特別支援学校における自閉症の特性に応じた指導パッケージの開発研究 -総合的アセスメント方法及びキーポイントとなる指導内容の特定を中心に-
<お知らせ>
研究成果をまとめ、「自閉症教育実践マスターブック」として刊行しました。(平成20年2月19日)
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- 研究期間
- 平成18年度~平成19年度
- 研究代表者
- 徳永 豊(企画部総括研究員)
- 所内研究分担者
- 木村宣孝・齊藤宇開・小澤至賢・内田俊行・柳澤亜希子
- 特任研究員
- 小塩允護(愛知淑徳大学文学部 教授)
- 研究研修員
- 19年度 研修期間:平成19年4月16日~平成20年3月14日
三浦貴徳(北海道札幌養護学校)
白井博子(和歌山県立紀伊コスモス養護学校)
佐々木千尋(島根県立出雲養護学校)- 19年度 研修期間:平成19年4月16日~平成20年3月14日
- 概要
- 今後の特別支援教育の推進に当たって、特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室などにおける自閉症に特化した教育課程や指導法、学校生活の在り方についての検討が喫緊の課題となっています。本研究は、この課題に応えるために、総合的なアセスメント方法と、自閉症教育においてキーポイントとなる指導内容の特定を中心に、自閉症の特性に応じた「指導パッケージ」の開発研究に取り組みます。本研究は、平成17年度までの3年間で行ったプロジェクト研究において編集・出版した「自閉症教育実践ガイドブック」や「自閉症教育実践ケースブック」、「最終報告書」で明らかにした自閉症に特化した指導内容、指導法、環境整備などの在り方に関する発展的研究です。
- (研究の趣旨及び目的)
- 平成17年度まで,3年計画で行ったプロジェクト研究では,主として知的障害養護学校等における自閉症を併せ有する幼児児童生徒に焦点を当て,盲・聾・養護学校に在籍する幼児児童生徒の4人に1人が自閉症を併せ有することを明らかにし,自閉症の特性に応じた指導の在り方について,ガイドブックやケースブックの編集,自閉症教育実践セミナーの開催などにより「わが国における自閉症教育のスタンダード」を提案したところである。
自閉症のある幼児児童生徒の数の多さや、様々な、特異な困難さから、今後の特別支援学校において自閉症に特化した学級や教育部門の設置を求める意見がある。そうした学級や教育部門における特別の教育課程や指導法、学校生活等の在り方についての検討が喫緊の課題である。
本プロジェクト研究は、この課題に応えるべく、総合的なアセスメント方法と自閉症教育においてキーポイントとなる指導内容の特定を中心に、自閉症の特性に応じた指導パッケージの開発研究に取り組むものである。この開発研究を通じて、小・中学校等における広汎性発達障害への対応に資する成果も期待できる。 - (研究全体の概要)
- 現場のニーズの高い総合的なアセスメント及び自閉症教育においてキーポイントとなる指導内容の開発に焦点化して、以下のとおり取り組む。
- 自閉症教育においてキーポイントとなる指導内容の提案
- 総合的なアセスメントのうち,年度当初の実態把握及び具体的な教育内容や教育方法の選択のためのチェックリストの作成
- 授業シート等、キーポイントの具体的内容、指導方法及び教材教具を開発し、VTRをとおして具体的に提案
- 自閉症に特化した教育課程のあり方に関する考察比較分析