障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

平成19年度特別支援教育研究研修員制度 実施要項

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独立行政法人
国立特別支援教育総合研究所

  1. 目的
     平成19年4月からの改正学校教育法の施行により、特別支援学校のセンター 的機能が法的に位置付けられ、教員の専門性の向上が求められるとともに、幼・ 小・中・高等学校においても、障害のある幼児児童生徒一人一人のニーズに対応 していくことが求められている。
     このため、各都道府県において特別支援教育の推進の中核となる教職員を対象 に、国立特殊教育総合研究所が政策的な課題や教育現場の喫緊の課題について実施する「プロジェクト研究」や「課題別研究」に直接参画させ、各都道府県における特別支援教育を推進していくリーダーとしての資質の向上や各都道府県等の教育政策や教育研究の推進に寄与する専門性の向上を図ることを目的とする。
  2. 対象
    1. 特別支援学校及び幼稚園・小学校・中学校・高等学校並びに教育委員会、特 別支援教育センター等において障害のある幼児児童生徒の教育を担当する職員で あること。
    2. 障害のある幼児児童生徒の教育に関し都道府県等で指導的立場に立つ者又は立つことが期待される者であること。
  3. 資格((1)及び(2)の双方を満たすこと)
    1. 教職経験年数5年以上の者で、原則として、障害のある幼児児童生徒の教 育の経験年数が3年以上あるもの。
    2. 障害のある幼児児童生徒の教育に関する研究活動に参加できる資質能力を 有している者であること。(各プロジェクト研究・課題別研究ごとに示す「研修員として望ましい要件(別紙)」を参照のこと。)
  4. 募集人員
     各プロジェクト研究・課題別研究ごとに、受け入れる研究研修員の数を定める。(別紙を参照のこと。)
  5. 研修期間及び研修時間
    1. 研修期間は、平成19年4月16日(月)から平成20年3月14日(金)までとする。
      なお、土曜日、日曜日及び国民の祝日に関する法律に定める休日、並びに12月29日から翌年の1月3日までの日(年末年始の休日)は、休日とする。
    2. 研修時間は、8時30分から17時15分までとする。
  6. 研修内容
     研究研修員の研修内容は、参画する当該プロジェクト研究・課題別研究の研究 グループと協議し、以下の活動により研修計画を作成し、実施する。
    1. プロジェクト研究・課題別研究の研究活動への参画
      各プロジェクト研究・課題別研究の研究活動に参画する。
    2. 各都道府県等の研究課題に基づく研究活動
      研究研修員は、自己の有する課題で参加するプロジェクト研究等と密接な関わり のあるものについて、当該研究について指導を受けることができる。(別紙を参 照のこと。)
    3.  
    4. 研修・講習会等への参加
      研究研修員が希望する場合には、研究所の主催する他の研修・講習会等の講義を 聴講することができる。
  7. 研究研修員の推薦手続
    1. 次の者を推薦者とする。
      1. 国立大学の附属学校の教員については、当該国立大学法人の学長とする。
      2. 公立学校の教員及び教育委員会、特別支援教育センター等の教職員については、当該都道府県又は当該指定都市の教育委員会教育長とする。
      3. 私立学校の教員については、当該都道府県知事とする。
    2. 推薦者は、候補者を選定し、別紙様式1及び2により本研究所の理事長( 以下「理事長」という。)に推薦する。
    3. 推薦期限は、平成18年12月15日(金)までとする。
  8. 研修員の決定
     理事長は、推薦のあった者の中から研究研修員を決定し、その結果を推薦者に通知する。
  9. 研修の中止等
     推薦者は、研修の実施に先立って研修を取り止める場合又は研修期間中に研修 を中止若しくは中断する場合は、その理由を付した書面を速やかに理事長に届け出て承認を得るものとする。
  10. 報告書の提出
     研究研修員は、研修終了時に報告書を理事長に提出するものとする。
  11. 修了証書の授与
     所定の課程を修了した者には、修了証書を授与する。
  12. 宿泊施設の利用
     研究研修員は、原則として、研究所の研修員宿泊施設に宿泊するものとする。
     ただし、やむを得ない場合には、研修員宿泊施設以外の宿泊施設等に宿泊ができるものとする。
  13. 研修期間中に要する経費
     受講料は徴収しないが、宿泊に伴う経費及び別途必要な経費を要する。
  14. 免許法認定講習
     研究研修員で希望するものがあるときは、特別支援教育専門研修の講義を受講し、特別支援学校教諭の一種免許状取得に必要な単位の一部又は全部を習得することができる。
  15. その他
     この要項のほか、研究研修員制度に関し必要な事項は、別に定める。

研修期間中に要する経費

  1. 諸経費
    1. 宿泊に伴う経費
      1. 光熱水料等<1日(1泊)> -------- 200円 (※327泊の場合で 65,400円)
      2. 寝具類のリース,クリーニング代等 -------- 46,000円程度
        (寝具類のリース代、シーツ等の2週間に1回のクリーニング代)
      3. 宿泊室退去に伴う清掃費 -------- 9,000円程度
        (カーペットクリーニング,バス・トイレ消毒等)
      4. その他日常生活にかかる費用 -------- 各自負担
        (トイレットペーパー,シャンプー,洗剤,ごみ袋等)
    2. コピー機維持費 -------- 1,500円程度
  2. 合計 130,000円程度


以下は参考に示す。
  1. 研修期間中に生じる経費
    1. 教材費、参考図書費、文献複写費、研修成果報告書の作成費 ------- 15 ,000円程度
    2. 要項6(2)の研究活動に要する経費 -------- 各自負担
  2. その他
    1. 懇親会費 -------- 3,000円程度
    2. 記念写真代 -------- 1,000円程度
    3. 当研究所研修員食堂を利用した場合の定食料金(平成19年3月現在)
        朝食 360円,  昼食 500円,  夕食 600円
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