第24回アジア・太平洋特殊教育国際セミナ-
当研究所では、10月11日から10月16日の6日間にわたって、第24回アジア・太平洋特殊教育国際セミナ-を開催した。
同セミナ-は、当研究所が日本ユネスコ国内委員会との共催で昭和56年から開催しているもので、今年は「感覚障害を伴う重複障害児(盲ろう児を含む)への教育的支援」をテ-マに、オ-ストラリア・バングラディシュ・中国・インド・インドネシア・韓国・マレ-シア・ネパ-ル・フィリピン・スリランカ・タイの11カ国の研究者や教育官等が参加した。
12日の開会式では、細村理事長の挨拶に引き続き、日本ユネスコ国内委員会を代表して、文部科学省国際統括官付秋山和男ユネスコ協力官が挨拶された。引き続き、当研究所教育支援研究部中澤惠江総括主任研究官による「日本における『盲ろう』教育の展開と重複障害教育への貢献」及び、この日のためにノルウェ-から来日された西部盲ろう資源センタ-/ホ-クランド大学病院所属の臨床神経心理学者 ジュ-ド・ニコラス氏による「『盲ろう』と神経科学:教育へ意味するところ」をテ-マに基調講演が行われた。
13日から14日の午前にかけては、各国代表者による国別の報告が行われ、14日の午後には、会議の締めくくりとして、総括協議及びまとめが行われた。また15日には海外からの参加者14名による横浜市中部地域療育センタ-の見学が行われた。
- 挨拶をする細村理事長
- 日本ユネスコ国内委員会を代表して挨拶される秋山和男ユネスコ協力官
- 基調講演者ジュ-ド・ニコラス氏(ノルウェ-)
- 基調講演者 中澤惠江氏
- 各国からの代表者
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(前列:左からオ-ストラリア、バングラディシュ、中国、インド、インドネシア、日本、ノルウェ-(基調講演者)、秋山ユネスコ協力官、細村理事長、マレ-シア、ネパ-ル、フィリピン、韓国、スリランカ、タイ 後列:研究所職員と外国から参加のオブザ-バ-)