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平成18年度実施計画

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研究の実施計画

趣旨及び目的
目的
  • 特別支援教育における教育課程の在り方については,現在,中央教育審議会において学習指導要領の見直しに向けての検討が進められており,平成18年度中にも新しい教育課程の姿が見えてくる見込みである。 本研究においては,この中央教育審議会における審議の状況を踏まえつつ,これまでの教育課程を整理し,特別支援教育における教育課程の在り方について,検討する。
  • 本研究においては,平成13年度から15年度までに実施されたプロジェクト研究「21世紀の特殊教育に対応した教育課程の望ましい在り方に関する基礎的研究」の成果なども踏まえつつ, 特別支援学校に向けての教育課程編成やその実施の在り方について実践的研究を進める。
  • 本研究は18年度単年度の研究として,基本的な枠組みについての研究を進めるが,19年度以降さらにこの課題を発展させ,各特別支援学校において新しい教育課程の円滑な編成・ 実施及び学習評価の在り方の検討に向けての参考に供するような手引き書や事例集等の刊行を予定している。
研究方法
  本研究では,具体的に以下のような点について検討することとしている。
  1. 学習指導要領の見直し作業の動向やプロジェクト研究の成果を踏まえつつ,特別支援学校としての教育課程の編成に向けた 盲・聾・養護学校における教育課程編成の過程や工夫点等について検討する。
  2. これまでの研究成果も踏まえ,学習指導要領の改訂も視野に入れて,特別支援学校における教育課程編成の基本的な考え方や編成の工夫等を 解説したガイドブックを作成する。
期待する成果
平成18年度
 本研究は,学習指導要領の改訂の動向に着目しながら推進されるものであり,最終的に新たな学習指導要領の円滑な実施に向けての手引き書や事例集, 研修の方向性などを検討するための基本的な知見を提供することを目指している。
 また,本年度の具体的な成果物としては,学習指導要領の改訂も視野に入れて,特別支援学校における教育課程編成の基本的な考え方や 編成の工夫等を解説したガイドブックの作成を計画している。
本年度の研究実施計画
[平成18年度]
 5月 所内分担者打合せ
 7月~9月 基礎資料の収集及び分析,ガイドブックの内容等検討
 11月 研究協議会(研究協力者会議・学校事例執筆者)
[平成19年]
 1月末 ガイドブック原稿締め切り
 1月~2月 ガイドブック編集作業
 3月 ガイドブック刊行     
研究体制
  1. 所内研究分担者
  2. 所外研究協力者
  3. 研究協力機関
    (オブザーバー)
    文部科学省特別支援教育課視学官,特殊教育調査官,特別支援教育調査官
研究分担者
  1. 所内研究分担者
    千田耕基,徳永 豊,萩元良二,原田公人,木村宣孝,當島茂登,
    中澤惠江,笹森洋樹,滝川国芳,齊藤由美子,中村 均,渡邉 章,大崎博史
  2. 所外研究協力者
    香川邦生(健康科学大学・教授),寺西弘治(愛知県立名古屋聾学校・校長),
    辻 誠一(宮城県立角田養護学校・校長),古川勝也(長崎県立諫早養護学校・校長),
    山本昌邦(横浜国立大学・教授),大南英明(帝京大学・教授)
  3. (オブザーバー) 文部科学省特別支援教育課視学官,特殊教育調査官,特別支援教育調査官
研究協議会等
  • 予定回数 1回
  • 予定時期 11月
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