研究ページ

自閉症・情緒障害特別支援学級における自立活動の個別の指導計画の作成・活用状況に関する調査

研究班活動による調査

研究紹介

研究代表者
柳澤 亜希子
研究分担者
李 熙馥、棟方 哲弥
研究班
自閉症班
期間
平成30年度

概要

 自立活動は、障害のある個々の幼児児童生徒が自立を目指し、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するための指導であり、特別支援学校の教育課程に位置付けられている指導領域です。自立活動の指導では、一人一人の障害の程度等の実態差を考慮し、個別の指導計画を作成することが義務付けられています。従来、自立活動の指導は、特別支援学級においても「特別の教育課程」として実施することが可能でしたが、新しい小・中学校の学習指導要領では特別支援学級で自立活動の指導を取り入れることが新たに明示されました。また、当学級に在籍する全ての児童生徒に対して、個別の指導計画の作成が義務付けられました。これらのことから、小・中学校の特別支援学級においては、自立活動の指導の進め方や個別の指導計画の作成・活用についてより一層、意識が高まることが予想されます。

 本調査では、自閉症・情緒障害特別支援学級における自立活動の指導の個別の指導計画の作成と活用(作成歴、作成状況、作成の意義、機能、活用度)、自立活動の指導の目標設定と指導内容の設定、評価で困難に感じていること等を明らかにすることを目的とします。

◆本研究で実施したアンケート調査の結果については、こちらをご覧下さい。

「自閉症・情緒障害特別支援学級における自立活動の個別の指導計画の作成・活用状況に関する調査」(2019年9月日本特殊教育学会第57回大会ポスター発表) [392K pdfファイル]

自閉症研究班