障害のある児童生徒のキャリア教育及び就労支援に関する研究班 「障害のある児童生徒のキャリア教育に関わる教員の専門性に関する研究」
テーマ別研究
研究紹介
- 研究代表者
- 榎本容子(班長)
- 研究分担者
- 相田泰宏(副班長) 伊藤由美 井上秀和
活動の趣旨・目的
「障害のある児童生徒のキャリア教育及び就労支援に関する研究班(キャリア班)」では、キャリア教育・就労支援に関して、教育現場の課題解決に資する柔軟かつ幅広い研究活動を進めていくこととしている。また、併せて、重点課題研究「高等学校における障害のある生徒の社会への円滑な移行に向けた進路指導と連携の進め方等に関する研究」の遂行に資する基礎的知見を得ることをねらいとしている。
主な活動内容(令和3年度~7年度)
研究活動①
- 小・中・高等学校に在籍する障害のある児童生徒のキャリア教育に取り組む教員に求められる専門性の整理
- 整理した専門性を学校現場に分かりやすく啓発・普及していくためのリーフレットの作成等
研究活動②
- 特別支援学校におけるキャリア教育に関わる教員の指導力の向上に資する情報の収集
- キャリア・パスポートの活用に係るQ&A集の作成等
令和3年度~5年度の活動
研究活動①
- 令和3年度~4年度
小・中・高等学校に在籍する障害のある児童生徒に対するキャリア教育に焦点を当て、小・中・高等学校における障害のある児童生徒のキャリア教育に取り組む教員に求められる専門性を、「キャリア・パスポート」の作成・活用に焦点を当てながら整理していく。令和3年度は高等学校段階、令和4年度は中学校、小学校段階に焦点を当て、情報収集を行う。 - 令和5年度
令和3~4年度の研究活動の知見を踏まえつつ、障害のある児童生徒の自立と社会参加に当たり、特に付加的に求められるキャリア教育に関する基本的知識や能力について整理していく。このために、班内での協議、研究協力者を対象とした研究協議会及び個別の意見聴取、学校現場を対象とした情報収集、学会等での発表を通じた現場との意見交換等を行う。
研究活動②
- 令和4年度
特別支援学校(小学部~高等部)に焦点を当て、障害のある児童生徒に対するキャリア・パスポートの効果的な作成・活用を中心として、先駆的かつほかの学校で参考となる事例(家庭や関係機関と連携した切れ目ない支援に関する取組、ICTを活用した取組等)や、実践上の工夫等について、情報収集を行う。 - 令和5年度
学校現場を対象とした情報収集、研究会・学会での発表を通じた現場との意見交換等を実施するとともに、令和6年度から取り組む予定のQ&A集の作成等に向けた検討を進めていく。