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●目的
平成19年12月18日の国連総会において、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、世界の各国において自閉症に関する啓発の取組を実施することが要請されています。
今年で7回目を迎えた「世界自閉症啓発デー2015」は,日本実行委員会の企画で4月4日に灘尾ホールで開催されましたが,さらに多くの地域における啓発活動が求められています。
12月3日から9日までの「障害者週間」は、障害者福祉への関心や理解を深め、誰もが参加できる社会をめざすことを目的として定められました。横須賀市では「障害者週間キャンペーンYOKOSUKA」の名称のもと、各種イベントを開催します。
本研究所では,この一環として知的障害のある自閉症の子どもの教育を行っている筑波大学附属久里浜特別支援学校とともに,「世界自閉症啓発デー2015in横須賀」を開催しました。
このイベントでは,横須賀地区自閉症の親の会等の協力や横須賀市の後援を得て,昨年度に引き続き「自閉症の世界を知ろうよ〜ちいさな つながりを ひろげよう〜」をテーマに,自閉症の方とその家族の地域とのつながりについて考えました。
●日時・会場
2015年12月5日(土曜日) 13時〜16時半
会場:横須賀市総合福祉会館5F ホール
●プログラム
開会あいさつ
主催者あいさつ
世界自閉症啓発デー趣旨説明
映画「シンプル・シモン」上映
休憩
自閉症についてのミニ講義
自閉症のある方からのメッセージ
閉会あいさつ
●主催
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所、筑波大学附属久里浜特別支援学校
●共催
横須賀地区自閉症児・者親の会「たんぽぽの会」、筑波大学附属久里浜特別支援学校PTA
●後援
横須賀市、横須賀市教育委員会
●当日の様子
「世界自閉症啓発デー2015 in 横須賀」が、昨年度に引き続き横須賀総合福祉会館で盛大に開催され、関係者を含めて約190名の参加がありました。
●開会あいさつ
●世界自閉症啓発デー趣旨説明
●映画「シンプル・シモン」及び自閉症についてのミニ講義
(資料は、こちらとこちらをご覧ください)
映画「シンプル・シモン」を視聴して、映画に登場するアスペルガー症候群のあるシモン青年の特徴や登場人物との関わりをもとに、自閉症の理解と支援について考えました。
また、この映画を通して、「自閉症のある人を受け容れること」、「自閉症のある人と共に生きること」について、ミニ講義で考えました。
●自閉症のある方からのメッセージ、対談
最初に、神奈川県内の特別支援学校高等部に通っている自閉症のある当事者の方ご本人から、幼少期から現在までのことと、今後についてメッセージを頂きました。その後、ご本人が小学部の頃にお世話になった先生、保護者の方を交えてお話してもらいました。
●子どもたちの作品展示
会場には筑波大学附属久里浜特別支援学校の幼児児童が作成した作品を展示しました。
また、障害者週間キャンペーンYOKOSUKAのあったかハート交流会でも展示された、横須賀市立大津中学校やまもも学級の生徒が作成した作品も展示しました。休憩時間には多くの方が作品を見ていました。
●閉会あいさつ
●本イベントは横須賀市立横須賀総合高等学校の生徒さんなど多くのボランティアの方にも支えられて行われました。
◆前年までのイベントの情報
世界自閉症啓発デー2010in横須賀
世界自閉症啓発デー2011in横須賀
世界自閉症啓発デー2012in横須賀
世界自閉症啓発デー2013in横須賀
世界自閉症啓発デー2014in横須賀
◆本イベントは、筑波大学附属久里浜特別支援学校と共同で主催しています。
筑波大学附属久里浜特別支援学校の報告は、こちらをご覧ください。(久里浜特別支援学校のサイトを開きます)
世界自閉症啓発デー2013in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2014in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2015in横須賀の報告