障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

拡大教科書作成システムの開発とその教育効果の実証的研究-平成16年度における研究の進捗状況

平成16年度における研究の進捗状況

 今年度の研究体制は、10名の研究協力者と5名のオブザーバー、2つの研究協力機関で構成されています。また、10月からは研究パートナーとして新たに千葉県立盲学校が加わることとなりました。研究協力者は、さらに編集作業班と研究全体の助言者班に分かれて、それぞれの役割を担って 研究活動を行っています。

 今年度の主な研究活動の経過及び関連する動きは以下に示すとおりです。

平成16年6月24日

 当研究所において第1回研究協議会(全体会)を開催しました。

  • 研究協議会では、本研究の概要について研究協力者間での共通理解が図られ、今年度の研究計画が確認されました。
平成16年7月

 文部科学省において、来年度から盲・聾・養護学校で採択される小学校検定教科書が決定され、それを受けて、当研究所から各都道府県に対し、社会及び理科の拡大教科書出版の通知文を送付しました。

平成16年9月

 盲学校で使用される小学校社会・理科の出版社である東京書籍より、「新編新しい社会」・「新編新しい理科」の見本本を購入し、これを基に拡大教科書の編集・作成作業に取りかかりました。

平成16年10月~

 コンピュータを用いて編集・印刷を担当するDTP班により第1校の社会・理科の拡大教科書作成が始まりました。

平成16年10月30日

 筑波大学東京キャンパスにおいて、第1回教科別研究協議会(社会・理科担当班)を開催しました。

  • 教科別研究協議会では、DTP班が作成した小学校社会(3・4年生上巻・小学校理科(3・4年上下巻・6年下巻)の第1校をもとに編集作業を実施しました。
  • また、本年度の編集作業については、「拡大教科書作成マニュアル」の編集方針に従うこと、改訂された検定教科書の体裁や掲載内容に応じて、拡大教科書作成マニュアルでは対応できない部分については、その都度編集方針を共通理解しながら作業を進めることが確認されました。
平成16年11月17日

 当研究所において第2回教科別研究協議会(理科)を開催しました。

  •  研究協議会では、各研究協力員がチェックして持ち寄った第1校について、共通理解を図りながら修正する箇所について検討が行われました。
  •  DTP班がこれらを修正し、第2校の編集作業が行われます。
サイトポリシー情報公開個人情報保護調達情報・契約監視委員会| Copyright © 独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所