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      国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジン
         第72号(平成25年3月号)
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■目次
【お知らせ】平成25年度専門研究にかかる研究協力機関の公募について
【お知らせ】世界自閉症啓発デー2013について
【トピックス】平成24年度国立特別支援教育総合研究所セミナーの報告
【連載コーナー】サバン -自閉症の不思議で大きな可能性- 第2回
【特別支援教育関連情報】平成25年度特別支援教育関連予算案について
【研修員だより】
【アンケートのお願い】
【人事異動等によりメールアドレスが変わる方へのお願い】
【編集後記】
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【1】お知らせ
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★NEWS★
●平成25年度専門研究にかかる研究協力機関の公募について
 前々号でお知らせしたように、平成25年度に実施する研究活動について、
意見募集を行い、教育関係者をはじめ広く国民の皆様のご意見をお寄せくだ
さいましてありがとうございました。
 本研究所では、広く関係機関等と連携し、より良い研究活動を推進するた
め、研究協力機関等の公募制度を平成24年度実施研究から開始しています。
 ご意見をも踏まえ、平成25年度専門研究のうち新規研究課題を中心に、研
究協力機関を公募しています。
 詳細は後日、Webサイトにも掲載します。

●世界自閉症啓発デー2013について
 毎年4月2日は、国連総会で定められた世界自閉症啓発デー(World Autism
Awareness Day)です。
 わが国では世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、国立特別支
援教育総合研究所は、共催機関としてこれに参加して自閉症の啓発活動を行
っています。
 世界自閉症啓発デー2013では、「共に支え合う-かけがえのないみんなの
生命(いのち)-」をテーマに、4月6日(土)の灘尾ホール(新霞ヶ関ビル
:東京都千代田区)でのシンポジウムの他に、東京タワーのブルーライトア
ップ企画(4月2日(火)15時~22時)も行われます(世界自閉症啓発デー公
式サイト http://www.worldautismawarenessday.jp/ に掲載されています)。

 本研究所では、自閉症について、この機会に多くの人たちに知ってもらえ
るよう、それによって支援が充実されるよう努めていきたいと考えています。


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【2】NISEトピックス
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★トピックス★
●平成24年度国立特別支援教育総合研究所セミナーの報告

          松村 勘由(教育研修・事業部長/上席総括研究員)

 本研究所では、平成24年度国立特別支援教育研究所セミナーを平成25年1
月29日(火)~1月30日(水)の二日間にわたり、「特別支援教育の現状と
課題-共生社会の形成に向けた特別支援教育を考える-」をテーマに開催し
ました。会場の国立オリンピック記念青少年総合センターには、延べ700名
を超える参加者をお迎えすることができました。
 1日目は、文部科学省の行政説明に引き続き、セッション1として、「共
生社会に向けた特別支援教育を考える」をテーマにシンポジウムを行いまし
た。シンポジストには、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学級・通級指導
教室設置学校、高等学校、特別支援学校のそれぞれの学びの場から全国の園
長会、校長会の代表をお迎えしました。前半の時間は、各シンポジストによ
る話題提供、後半は、意見交換として、平成19年4月の学校教育法の一部改
正以後の5年間を振り返り、現状と課題を確認するとともに、今後の特別支
援教育を展望しました。
 2日目のセッション2では、午前中の前半に、本研究所が取り組んでいる
インクルーシブ教育システム構築に関わる研究課題として、「インクルーシ
ブ教育システムの構築に向けた特別な支援を必要とする児童生徒への配慮や
特別な指導に関する研究」及び「インクルーシブ教育システムの構築におけ
る教員の専門性と研修カリキュラムの開発に関する研究」についての経過を
報告しました。後半には、聴覚障害教育と発達障害・情緒障害教育に関する
研究やトピックなどの紹介を行いました。
 午後は、昨年度まで取り組んだ研究課題のポスターでの発表とセッション
3として、3つの研究課題の成果発表を分科会の形式で行いました。第1分
科会では、「障害のある子どもの理解と指導及び支援の充実のためのICF(
国際生活機能分類)の活用」、第2分科会では、「障害のある子どもの自立
と社会参加をめざした進路指導・職業教育」、第3分科会では、「特別支援
学校(知的障害)高等部における知的障害の状態が比較的軽度の生徒への支
援」をテーマに、それぞれの研究成果として研究・実践の報告を行うととも
に、会場の参加者との質疑応答、指定討論やパネルディスカッションなどを
通して協議を行いました。
 2日間のセミナーの要点の記録は、本研究所のWebサイトに掲載する予定
です。

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【3】連載コーナー
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●サバン -自閉症の不思議で大きな可能性-
         渥美 義賢(国立特別支援教育総合研究所客員研究員)

 第2回 サバンと自閉症(1)

 サバンは自閉症で発現率が高く、両者には何らかの関係があると推定され
ています。今回は、サバンの定義と分類、自閉症と関連するサバンの特徴の
いくつかを紹介します。自閉症概念を提唱したCannerとAspergerの報告した
事例におけるサバン、自閉症と同じようにサバンもふえているのか?、サバ
ンのある自閉症者のIQ、サバンの男女比、サバンの卓越性が示される認知の
領域、についてまとめました。最近の報告では、自閉症者におけるサバンの
割合は4人に1人とされています。サバンはもっと身近な存在として受け止
め、その長所に気づくことが大切かもしれません。

 ・・・続きはこちら→
  http://www.nise.go.jp/cms/6,7927,13,257.html

 ・・・全6回の連載内容はこちらのリンクへ→
  http://www.nise.go.jp/cms/6,7827,13,257.html

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【4】特別支援教育関連情報
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●平成25年度特別支援教育関連予算案について
 平成25年度政府予算案の閣議決定にともない、文部科学省において、本年
2月、予算案の発表資料をHPに掲載しました。詳しくは下記のWebサイトを
ご覧ください。

 ○文部科学省が公表した内容はこちら→
  
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2013/02/05/1330627_5.pdf
 ※特別支援教育関連予算案はリンク先資料の17~19頁が該当します。

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【5】研修員だより
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 今号は、平成24年度第一期特別支援教育専門研修修了の相坂潤先生からお
寄せいただきました。

「これからの自分にできること」
                相坂 潤(青森県立青森第一養護学校)

 障害のある子どもの教育にかかわった13年間、肢体不自由教育だけに携わ
り、本を片手に自分なりの“努力”をしながら、必死に走り続けてきました。
そして、ふとこれまでやってきたことを振り返り「自分がやってきたことは
子どもたちのためになっていたのだろうか…」と不安に感じていた矢先、こ
の研修に参加する機会を頂きました。
 研修では、素晴らしい先生方から肢体不自由教育の真髄を学ぶことができ
たとともに、肢体不自由教育専修プログラム参加でありながら飛び込んだ「
重点選択プログラム:知的障害を伴う自閉症」では、これまでの自分の視点
とは異なる見方、考え方を学ぶことができました。また、全国から集まった
志の高い研修員の仲間たちの話を聞き、自分の視野の狭さ、知識の浅さに気
付かされたとともに、もっと学びたい、勉強したいという向上心もうまれ、
自分自身が成長するきっかけになったニか月間でもありました。
 研修を終えた今、自分には何ができるのかということを考えています。研
修で得た知識という財産、共に過ごした仲間という財産を大切にし、自分に
できること、自分にしかできないことを見つけ、取り組んでいこうと思いま
す。

 ○青森県立青森第一養護学校のWebサイトはこちら→
  http://www.tosei-w.asn.ed.jp/~sh1/

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【6】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。

 ○アンケートはこちら→
  https://www.nise.go.jp/limesurvey/index.php?sid=62135&lang=ja

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【7】人事異動等によりメールアドレスが変わる方へのお願い
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 本研究所メールマガジンを人事異動後も引き続きお届けできるよう、人事
異動後のメールマガジンのお届け先となるメールアドレスを下記URLよりご
登録くださいますようお願いいたします。

 ○メールアドレスの登録フォームはこちら→
  http://www.nise.go.jp/cms/6,1775,13.html

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【8】編集後記
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 平成24年度も残すところあと1か月となりました。今年度のまとめや新年
度の準備等で、何かとお忙しい時期かと思います。また、学校では子どもた
ちの一年間の育ちを振り返ったり、卒業式で子どもたちの新たな門出を祝っ
たり、少しの寂しさを感じつつ、子どもたちの成長を喜ぶ時期であることと
思います。
 新年度からも本メールマガジンの情報が皆様にとって有意義なものとなる
よう、所員一丸となって一層努力していきたいと思います。引き続きご愛読
いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

                    (第72号編集主幹 神山 努)

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次号も是非ご覧ください。
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       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
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