1.触素材を貼り付ける形式
1)「風船」の絵本 (自作) 〔台紙はB5版縦〕 |
<ストーリー> 女の子が手に持っている風船が、少しずつ大きくなり、女の子とともに上昇し、それがカラスにつつかれてばらばらになってしまうが、実は夢だった。 |
<絵> (1)〜(8) |
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<絵の説明> (1)女の子(高さ6.5cm、服をフェルト、顔をコミュニケーションボードによる円形)(注)が風船(ゴムの触素材の円)(直径2cm)を持っている絵。(風船は台紙の中央下、女の子はその左下)(風船と女の子の手は紐でつながっている) (2)風船が少し大きくなった絵(風船の直径4cm)。(女の子の絵はなし) (3)さらに大きくなった絵(直径6cm)。(同上) (4)さらに大きくなった絵(直径8cm)。(同上) (5)風船が上へと位置を変えた絵。(同上) (6)カラス(毛の素材。くちばしの部分は固い紙の素材)がそれをくちばしでつつく絵。(同上) (7)風船が破裂してはばらばらになる絵(扇型に8等分して、それらの間を5mmあける)。(同上) (8)最後に風船の形も大きさも元どおりになり、それを女の子が持っている絵(最初の絵と同じ)。 |
<文章> (1)おんなのこは、おまつりで おかあさんに ちいさな ふうせんを かって もらいました。 (2)「この ふうせん、もっと おおきくならないかな。」と おもっていると、 あらら ふしぎ、どんどん ふくらみ はじめました。 (3)どんどん ふくらみます。 (4)もっと ふくらみます。 (5)すると どうでしょう。 ふうせんを しっかり もっていた おんなのこは フワフワと そらに うかびあがりました。 (6)すると、 カラスが やってきて 「こりゃ、なんだ?」と ふうせんを くちばしで チョンと つつくと。 (7)「パアアン」 ふうせんは はれつして しまいました。 おんなのこが おちるよ。 (8)おんなのは、 はっとして めをさましました。 そう、 ゆめを みていたのです。 おんなのこの てには しっかりと ふうせんが にぎられて いました。 |
注:人物の造形については、服を一枚のフェルトで作製し、顔をコミュニケーションボード(発泡スチロールの両面にケント紙が貼ってあるもの)で作製することを基本とした。顔については、特に目鼻はつけていない。横向きの顔には鼻を突出させたものもあるといった程度である。また、手足をコミュニケーションボードでつけたものもある。
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