金野 有紀子 北海道立新篠津高等養護学校
作品
一版多色版画で、色を重ね、重厚なマチエールが感じられると共に、つきぬけるように表現されている。[微妙な手の動きが苦手な生徒だが、シャープな線が描けた。)
大鷹 伸也 北海道立新篠津高等養護学校
作品
一版多色木版により、マティスの踊る人を素材にした。大胆な構図と補色を使い、燃え上がる情景が表現されている。
澤田 愛 北海道立白樺高等養護学校
作品
想像上の生物に興味のある作者は、人魚にへびのイメージをプラスし、全くのオリジナルの人魚を創作しました。
田湯 加那子 北海道立伊達高等養護学校
作品
イラストボードに色鉛筆で彩色しました。
佐藤 宏平 岩手県立宮古養護学校
作品
習字の学習は、大好きです。大きく、大胆に書くことが課題の宏平君ですが、初めに目をかくと、「よおし!」と気合が入りました。見て、まねてかくことがとても上手になってきました。
岩崎 香織 三愛学舎養護学校
作品
クレヨンで幾層にお重ね塗られた。底には色々な人たちの顔が隠れています。何を描こうとしたのかわかりません。約3ヶ月でやめました。その日によって自分の好きな色があるようです。画用紙の重さが2倍半になりました。
草野 浩一 仙台市立鶴谷養護学校
作品
ゴム版を彫刻刀で彫りました。ゲフォルメされた時計台のイメージが生きるように輪郭は太い線になっています。夏らしい雰囲気で2版目はブルーの版を重ねました。
小川 翔太 宮城県立拓桃養護学校
作品
ベニヤ板を切って、抽象形を半立体で表現しました。スクリブル表現から始めて、自分らしい形と色彩を表わす努力をしました。
斎藤 翔太郎 山形県立鶴岡養護学校
作品
ちょっとお酒が入っているのか、ほっぺを赤くしたおとうさんです。「しょうたろう!温泉にいくぞ!!」やっぱり湯海温泉が一番です。
本間 洋平 山形県立鶴岡養護学校
作品
高等部の農園芸班で、だれよりも働き者の洋平君。野菜たちへのねがいをこめて描きました。これからもがんばるぞー!
大平 広之 福島県立富岡養護学校
作品
絵画(水彩画)
渋谷 清則 福島県立富岡養護学校
作品
砂絵
平田 美穂 茨城県立水戸養護学校
作品
卓上の静物を下地を生かしながら、ペインテイングナイフを使用し、力強く描いています。色彩も強い色を用いながら、調和がとれ、きれいな色調です。また空間感もあり、さわやかな作品となっています。
川又 真理子 茨城県立水戸飯富養護学校
作品
三原色と白の絵の具だけを用いて色を作り、実際に学校内の農場で栽培した大根を収穫してきて触れてみながら描かせました。大根の生き生きした様子を画用紙いっぱいに力強く表現することが出来ました。
桑原 幸平 栃木県立わかくさ養護学校
作品
はじめて取り組んだ油絵です。大好きな富士山の秋の様子を現しました。
清水 継太 群馬県立榛名養護学校
作品
手足を激しく動かして踊る人を描きました。普段はおとなしいけれど、心の中で思いっきり踊ってみたいです。絵の具を混ぜながら、ダンボールの紙で一気に描きました。
日脇 洸成 群馬県立赤城養護学校太田分校
作品
完成度の高い絵の中にあって、仕上がりを気にせず絵の中に入り込んで描いている日脇君の息吹きが伝わり、海の中で泳いでいる臨場感が伝わってきます。左側の明るい部分と右側の暗い部分に明暗を使い分け、海の広がりもよく表現されていいます。色を描きたいという本人の欲求で描きました。どうして魚なのと聞いたところ、「海の中で自由に泳いでいるから」と答えました。入院生活をおくっている日脇君にとって、「仲間と一緒に自由に泳ぎ回れる魚」は憧れなのかもしれません。
吉澤 将宏 埼玉県立大宮北養護学校
作品
体験したこと、視たことを自分で中で再構築Sながら描いている。この絵はLOVE・LOVEというタイトルであるが大好きなデイズニーランドをテーマとして描きました。
尾崎 瑛子 千葉県立我孫子養護学校
作品
白黒のコントラストを強調して犬の愛らしさを表現しました。家にもち帰ったり、休憩時間等にもコツコツと彫る等意欲的に取り組めました。
石井 美穂 千葉県立柏養護学校
作品
初冬の柏の葉公園の様子(紅葉した状態)や子供たちが遊んでいる様子を描きました。
小嶌 梨紗子 神奈川県立座間養護学校
作品
生徒が扱いやすいドライポイント紙を使用。まず鉛筆で下図を描き、その線を生かしてニードルで丹念に彫って仕上げました。印刷は黒一色の版画インクを使用しました。
松本 卓 神奈川県立座間養護学校
作品
高等部に入学して油彩としては2つ目の作品。今回は「友達、先生の顔」というテーマで自ら選択して男性の教員をモチーフとして描いた。
新倉 麻希 神奈川県立座間養護学校
作品
淡彩の色のつけ方を知り、今までベタ塗りをしていたのをやめて、ビンの透明感に気づいてその材質感を表わそうと努力した作品です。
辰野 里味 石川県立ろう学校
作品
マーカーの線で大胆に人物を描き、いもを掘る時の期待感やいもを掘る時の辰野さんの動作が面白いですね。顔を鏡に写してじっくり描きました。
久保 辰也 富山県立富山ろう学校
作品
ドライポイント
柳瀬 敏男 富山県立富山養護学校
作品
やや厚塗りの絵の具の青と茶色の建物、そして緑のかたまりの三つの関係が力強くしかもリズミカルな世界をつくりだしています。蛍光ペンの使い方も、とても効果的です。学校敷地内の「子供の城」の建物をたのしく、自由に想像を加えて作品に仕上げました。
武内 英慶 福井県立嶺南東養護学校
作品
筆のかわりに、歯ブラシを使ってダイナミックに描きました。かすれ具合に思わぬ効果がでました。
植出 良寛 福井県立福井養護学校
作品
絵のラクスチャ−(肌合い)にこだわらず、素直に友達の絵を描いてます。鉛筆の線がいきいきとしていて笑う野坂君の表情を良く表現しています。また服の青と顔や背景の明るい部分の対比がさわやかで新鮮な空間が出ています。水を混ぜると絵の具に変わる色鉛筆を使って、彩色しています。
古木 香里 山梨県立あけぼの養護学校
作品
手を使うことに消極的で、ペンや筆を持って描くことがまだできないので、柄をつけたスポンジでスタンプのようにして毎日少しずつ描きました。色は絵の具を3個ずつ提示する中で自分で選びました。
横森 大 山梨県立甲府養護学校
作品
陶芸の作品や果物など手元に置いて描きました。手の可動ぎりぎりまでじっくり対象と取り組んだ習作です。まだまだ描くそうです。
伊藤 美保 岐阜県立関養護学校
作品
和紙の持つ風あいを巧みに生かしており、やわらかくて、しかも奥行きを感じる作品となっています。画面から少し離れて見ると、更に詳しく景色が見えてきます。和紙の微妙な色合いを大切にし、全体としてやさしい雰囲気の出た貼り絵が出来ました。
鈴木 将平 静岡県立静岡北部養護学校安倍分教室
作品
花をよく見て描きました。横向きの花を描いたところがとてもユニークです。花の中で遊んでいる蟻と蝶がとても楽しそうです。下描きや、色作りを丁寧にやり、明るい夢のある花の絵になりました。
鈴木 将斗 静岡県立静岡南部養護学校
作品
初めての木版画ですが、大好きな友達のことを考えながら彫りました。彫刻刀にまだ慣れていないので、細かな技術はあまりありませんが、のびのびとして優しい気持ちが表現できたと思います。
越智 優樹 愛知県立名古屋盲学校
作品
四つ切画用紙いっぱいに宇宙探検の様子をクレヨンで力いっぱい描きました。
林 宏樹 愛知県立名古屋聾学校
作品
机の上に様々な形の貝などを配置し、ていねいに写生しています。鉛筆の線と色鉛筆やパスの色とがうまく溶け合い画面全体に透明感のある世界をかもし出します。
高田 主悦 愛知県立名古屋盲学校
作品
小さな作品ですが、色使いに深みを感じています。触っても絵を鑑賞出来るように工夫されており、作者の思いとコミュニケーションを交わすことが出来ます。発泡スチロールを使って、凹版を作り、石膏を流し凸面のある作品にしました。触って理解出来る作品にするために考えたものです。
日置 真由美 三重県立度会養護学校
作品
自分の思いを詩として表わし、そして、詩に含まれた心を絵にしました。
菊森 俊弥 三重県立度会養護学校
作品
感じたことを詩にしました。そして、詩に合わせ、その時の気持ちを風景としてバックに絵として表わしました。
信谷 弘光 大阪教育大学教育学部附属養護学校
作品
題名を見る前は何が描かれているのかなと、いろいろ想像し何か分からないけれどいい絵だなと思いました。画面を大胆に分割し、カラ−ペンの鮮やかな色の対比が美しく、造形的にもとてもよく出来ています。この絵を見る人のイメージが、絵を通して広がっていくところがとてもいいですね。カラーペンで色彩豊かに描かれ、何かを模写することなく自分なりのイメージで表現しました。集中力を持って、伸びやかに自分の世界を見せてくれます。
前野 美由希 大阪府立交野養護学校
作品
主題の絵を描く、画用紙での版つくり、そして印刷をして完成するという、それぞれの作業内容に変化があり、扱いやすい紙が素材であるという利点があります。
西岡 美由希 兵庫県立高等養護学校
作品
気になる友だちをじっくり観察し、丁寧に仕上げた色彩も混色を慎重に行い、気にいった色が作り出せたところで、着彩した。真面目に取り組み、思いの出た作品である。
廣瀬 拓郎 兵庫県立高等養護学校
作品
本人にとって元気の良い細谷君(モデル)はある種の憧れがあったのだろう。モデル以上に社交的に目や口を大きく描き上げ、画面中央に配した構図はその表れだと考えられる。モデルに委ねた思いを丁寧に作品の中に描きました。
小橋 康弘 奈良県立七条養護学校
作品
指先のみを駆使し、特殊なマウスを使って、CGソフトを利用し、コンピューターで造りました。
田中 拓也 鳥取県立鳥取聾学校
作品
一版多色木版による版画で、躍動感あふれる線使いに、はっきりと力強い色使いをした作品です。
吉田 拓馬 島根県立盲学校
作品
アクリル絵の具を油絵の具のように使い、ギラギラして激しいリズムが聞こえてきそうです。色や形を大胆に使い、単純になりがちな画面構成を面白くしています。ベースの弦が筆のタッチや色使いで震えながら音が出ている感じがよく描けています。
平田 務 岡山県立西備養護学校
作品
竹ペンと墨でくぬぎの枝をかきました。ペンの太い、細いを使い分け、丸みや質感がうまく出せています。青、赤、朱、れもん、黄の5色を使い、自分の納得のいくまで色づくりをして着色しました。
西村 直起 倉敷市立倉敷養護学校
作品
色鉛筆を使用した緻密な筆使いのカラフルな作品。独自の色使いでデザイン性の高い作品に仕上がっています。
藤田 裕子 山口県立防府養護学校
作品
少しずつ大人に近づいていく今の自分の心をじっと見つめて描きました。大好きな青い画用紙に、ろうで地模様をつけた後、線描画に
木本 敏彦 山口県立豊浦養護学校
作品
画面全体に広がる構図と赤と青の配色が目を引きます。二匹の蛇の頭の向きがスピード感を更に盛り上げます。人の配置もリズミカルで楽しさが溢れています。今年の運動会で高等部全員による団体演技としてくんち(蛇踊り)を成功させました。黄色の竜は、「太陽」を、青い竜は「豊浦の海」をイメージして、みんなで力を合わせて勇ましい動きを作りだしました。その思い出の絵です。
新井 さやか 徳島県立聾学校
作品
自分達が住む地球を大切にしていきたいという思いを込めて製作したもの。木版の木目を生かすように工夫した。
小川 景子 徳島県立聾学校
作品
一枚の木版を色分けして刷る方法を用いた.空一面に広がる星が、輝き流れる様子を明るいパステル色を使って表現した。
田島 哲 香川県立盲学校
作品
のびのびとした線と淡い色彩で通学通勤する人たちが生き生きと描かれた作品である。弱視のため水性鉛筆で色をつけている。風景全体を見ることが困難なので、近くまで行ったり想像して描いている。遠近法を初めて意識して描いた作品である。
茨木 翔 香川大学教育学部附属養護学校
作品
自分のみのまわりにあるものの中から好きなもの、大切なものを選んでペンで描きました。
越智 進 愛媛県立第三養護学校
作品
点描の技法を生かし、丁寧に作品を仕上げています。親子の牛の仕草や表情に穏やかさを感じることが出来ます。遠くには他の動物の姿も見えています。一人で図書館に行き、題材を選んで表現した作品である。画材はアクリル系の絵の具を使って彩色し、ポスター及びサインペンで描きました。
高橋 信仁 愛媛県立松山盲学校
作品
青色を中心にして、思いきった色ぬりができました。花を観察したあと、使用したい色名を指導者に伝え、色を選んでもらってから自由に表現しました。熱心に組めてい作品に仕上がりました。
宇賀 智子 高知県立高知若草養護学校
作品
水を多めにして溶いた絵の具を筆にたっぷりとつけて画面全体に数色散らし、画用紙を傾けたり回転させて出来る絵の具の流れる線の軌跡の面白さを求めました。大都会の夜景のイメージです。
瀬尾 輝 高知県立高知若草養護学校
作品
画面の重厚さを出すために紙粘土を塗って、下地を作り、画面全体を絶えず確かめながらいくつかの技法を組み合わせて、色を少しずつ置いて構成しました。
井出 博子 福岡県立福岡高等聾学校
作品
鏡に映る自分の顔をよく特徴をとらえ描きました。
井出 博子 福岡県立福岡高等聾学校
作品
週末に家族で出かけた水族館の写真をもとに製作しましたが、キャンバスに描いているのは山と太陽でした。「お魚ではないんですか?」ト尋ねると、「朝!朝!」ト答えるので朝日を背にした山々がとても綺麗だったことを思い出し描いたのだと理解しました。
川崎 まり子 福岡県立福岡高等聾学校
作品
身近な環境についてのポスターを製作しています。
三浦 桂吾 長崎県立ろう学校
作品
透明水彩絵の具の特色を十分に生かし、美しい世界を作り出しています。一つ一つの妖精に愛情を込めた作者の願いがつたわってきます。透明水彩を使用、「明るく楽しい僕の妖精の世界をみてほしいです。感想を教えていただければ幸いです。」
田上 拓馬 熊本県立熊本聾学校
作品
以前、家族で見に行ったサーカスの様子を木版画に表現しました。空中ブランコの躍動感、ライオンのショー等、全体を構成し、様々な彫刻刀を工夫して細かく表現しました。
松尾 孝敏 長崎県立桜が丘養護学校
作品
恐竜をテーマに色ペンを使って描きました。模様を描くことを楽しみ、表現しました。
穐田 真一 熊本県立熊本聾学校
作品
修学旅行の中で、特に心に残ったことを自分なりに整理し、画面構成をねり上げました。画面の隅々まで丁寧に彫りこまれ見る者を引きつけます。沖縄へ修学旅行に行くとき、ひめゆりの塔について学習し、実際にひめゆりの塔を見学した。その時に思い浮かんだ、戦争の悲惨さや懸命に生きた少女たちの様子を木版画で表現しました。
宇都宮 理恵 大分県立臼杵養護学校
作品
クレヨンで下描きし、水彩絵の具で着彩しました。
佐藤 麻香 宮崎県立宮崎赤江養護学校
作品
同じ版を使い、朝と夕のイメージを着彩により分ける発想がいい。
岡田 智恵 宮崎県立宮崎養護学校
作品
夏に遊びに行った海辺の砂を画面に着けたのでしょうか?しっかりとしたテクスチャー[肌合い)を作り、着彩してから軽やかに線で描いています。最初にこの絵を見た時は逆さまかなと思ったのですが、逆さまだろうが、そうでなかろうがこの絵の場合はどちらでも良いように思いました。それは、どちらにしても岡田さんの内面がよく伝わってきます。また、硬くなりがちな絵ですが、画用紙の輪郭を工夫して四角にせず、台紙と絵とのバランスを考えてのもいいですね。額装をして出品する時は額を含めて全体が作品ですから、とってもいい出品の仕方だと思います。海の砂を木工ボンドで溶いて、画面に好きなように塗り、その上から、割り箸ペン出引っかいて線を描き、ポスターカラーやクレヨンを使って、ペイントやドローイングをしました。
知念 健 沖縄県立島尻養護学校
作品
描くことが大好きな彼、「好きなように描いていいよ」と紙をあげると、マジック等を使用して、よく「車」を描く。下書きやデザインといったファンデーションは一切なく、日頃よく観察している好きな車のパーツを組み合わせ、自分の感情が指示するままスイスイと楽しそうに描きこんでいく。ストレートに表出された彼の作品からは、生き生きとエネルギーがあふれ、見るものを元気に楽しくする。
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