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●目的
平成19年12月18日の国連総会において、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、世界の各国において自閉症に関する啓発の取組を実施することが要請されています。
今年で6回目を迎えた「世界自閉症啓発デー2014」は、日本実行委員会の企画で4月6日に灘尾ホールで開催されましたが、さらに多くの地域における啓発活動が求められています。
12月3日から9日までの「障害者週間」は、障害者福祉への関心や理解を深め、誰もが参加できる社会をめざすことを目的として定められました。横須賀市では「障害者週間キャンペーンYOKOSUKA」の名称のもと、各種イベントを開催します。
この一環として、本研究所では知的障害のある自閉症の子どもの教育を行っている筑波大学附属久里浜特別支援学校とともに、「世界自閉症啓発デー2014in横須賀」を開催しました。
このイベントでは、横須賀地区自閉症の親の会等の協力や横須賀市の後援を得て、昨年度に引き続き「自閉症の世界を知ろうよ〜ちいさな つながりを ひろげよう〜」をテーマに、自閉症の方とその家族の地域とのつながりについて考えました。
●日時・会場
2014年12月6日(土曜日) 13時〜16時半
会場:横須賀市総合福祉会館5F ホール
●プログラム
開会あいさつ
主催者あいさつ
世界自閉症啓発デー趣旨説明
映画「星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜」上映
休憩
自閉症についてのミニ講義
自閉症のある方からのメッセージ
閉会あいさつ
●主催
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所、筑波大学附属久里浜特別支援学校
●共催
横須賀地区自閉症児・者親の会「たんぽぽの会」、筑波大学附属久里浜特別支援学校PTA
●後援
横須賀市、横須賀市教育委員会
●当日の様子
今年度は「世界自閉症啓発デー2014 in 横須賀」が、昨年度に引き続き横須賀総合福祉会館で盛大に開催され、スタッフも含め、約160名の参加がありました。
●主催者あいさつ
●世界自閉症啓発デー趣旨説明
●映画「星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜」及び自閉症についてのミニ講義
(資料は、こちらをご覧ください)
映画「星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜」を視聴して、映画に登場する自閉症のある子ども かおる と らん の特徴をもとに、自閉症の理解と支援について考えました。この映画を通して、自閉症のある方に対して支援を行う際には、「本人の強みや得意を活かす」「本人の苦手さを軽減する」「本人がうまくできたことを実感する」「なぜ、そのように行動するのかという視点をもつ」「支援者を支える」「地域等の周囲からの理解を得る」という観点が重要であることを感じました。
●自閉症のある方からのメッセージ
最初に、都内中学校に通う自閉症のあるお子さんの保護者から、幼少の頃から現在に至るまでのお子さんの成長過程が報告されました。幼稚園や学校などの周囲から適切な支援を受けながら成長し、最近ではホノルルマラソンで完走したなどのエピソードなどが紹介されました。次に、お子さんご自身から、充実した中学校生活を過ごしていることが発表されました。とても立派な発表でした。お二人のメッセージを通して、自閉症の理解を深めることができました。
●筑波大学附属久里浜特別支援学校の幼児児童の作品展示
休憩時間には多くの方が幼児児童の作品を見て、参加者同士の情報交換を行っていました。
●閉会あいさつ
◆前年までのイベントの情報
*本コンテンツ内の資料は無断転載を禁じます。
世界自閉症啓発デー2010in横須賀
世界自閉症啓発デー2011in横須賀
世界自閉症啓発デー2012in横須賀
世界自閉症啓発デー2013in横須賀
◆本イベントは、筑波大学附属久里浜特別支援学校と共同で主催しています。
筑波大学附属久里浜特別支援学校の報告は、こちらをご覧ください。(久里浜特別支援学校のサイトへ行きます)
世界自閉症啓発デー2013in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2014in横須賀の報告