障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

平成19年度特別支援教育専門研修 実施要項

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独立行政法人
国立特別支援教育総合研究所

  1. 目的
     障害のある幼児児童生徒の教育を担当する教職員に対し、専門的知識及び技術を深めさせるなど必要な研修を行い、その指導力の一層の向上を図り、今後の各都道府県等における指導者としての資質を高める。
  2. 対象
     特別支援学校及び幼稚園・小学校・中学校・高等学校並びに教育委員会、特別支援教育センター等において障害のある幼児児童生徒の教育を担当する教職員で、障害のある幼児児童生徒の教育に関し指導的立場に立つ者又は今後指導的立場に立つことが期待される者。
  3. 受講資格
     障害のある幼児児童生徒の教育に関する基本的知識を有し、かつ、教職経験年数3年以上であること。
  4. コース,募集人員,研修期間及び研修時間
    1. コース名、募集人員、各期及び各コースの研修期間は、次の表のとおりとする。
       ただし、土曜日、日曜日及び国民の祝日に関する法律に定める休日は、休日とする。
    2. 研修時間は、8時30分から17時15分までとする。
      コース名 募集人員 研修期間
      第一期 視覚障害教育コース 100名 平成19年 5月 7日(月)~
      平成19年 7月 6日(金)
      聴覚障害教育コース
      言語障害教育コース
      自閉症・情緒障害教育コース
      第二期 知的障害教育コース 100名 平成20年 1月 9日(水)~
      平成20年 3月13日(木)
      肢体不自由・病弱教育コース
  5. 研修内容
    1. 研修は、講義、演習、研究協議、実地研修、課題研究等により行う。
      ※平成18年度実施の各コースの講義等内容は、研究所Web サイトを参照ください。
      (http://www.nise.go.jp/blog/kakoyoukou.html)
    2. 研修員は、研修の事前学習として、講義配信等による学習を3時間程度行うものとする。学習する内容については、別途指示する。
      ※講義配信は、研究所Web サイトを通じて講義を視聴できるシステムであり、登録が必要となります。
      (http://www.nise.go.jp/blog/e-learning.html)
  6. 研修員の推薦手続
    1. 次の者を推薦者とする。
      1. 国立大学の附属学校の教員については、当該国立大学法人の長とする。
      2. 公立学校の教員及び教育委員会、特別支援教育センター等の教職員については、当該都道府県又は当該政令指定都市の教育委員会教育長とする。
      3. 私立学校の教員については、当該都道府県知事とする。
    2. 推薦者は、候補者を選定し、別紙様式1及び2により本研究所の理事長(以下「理事長」という。)に推薦する。
    3. 推薦期限は、平成19年1月31日(水)までとする。
  7. 研修員の決定
    1. 理事長は、推薦のあった者の中から研修員を決定し、その結果を推薦者に通知する。
    2. 研修員及び推薦した各教育委員会等においては、研修受講後の研修成果をより一層活用する観点から、研修員は「研修成果の活用等に関する事前計画書」を作成し、教育委員会等は、その計画書をとりまとめ、本研修の開始までに送付することとする。書式等については、別途指示する。
  8. 研修の中止等
     推薦者は、研修の実施に先立って研修を取り止める場合又は研修期間中に研修を中止若しくは中断する場合は、その理由を付した書面を速やかに理事長に届け出て承認を得るものとする。
  9. 研修に関するレポートの提出
     研修員は、研修終了日までに研修に関するレポートを理事長に提出するものとする。
  10. 修了証書の授与
     所定の課程を修了した者には、修了証書を授与する。
  11. 宿泊施設の利用
     研修員は、原則として、研究所の研修員宿泊施設に宿泊するものとする。
     ただし、特別な事情がありやむを得ないと理事長が認めた場合は、研修員宿泊施設以外の宿泊施設等に宿泊ができるものとする。
  12. 研修期間中に要する経費
     受講料は徴収しないが、宿泊に伴う経費及び別途必要な経費を要する(別紙参照)。
  13. 免許法認定講習
     研修においては、教育職員免許法施行規則に基づく免許法認定講習を合わせて実施し、次表のとおり、特別支援学校教諭の一種または二種免許状の取得に必要な単位の修得を可能とする予定である。ただし、言語障害教育コース及び自閉症・情緒障害教育コースについては、一部単位についての取得となる。
     また、必要とする科目により、講義配信を併用する。
    研修コース名 修得可能な単位(予定)
    視覚障害教育コース 特別支援学校教諭(視覚障害者に関する教育の領域)
    一種または二種免許状の取得に必要な単位
    聴覚障害教育コース 特別支援学校教諭(聴覚障害者に関する教育の領域)
    一種または二種免許状の取得に必要な単位
    知的障害教育コース 特別支援学校教諭(知的障害者に関する教育の領域)
    一種または二種免許状の取得に必要な単位
    肢体不自由・病弱教育コース 特別支援学校教諭(肢体不自由者に関する教育の領域 または病弱者に関する教育の領域)
    一種または二種免許状の取得に必要な単位
    言語障害教育コース
    特別支援学校教諭一種または二種免許状の取得に必要 な単位のうち、第1欄及び第3欄に属する単位
    (教育職員免許法施行規則第7条の表第1欄及び第3欄に属する科目の単位)
    自閉症・情緒障害教育コース
  14. その他
    1. この要領のほか,短期研修に関し必要な事項は,別に定める。
    2. 本研修終了後、研修員及びその任命権者に対して、アンケート調査等を実施する予定である。


    (別紙)

    研修期間中に要する経費

    1. 諸経費
      1. 宿泊に伴う経費
        1. 光熱水料等<1日(1泊)> -------- 200円
          (※第一期60泊の場合で 12,000円)
          (※第二期64泊の場合で 12,800円)
        2. 寝具類のリース,クリーニング代等 -------- 10,000円程度
          (寝具類のリース代、シーツ等の2週間に1回のクリーニング代)
        3. 宿泊室退去に伴う特別清掃費 -------- 5,500円程度
          (カーペットクリーニング,バス・トイレ消毒等)
        4. その他日常生活にかかる費用 -------- 各自負担
          (トイレットペーパー,シャンプー,洗剤,ごみ袋等)
      2. コピー維持費 -------- 1,500円程度
    2. 合計 約30,000円弱

    以下は参考に示す。
    1. 研修期間中に生じる経費
      1. 教材費,参考図書費,文献複写費,研修レポートの作成費 -------- 15,000円程度
      2. 実地研修旅費 -------- 日帰りで1~4回程度
    2. その他
      1. 懇親会費 -------- 2,500円程度
      2. 記念写真代 -------- 1,000円程度
      3. 当研究所研修員食堂を利用した場合の定食料金(平成18年11月現在)
          朝食 360円,  昼食 500円,  夕食 600円
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