障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

軽度知的障害学生に対する高等教育機関等における支援体制に関する研究

研究の実施計画(平成14年度から平成16年度)

 本研究は、主として高等教育機関における、学習障害児等を含む軽度の知的障害 のある学生に対して、その学習困難の状態や実際の支援内容・方法を調査し、そ の状況を明らかにするとともに、適切な支援内容・方法のあり方について検討す ることを目的とする。

 なお、本研究は、これまでの「知的障害児等の生活の質を高める指導に関する研 究」を主題とする一連の研究成果を踏まえて設定するもので、本研究と同様の研 究は非常に少ない。

 軽度知的障害のある学生等の状況については、文献研究とともに、大学や短期大 学等を対象に調査を行う。調査は、学生の状況を基本にして、支援内容・方法や 教師の対応を含める。それらの結果から得られる基礎的なデータを整理すること で、支援内容・方法のあり方について検討を進める。

 これまで蓄積が全くない分野であることとから、基礎的な情報を得ることができ ると思われる。また、支援内容・方法の検討により、高等教育機関における、学 習障害学生等を含む軽度の知的障害のある学生への支援のあり方を示唆できるも のと思われる。

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