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平成19年度自閉症教育推進指導者研修 講義等内容

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平成19年度自閉症教育推進指導者研修 講義等内容


<講義等>

講義題目等 講師氏名(所属・職名) 講義内容
特別支援教育行政からみた自閉症教育 石塚 謙二
(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課・特別支援教育調査官)
 特別支援教育行政から見た自閉症教育の現状や今後の展望について解説し、これからの特別支援教育における課題について考える。
これからの自閉症教育のために 小塩 允護
(愛知淑徳大学文学部・教授)
(国立特別支援教育総合研究所・特任研究員)
 自閉症教育をめぐる課題を整理するとともにこれからの方向性を論じる。
筑波大学附属久里浜特別支援学校における自閉症教育 西川 公司
(筑波大学附属久里浜特別支援学校・校長)
井上 昌士
(筑波大学附属久里浜特別支援学校・教諭)
 筑波大学附属久里浜特別支援学校における 自閉症教育の実践を、教育方針、学校経営、教育課程、自閉症に特化した指導方法・教育 環境の整備等の観点から解説する。
自閉症教育における教育課程 徳永 豊
(企画部・総括研究員)
梅崎 誠
(北海道教育大学附属特別支援学校・教諭)
丹野 哲也
(東京都立青鳥養護学校久我山分校・主幹)
濱島 隆幸
( 同 ・教諭)
中村 大介
( 同 ・教諭)
 自閉症の特性に応じた教育課程に関して、特別支援学校の取組を紹介しつつ、自立活動 や領域・教科を合わせた指導等の指導上の工夫及び自閉症の特性を踏まえた指導内容等に ついて考える。
自閉症教育におけるアセスメントと授業改善 齊藤 宇開
(教育支援研究部・研究員)
 自閉症教育の7つのキーポイントを中心に、教育内容、教育方法、教育環境について、プ ロジェクト研究の研究成果を中心に解説する。また、本研修後半の授業の実践演習で実 際に利用する「評価のための個別セッション」及び「授業評価・改善シート」(共に7つのキ ーポイントの活用方法の一つである)についても解説する。

<授業の実践演習等(於:筑波大学附属久里浜特別支援学校)>
 筑波大学附属久里浜特別支援学校における自閉症教育の実際について、実地に研修する。11月26日(月) から28日(水)の3日間、午前を「授業の実践演習」として班別に各教室の授業に参加し、午後を「班別協議」 として体験した授業実践について記録に基づき分析し、翌日の授業改善を目指すための方策を協議する。

  • 配属教室(9教室)
     幼稚部 うさぎ組、りす組
     小学部 1年1組、2年1組、3年1組、4年1組、4年2組、5年1組、6年1組
  • なお、受講者は、各教室6 名程度配属予定

題目 内容
久里浜特別支援学校における自閉症教育(実地研修)  筑波大学附属久里浜特別支援学校における自閉症教育の実際を日課の流れ に沿って実地研修し、その教育の在り方を考える機会とするとともに、受講 者が配属する各教室(幼稚部うさぎ組、同りす組、小学部1年1組、同2年 1組、同3年1組、同4年1組、同4年2組、同5年1組、同6年1組の9 教室)の指導の概要を理解する。
授業の実践演習オリエンテーション  はじめに自閉症教育におけるキーポイント及びそれを活用した授業評価及 び改善について、概要を説明する。
 その後、受講者6名程度、研究所研究職員等で班を構成し、幼稚部2教室、 小学部7教室に分かれ、各教室の在籍児童の実態、日課、授業のねらい等に ついて教室担当教員から説明を受け、「授業の実践演習」で各受講者が分担す る役割や具体的手順を協議する。
授業の実践演習1~3  幼稚部2教室、小学部7教室の班別に、個別の課題学習、集団での学習等 における自閉症の子どもの指導を体験し、併せて授業記録をとる。
 概ね3名の受講者が1チームとなり1事例を担当する。3名の受講者は、 1名がTTの1員、1名が授業全体の記録、1名が対象児童の行動観察を担 当し、それぞれの役割を3日間で交代する。
班別協議1~3  受講者と担当職員、教室担当教員が、担当事例ごとに「授業の実践演習」 での記録に基づいて授業実践を振り返り、指導内容、教材・教具、指導方法、 環境整備、関わり等の視点から、翌日の授業改善の具体的方策を検討する。
 (2日目以降はその方策の効果を評価する。)
協議のまとめ1、2  3日間の実践演習と班別協議から得られた知見のポイントを班ごとにポス ターに整理し、それらを基に協議することで、各班の知見を全体で共有する。

<課題別協議>
題  目 内  容
課題別協議
各地域における自閉症教育をめぐる現状と課題
(班別)
 受講者から事前に提出された自閉症教育の状況についてのレポートを基に、 概ね6つの程度の課題を設定し、課題毎に班編制された受講者が各地域におけ る現状と課題を協議して整理し、課題解決のための方策を検討する。
課題別協議のまとめ
各地域における自閉症教育 をめぐる現状と課題
(全体)
 課題別協議で整理した現状と課題解決のための方策を報告しあい、 それらを基に協議することで自閉症教育をめぐる今後の方向性について考え方を共有する。
 (各班報告15分、質疑5分、まとめ20分程度を予定)
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