マンスフィールド研修員の受け入れ
諸外国の最新動向の把握や海外の機関との研究交流
インクルーシブ教育システム推進センター
米国のマイク・マンスフィールド・フェローシップ法に基づき米国国務省が実施する「マンスフィールド研修」は、日本の外務省及び人事院の協力の下行われ、米国連邦政府職員が日本政府機関等での実務研修を約1年間受けるというものです。特総研では、第27期研修員エンケムジカ・オファディレカラサーズさんを約2週間、研修員として受け入れました。
エンケムジカさんは、米国教育省 計画・評価・政策開発部 助成金政策室の職員で、日本の特別支援教育を含む教育制度に関心を高く寄せられていました。特総研では、本研究所の活動に関する概要を紹介したほか、事務的業務を具体的に説明したり、研究職員の専門分野や部・センターの業務内容を詳しく説明し、アメリカでの状況と比較しながら、意見交換をしたりしました。
特総研の隣にある久里浜特別支援学校(知的障害を伴う自閉症の幼児・児童を対象)も視察しました。児童の、英語の学習で覚えた英単語を使いコミュニケーションをとろうとしたり、アルファベットのブロックをABC順に並べたりしてする学習を参観されました。
本研修では研修員と研究職員とが、両国の特別支援教育について十分に意見交換をすることができ、特総研の職員も多くの学びがありました。今回得た知見を、海外の特別支援教育に関する情報収集に生かしていければと考えます。