵がお好きで、ご自宅の
チェストにご自身で北斎の波のモチーフを描かれているのだそうです。
 引き続き行った情報交換では、Saumontさんは、本研究所の研究内容や研
修、情報普及等の事業に幅広く関心を示されました。
 「フランスにおける特別な教育的ニーズのある子どもの就学」についての
講演会では、フランスにおける特別な教育的ニーズのある子どもの学校教育
のシステム、インクルーシブな方向を目指す取組、教員養成等についてお話
をいただきました。
 このような交流を通じて、日仏の友好関係を深めることが、今後とも期待
されます。

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【5】NISEダイアリー
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            「終わりと始まり」

 このNISEダイアリーを書いている今は、3月の中頃である。平成26年度の
終わりだ。そして、別れの季節でもある。
 3月13日に、平成26年度第三期特別支援教育専門研修の研修員102名を見送
った。閉講式での顔付きは、2ヶ月前のそれとは段違い。明るさとともに指
導者としての真剣みが滲み出ていた。研修員代表の挨拶にあった、「早く地
元に帰り、受け持っている子どもたちに会いたい。」という言葉に、先生方
のこれからの実践を期待したい。そして、18日には3名の派遣研究員を送り
出した。こちらは、1年間、本研究所の研究活動に参画していただき、それ
ぞれが持ってきた研究課題に対する結論を見いだした。一人一人が地元に戻
り、活躍してくれるのを期待する。
 また、以前、当時の文部省で仕事をしていた頃にお世話になった上司を囲
む会にも参加した。この3月で退職とのこと。座右の銘が、「簡潔明瞭」と
「論より証拠」。仕事を通して、これらの言葉の意義に気付いたとのこと。
私自身もその教えを受け、これらの言葉を自分の仕事に照らし合わせて、そ
の意味を考えるようになった。言葉とはそんなもの。時間や空間を越えて、
今、考えている人の思考や行動に影響を与えてくれる。
 本研究所や久里浜特別支援学校でお世話になった職員や教員も異動する。
3月は、やはり別れの季節である。残る者は、どうやってその組織を維持す
るか、活性化を図るか、また気持ちを新たに考え、行動し始めなければいけ
ない。人は替わらない方が組織を維持しやすいだろうが、「替わらないと発
展もしない。だから、異動も大切だ。」という同僚の率直なアドバイスに納
得もする。

 このNISEダイアリーが読者の元に届くのは、4月1日。平成27年度の始まり
である。それと同時に新しい“出会い”の季節だ。
 学校であれば、入学式や始業式で季節を感じる。研究所であれば、さしず
め大幅な異動がある4月の辞令交付式であろうか。本研究所も新しい人を迎
え、また仕事を始めることになろう。
 本研究所も平成13年に独立行政法人化し、5年ごとの中期目標、中期計画
に基づく業務運営も、平成27年度で第三期を終了する。と言うことは、新年
度は第三期の総括と、平成28年度からの第四期の準備をしなければならない
年になる。本研究所のこれまでを振り返りつつ、新たな未来を創造したいも
のだ。それは、特別支援教育の充実・発展に寄与するものでありたい。そし
て、障害のある子どもの自立と社会参加に少しでも貢献したい。
 本研究所は、そんな組織でありたいと思う。

           宍戸 和成(国立特別支援教育総合研究所理事長)

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【6】研修員だより
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 今号は、平成22年度第三期特別支援教育専門研修を修了された西村恭子先
生からお寄せいただきました。

「誰もが熟成したハムのような人生を!-キャリア発達を例えて-」
            西村恭子(滋賀大学教育学部附属特別支援学校)

 私は、4年前の平成22年度第三期専門研修に参加しました。専門研修には
研究協議といって、約10名の班でテーマを設定し、課題の解決や実現に向け
て主体的・自発的に協議を行うことを目的としたコマが10コマ用意されてい
ます。メンバーとの初顔合わせとなる1回目は「もしも砂漠で遭難したら…」
というテーマで始まりました。私たち4班は結局、9名の意見がまとまらな
いうちに時間切れとなり、班担当の大崎先生を始め、周囲の人からも随分と、
研究協議の先行きを心配されました。今思えば、だからこそ逆にその後の「
絆」が強まったのかもしれません。そして、私たち4班の「絆」は研修を修
了した今でも続いています。さて、この協議は、丁寧なコミュニケーション
で、課題解決や合意形成を図ることの大切さを学べた時間でした。その後の
協議で「キャリア発達とは何か」について追求した4班は、誰もが人生の主
人公になることを願い、それぞれの人の人生を味わい深い熟成されたハムに
例えてキャリア発達を結論づけました。これを私たちは「人生ハム」と呼ん
でいます。主人公の「公」という字は「ハム」って書いてありますよね!今
現在、私は学部主事という立場になり、チームでより良い仕事をし、子ども
たち一人一人が今後、ハムのように熟成する人生の主人公となれるよう、こ
の研修の成果を活用していきたいと考えています。
最後に、研修修了まで残り5日間となった時に発生した3月11日の東日本大
震災は、私たちにとって生涯忘れられない未曾有の出来事となりました。講
義中に起きた大きな揺れ、研究所の裏山への避難、研究棟へ戻り停電の中を
4班の皆と共に励まし合って過ごした夜、久里浜付近の災害状況の報告や週
末の移動制限など、どの時間も、私たち研修員は研究所の先生方や職員の皆
様に温かく見守られていることを強く感じました。あの時は皆様に大変お世
話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

○滋賀大学教育学部附属特別支援学校のWebサイトはこちら→
 http://www.ft.shiga-u.ac.jp/

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【7】役員・研究職員の異動について
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●3月で本研究所を退職・転出した、及び4月1日付けで本研究所に着任した
役員・研究職員を紹介します。

◆3月で本研究所を退職・転出した役員・研究職員
 ・新谷 喜之   理事
 ・尾崎 祐三   教育支援部 上席総括研究員
 ・渥美 義賢   教育情報部 上席総括研究員(4月から客員研究員)
 ・小松 幸恵   企画部 総括研究員
 ・佐藤 肇    教育情報部 総括研究員
 ・庄司 美千代  教育研修・事業部 主任研究員

◆4月1日付けで研究所に着任した役員・研究職員
 ・勝野 頼彦   理事
 ・明官 茂    教育支援部 上席総括研究員(兼)教育支援部長
 ・生駒 良雄   企画部 総括研究員
 ・江田 良市   教育情報部 総括研究員
 ・若林 上総   企画部 主任研究員
 ・村井 敬太郎  教育支援部 主任研究員
 ・定岡 孝治   教育研修・事業部 主任研究員
 ・半田 健    企画部 研究員

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【8】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。

○アンケートはこちら→
 https://www.nise.go.jp/limesurvey/index.php?sid=36252&lang=ja

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【9】編集後記
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 みなさんは、どんなときに「春」を感じますか。先日、ネットを調べてい
たら、アサヒグループホールディングスの青山ハッピー研究所が2008年に調
査した「あなたが春を感じる時は?」という調査を見つけました。全国の20
歳以上の男女1,894人を対象にしたインターネット調査によると、第1位は
「空気の暖かさ」や「陽の長さ」「春一番」など、昨日までとは違う日差し
や空気に「春」の到来を実感している人が多いようです。ちなみに第2位は、
「花見」「つくし、たんぽぽ、菜の花」など植物の芽生えや生育から「春」
の訪れを感じるとのことです。また、地域によっても春の感じ方が違い、北
海道や東北、信越地方では「雪解けが始まると」という声が多く、西日本で
目立ったのは「桜、花見が気になると」という声だそうです。九州、四国地
方で高い支持が寄せられたそうです。一方、「花粉症(花粉情報)が気にな
り始めると」という声は関東、東海地方に目立つそうです。地域によっても
春の感じ方に違いがあるようです。研究所のある三浦半島では、「春キャベ
ツ」の出荷のピークは今月からだそうです。先日、しゃぶしゃぶにして食し
たら、あまりの美味しさにもう大満足です。「キャベツってこんなにも甘い
んだ!」と最高の幸せを感じるとともに、僕はこの瞬間、「春」の到来を感
じました。いよいよ新年度が始まりました。暖かい「春」の日差しのもと、
なんだかワクワク嬉しくなっちゃいますね!
                   (第97号編集主幹 大崎 博史)

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次号も是非ご覧ください。
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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第97号(平成27年4月号)
       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
           E-mail a-koho[アットマーク]nise.go.jp
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