研究の実施計画

趣旨及び目的

　本研究は、知的障害教育における領域・教科を合わせた指導を充実するため、比較的経験の浅い教師を対象として、テキスト、ビデオ教材等の開発を含む効果的で実践的な専門性の向上に資するプログラムの開発を行う。

研究全体の概要

• 知的障害養護学校や知的障害特殊学級で、学習したことが実際の生活で生かされる 生活単元学習等の領域・教科を合わせた指導を実践するための課題について調査等により整理・検討する。
• 知的障害のある子どもの教育的対応の在り方、養護学校の各教科の内容やその取り扱い等、 及び領域・教科を合わせた指導の在り方等について検討し、テキスト、ビデオ教材等としてまとめる。
• 短期研修受講者や研究協力校の協力を得て、知的障害教育に携わる教師の専門性の 向上のための効果的な研修プログラム開発の基礎的資料を得る。

期待する成果

• 知的障害養護学校のみならず盲・聾・養護学校等に在籍する知的障害を併せ有する子どもの自立と社会参加を目指した授業の実現。
• 知的障害のある子どもの学習上の特性に対応した教師の授業実践力の向上。
• 専門性向上のための研修プログラム開発の新たな知見の提供。

本年度の研究実施計画

平成１６年４月	研究計画の細案決定
５月	短期研修（知的障害教育コース）における研修プログラム開発に 関する資料収集
６月	第一回研究協議会
１０月	特殊教育センター等へのアンケート調査の実施
１２月	第二回研究協議会
平成１７年３月	教育用テキスト、ビデオ教材の試作完成