障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

難聴・言語障害児を地域で一貫して支援するための体制に関する実際的研究

研究の実施計画

趣旨及び目的
 学校教育法等の一部改正により、特別支援学校が地域での特別支援教育のセンター的機能を担うことが示された。しかし、地方では特別支援学校が広域をカバーすることになり、全ての地域で特別支援学校を中心にした特別支援教育体制が構築されるとは考え難い。
 本研究では、地域に密着している難聴・言語障害学級や通級指導教室が、地域における特別支援教育の入り口の一つとして機能している活動例や難聴・言語障害児を一貫して支援している取り組みを収集する。 これらの実践を紹介するとともに、これらの実践から地域で果たしている難聴・言語障害学級や通級指導教室の役割及び、今後の方向性について検討することが目的である。
研究の概要
 本研究は、以下のような手順で進める。
  1. 全国の難聴・言語障害学級や通級指導教室の活動状況を把握する。
  2. ①を踏まえて、地域の早期支援システムの一機関として機能している難言学級・通級指導教室を訪問し、活動内容について詳細な情報を収集する。
  3. 乳幼児期から一貫した支援を受けている難聴・言語障害児の事例を収集する。
  4. 研究協議会において①~③を研究協力者と協議し、地域で果たす難聴・言語障害学級や通級指導教室の役割及び今後の方向性について検討する。
  5. 地域の早期支援システムの一機関として機能している難言学級・通級指導教室の活動、乳幼児期から一貫した支援を受けている難聴・言語障害児の事例を 紹介し、さらに研究協議会等で検討された難聴・言語障害学級や通級指導教室の役割や今後の方向性について報告書にまとめ、関係機関に配布する。
期待される成果
  • 全国の難聴・言語障害学級及び通級指導教室の実態を踏まえた上で、一貫した支援の実現に向けて、 地域に根ざした難聴・言語障害学級及び通級指導教室の特徴的な取り組みの実践例が示される。
  • 難聴・言語障害学級及び通級指導教室における一貫した支援の具体的な
  • 上記の内容を踏まえて、難聴・言語障害学級及び通級指導教室の役割について検討し、報告書にまとめ、 配布することにより、全国にこれらの実践を紹介できる。
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