平成18年度第二期短期研修講義等内容(共通講義)
肢体不自由・病弱教育コース、知的障害教育コース
○共通講義等
※ 日程・内容については、都合により一部変更する場合がある。
講義等題目等 | 講師氏名(所属・職名) | 講義等内容 | 認定講習 | |
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1.理事長講話 | 小田豊 (国立特殊教育総合研究所・理事長) |
学校教育の課題について | ||
2.学校における安全管理 | 小宮 信夫 (立正大学・教授) |
学校における障害児の健康と安全について | ||
3. | 図書室利用案内コンピューター端末の利用実習 | 総務部研修情報課情報サービス係 |
研究所図書室の利用方法について、実際に閲覧室、書庫を案内しつつ、説明を行う。 | |
コンピューター端末の利用実習 | 総務部研修情報課情報管理係 | 研究所固有のコンピュータ端末の利用について説明会を行い、実際に操作することにより、スムーズな端末利用を行えるよう実習する。 | ||
4.特別支援教育行政の現状と課題 | 佐藤 安紀 (文部科学省初等中等教育局 特別支援教育課・特殊教育企画官) |
特別支援教育行政の現状と課題について講義し、特別支援教育の理念と基本的な考え方、その背景など、特別支援教育施策の理解を深める。 *所外研修として、国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟小ホールにて、行う。時間:10:00~11:30 |
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5.特別支援教育の取り組み | 当研究所主催のセミナーⅠ(テーマ:一人一人の子どもの特別な教育的ニーズに応えるために-小・中学校が担う特別支援教育と盲・聾・養護学校の役割-)第一日目に参加する。平成19年度4月より改正学校教育法が施行され、小・中学校おいても、特別支援教育が明確に位置付けられることを受けて、小・中学校が担う特別支援教育を、福祉・医療等の諸領域との関連から見つめ、また、これまで特殊教育が培ってきた教育的資産がどう活かされ、小・中学校の特別支援教育の充実に貢献できるかを考える機会とする。 基調講演 小・中学校の教育の課題と特別支援教育 [講師]寺崎 千秋(全国連合小学校長会会長、練馬区立光和小学校長) 全体シンポジウム 小・中学校が担う特別支援教育の課題と展望 司会 西牧 謙吾(教育支援研究部・上席総括研究員) [シンポジスト] 田中 誠(世田谷区立東深沢小学校長) 木津 美穂(徳島市教育委員会指導主事) 岩井 雄一(東京都立八王子養護学校長) 末永カツ子(東北大学医学部教授) [指定討論者] 野澤 和弘(全日本手をつなぐ育成会権利擁護委員会) 真城 知己(千葉大学教育学部助教授) *会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 新宿区代々木神園町3-1 時間:13:00-開会、13:20-14:45基調講演、15:00-17:15全体シンポジウム |
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6.教育と福祉・医療・労働の連携 | 藤井 茂樹 (教育支援研究部・総括研究員) |
障害のある子どもへの教育は、対象となる障害の種類や程度を拡大しながら充実発展してきた。次年度から、特別支援教育が完全実施される。教育・福祉・医療・労働が連携し、個々の事例のニーズに応じた支援を、生涯にわたる支援を実施していく上での特別支援教育のあり方を考える。あわせて、ノーマライゼーションの理念に基づく教育のあり方も検討したい | 特殊教育制度 | |
7.特別な教育的ニーズと情報機器活用 | 太田 容次 (教育研修情報部・主任研究員) |
文部科学省による「情報教育に係る学習活動の具体的展開について-ICT時代の子どもたちのために、すべての教科で情報教育を-」をもとに、特別な教育ニーズのある子どもへの情報化と支援について概説する。アシスティブ・テクノロジー(支援技術)を利用したコミュニ ケーション支援から情報教育まで、教育実践紹介とともに考察する。 | 特殊教育制度 | |
8.重複障害教育の教育課程 | 大崎 博史 (教育相談部・主任研究員) |
法令や学習指導要領上の特例等を解説し、重複障害のある子どもの教育課程編成のあり方に関する基本的な考え方、留意点等を述べる。また、現行の学習指導要領の自立活動のとらえ方についても概説する。さらに、今後の特別支援教育に向けた、子ども一人一人の教育的ニーズに応じた教育課程とは何かについても考える。 | 特殊教育指導法 | |
9.重複障害教育の現状と課題 | 後上 鐵夫 (教育相談部・上席総括研究員) |
重複障害教育とは何かを、ヘレン・ケラーとサリバン先生との教育の営みを概括しながら考える。また、特別支援教育の流れの中で、取り組むべきこととこれまで果たしてきた役割を整理して、今後の課題について考える。 | 特殊教育論 | |
10.学校教育における医療的ケア | 大崎 博史 (教育相談部・主任研究員) |
盲・聾・養護学校における医療的ケアを実施するための体制整備の全国的な動向について述べるとともに、実際に学校教育で医療的ケアがどのように実施されているのかを紹介し、実施上の課題点等についてまとめる。また、学校で医療的ケアを実施することは子どもにとってどのような教育的意義があるのかを考える。 | 特殊教育指導法 | |
11.障害のある人の余暇活動とスポーツ | 橋谷 俊胤 (NPO法人PWL事業部 FIDスポーツ研究室・室長) |
文部科学省の「情報教育の手引」をもとに特別な教育ニーズのある子どもたちへの情報化と支援について概説する。アシスティブ・テクノロジー(AT:支援技術)について具体的な機器や利用について紹介するとともに、「障害者・高齢者等情報処理機器アクセシビリティ」について考察する。 | ||
12.障害のある子どもと人権 | 野沢 和弘 (全日本手をつなぐ育成会・権利擁護委員長) |
知的障害のある人の権利擁護に関する基本的な考え方を論述するとともに、各地で取り組まれている権利擁護システムづくり等、知的障害のある人の人権をめぐる動きを紹介し、その在り方を考える。 |
○実地研修
題目等 | 研修先 | 研修内容 |
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筑波大学附属久里浜養護学校の指導の実際 | 筑波大学附属久里浜養護学校 副校長 馬場 信明 小学部主事 浜津 平一 幼稚部主事 意東 純子 |
平成16年度より国立大学法人筑波大学附属久里浜養護学校となる。知的障害を伴う自閉症の児童の教育についての研修を行い、自閉症教育のあり方について考える機会とする。 筑波大学附属久里浜養護学校 〒239-0841 神奈川県横須賀市野比5-1-2 |