障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。
第7回日韓特殊教育セミナ-
- 概 要
- 平成19年3月23日(金)、当研究所において、第7回日韓特殊教育セミナ-が開催された。本セミナ-は、独立行政法人国立特殊教育総合研究所(NISE)と韓国国立特殊教育院(KISE)が1995年11月に研究協力協定を締結したことに基づき、毎年開催されているものである。
今回は、韓国から、李 孝子氏(国立特殊教育院院長)、姜 景淑氏(同院教育研究官)、明 善玉氏(木甫任城小学校教頭) の3名を迎え、「日韓におけるインクルーシブな教育を目指した動向について」をメインテ-マとして、当研究所を会場に開催した。また、それぞれのサブテーマ毎に日本側、韓国側からの発表と研究協議が行われた。セミナーには当研究所職員、外部からの参加者を含め約50名の参加者があった。
まずサブテ-マ1として、「日韓のインクルーシブ教育における実態と展望」について韓国側発表者:李 孝子 国立特殊教育院院長、および「日本におけるインクルーシブな教育を目指した教育施策の動向」について日本側発表者:笹森 洋樹 教育支援研究部総括研究員の発表がそれぞれ行われた。
次にサブテ-マ2として、「一般学級(通常学級)における特殊教育対象児童への教育支援」について、韓国側発表者:姜 景淑 国立特殊教育院教育研究官、および「インクルーシブな教育を目指した学校、学級経営の実際―小学校の実践事例―」について日本側発表者:小林 倫代 教育相談部総括研究員の発表がそれぞれ行われた。
最後にテーマ3として、「教育課程への支援プログラム適用を通じたインクルーシブ教育の活性化」について、韓国側発表者:明 善玉 木甫任城初等学校教頭、および「学習につまずきのある子どもへの通常の学級での支援―個別指導計画をもとにー」について日本側発表者:海津 亜希子 企画部研究員、「調査研究:通常の学級における配慮の実施可能性に関する調査」について玉木 宗久 教育支援研究部研究員の発表がそれぞれ行われた。
総括協議では、日韓の教育実践場面における現状や今後の課題、さらに調査研究に関する今後の共同研究の可能性に関する示唆等について、所外からの参加者も含め活発な討議が行われた。
- 第7回日韓特殊教育セミナ-参加者
- メインテ-マ
- 日韓におけるインクルーシブな教育を目指した動向について
- サブテーマ
- (1)施策的動向、(2)教育実践(学校・学級経営)、(3)指導実践・研究事例 日程
- 日 程
- 平成19年3月23日(金)
- 9:50~10:10 開会式
- 10:10~11:50 テーマ1 発表
- 13:00~14:40 テーマ2 発表
- 15:00~15:50 テーマ3 発表
- 15:50~16:40 全体討議
- 16:40~17:20 閉会式
- 会 場
- 当研究所 センター会議室
- 発表者 韓国側
- 李 孝子 (Lee, Hyou-Ja) (韓国国立特殊教育院 院長)
- 姜 景淑 (Kang,Kyung-Sook) (韓国国立特殊教育院 教育研究官)
- 明 善玉 (Myung, Sun-Ok) (木甫任城初等学校 教頭)
- 発表者 日本側
- 笹森 洋樹 (当研究所 教育支援研究部 総括研究員)
- 小林 倫代 (当研究所 教育相談部 総括研究員)
- 海津 亜希子 (当研究所 企画部 研究員)
- 玉木 宗久 (当研究所 教育支援研究部 研究員)
- 資 料
- 独立行政法人国立特殊教育総合研究所・国立特殊教育院(韓国)編著
「第7回日韓特殊教育セミナー2007 日韓におけるインクルーシブな教育を目指した動向について」(PDFファイル 2667KB)
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