1 病弱・身体虚弱の子どもについて

 病弱とは、病気にかかっているため体力が弱っている状態です。身体虚弱とは、身体が弱いことで、病気に対する抵抗力が低下し、病気にかかりやすく、かかると重くなったり、治りにくい特徴があります。
 このような子どもたちにとって一番つらいことは、運動や食事などの制限があったり、体調が悪い時があったりするために、みんなと一緒に行動できないことです。病気であることが外見からはわからないことも多く、そのために、「すぐに言ったとおりに行動しない」とか「さぼっている」などと誤解されてしまうこともあります。

→ より詳細な情報はこちら > http://www.nise.go.jp/cms/13,919,47,189.html

2 病気の子どもへの配慮

(1)病気の子どもたちが困ってしまうこと

  • 体調が悪く、疲れやすい。
  • 体格や容姿をからかわれる。
  • みんなと別の行動をとらざるを得ないときに、「○○さんだけ、ずるい」などと言われる。
  • 一日の生活の中で、処置や服薬がある。

 病気の子どもは、友達と同じことがしたい気持ちはあるのに、同じようにできない歯がゆさ、もどかしさを感じています。

(2)病気の正しい理解について
 病気についての正しい理解が必要です。病名だけではなく、気をつけなければならない症状、体調が悪いときの対処のしかた、服薬や処置のしかた、運動や食事の制限などを知っておくことが、いざというときに役立ちます。

(3)病気の子どもや保護者の気持ちの理解について
 病気の子どもや保護者の気持ちを理解することが大切です。本人が、自分の病気のことをどのように理解しているのか、自分の病気をどう思っているのかを知ることが必要です。また、病気や治療への不安を抱えている保護者の気持ちにも気配りが必要です。子どもや保護者の思いを理解することは、適切な支援をするためには欠かせません。また、「誰に」、「どこまで」、「どのように」伝えるのか、について保護者や子ども本人の意向を確かめておきましょう。友達や周囲の大人への伝え方、他の保護者への伝え方などについて、どのような場で、どの様な言葉で説明するかを、保護者や本人と一緒に考えておくことが大切です。

(4)電源を必要とする医療機器類のための非常用電源の確保について
 電源を必要とする医療機器類のための非常用電源の確保や緊急時の対応について、日ごろから検討しておくことが何よりも大切です。また、電源を確保できない場合の応急的な対応を習得しておくことも、いざという時に役立ちます。

(5)人が密集する避難所等での感染症対策等について
 人が密集する避難所等では、感染症に留意する必要があります。病気のある子どもは、免疫力、抵抗力が低下していることが多く、さらに日常とは異なる状況になると、精神的にも不安定になり、一層、免疫力等が低下します。また、治療のために服薬している薬との関係で、感染性の疾患にかかった場合に一般的な薬を用いることができないこともあるので注意が必要です。

→より詳細な情報はこちら >
http://www.nise.go.jp/portal/elearn/shiryou/byoujyaku/supportbooklet.html(「病気の子どもの理解のために」全国特別支援学校病弱教育校長会・独立行政法人国立特別支援教育総合研究所編集) 

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