障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

平成16年度第二期短期研修講義等内容(共通講義)

共通講義

講義題目等 講師氏名(所属・職名) 講義内容
理事長講話
 研究所の役割と業務運営
細村迪夫
(国立特殊教育総合研究所・理事長)
研究所のミッション・ビジョンについて述べる。
特別支援教育の現状と課題
石塚 等
(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課・課長補佐(併)軽度発達障害支援専門官)
今後の特別支援教育の在り方について解説し,施策的側面についての理解と促進を図る。
学校における安全管理
阿久澤 栄
(神奈川県教育庁教育部障害児教育課・課長)
学校における障害児の健康と安全について講義する。
図書室利用案内 総務部研修情報課情報サービス係 研究所図書室の利用方法について、実際に閲覧室、書庫を案内しつつ、説明を行う。
コンピューター端末利用実習総務部研修情報課情報管理係研究所固有のコンピュータ端末の利用について説明会を行い,実際に操作することにより,
スムーズな端末利用を行えるよう実習する。
障害のある子どもと人権野沢 和弘
(全日本手をつなぐ育成会・人権擁護委員会)
知的障害のある人の権利擁護に関する基本的な考え方を論述するとともに、各地で取り組まれている権利擁護システムづくり等、知的障害のある人の人権をめぐる動きを紹介し、その在り方を考える。
LD・ADHD・高機能自閉症の教育柘植 雅義
(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課・特別支援教育調査官)
小・中学校等におけるLD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)、高機能自閉症等の児童生徒等への教育的対応について、これまでの経過や現状、これからの方向性について、諸外国の状況も参考にしながら検討する。
特別なニーズと情報機器活用渡邉 正裕
(教育研修情報部・研究員)
文部科学省の「情報教育の手引き」をもとに特別な教育ニーズのある子どもたちへの情報化と支援について概説する。アシスティブ・テクノロジー( 支援技術)について具体的な機AT:器や利用を紹介するするとともに「障害者・,高齢者等情報機器アクセシビリティ」について考察する。
教育と福祉・医療・労働の連携西牧 謙吾
(教育支援研究部・総合研究官)
障害のある子どもの教育は、対象とする障害の種類や程度を拡大しながら充実発展してきた。現在進行中の特殊教育から特別支援教育への転換は、マクロの視点からみれば、教育改革の流れとノーマライゼーションの理念に基づく障害福祉の進展の上にある。福祉・医療・労働など、広く社会保障制度の構造改革を理解することで、改めて「外」からみた21世紀の特別支援教育の在り方を考えてみたい。
障害のあり人の余暇活動とスポーツ橋谷 俊胤
(前神奈川県総合リハビリテーションセンター・体育科長)
身体的な活動は、興味を持って取り組むようになると精神をリラックスさせたり、リフレッシュさせたりできます。上手に運動の手ほどきをし、安全にできるようになると必ずまたやってみたい思いになります。今の状態をもう一段上げることができると良いですね。
重複障害教育の現状と課題後上 鐵夫
重複障害とはどのような状態をいうのか。サリバン女史の教育を概括しながら考える。さらに、障害児教育の中で果たしてきた役割を考察しながら、特別支援教育の流れの中で、取り組むべき課題について考える。
重複障害教育の教育課程大崎 博史
(企画部・研究員)
重複障害のある子どもの教育課程を考えるとき、法令や学習指導要領上で認められている特例について知る必要がある。本講義では、特例を解説しながら、子ども一人一人に応じた教育課程のあり方について考える。
学校教育における医療的ケア川住 隆一
(東北大学大学院・教授)
特殊教育諸学校においては日常的に吸引・注入・導尿等の医療的ケアを必要とする児童生徒が増えてきている。ここではこれらの学校における医療的ケアの現状を紹介するとともに、これらを必要とする児童生徒の健康問題について考える。
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