平成29年11月11日(土)、「つかめ情報!がっつり体験!つながる特総研!」というテーマで平成29年度研究所公開を開催し、地域の方を中心に多くの方にご参加いただきました。
 昨年度に引き続き、障害種ごとの体験型展示スペースを対象としたスタンプラリーを実施し、家族連れを中心に多くの方が台紙を持って、各展示スペースでオリジナルスタンプを押しながら所内を巡る様子が見られました。
 その他、渡辺元智氏(横浜高校野球部前監督)による講演及び宍戸理事長との対談や特別支援教育の視点からの授業づくり体験、障害者スポーツ体験として車椅子バスケットボールの体験会、昨年度好評でありました筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒と教員による「あん摩マッサージ」体験など幅広い内容の催しを行いました。
 さらに新たな試みとして、ホスピタル・クラウン(道化師)によるパフォーマンスや白杖の妖精「つえぽん」が登場し、点字ブロックに関する啓発を行ったり、障害のある子どももない子どもも受入れ可能な託児コーナーを設置したりしました。
 また、開催に当たり、地元の横須賀市立横須賀総合高等学校の生徒8名にもボランティアとしてご参加いただくなど、多くの関係者の方々にご協力いただきました。
 当日は天候も回復し、昨年度の2倍以上の919名の方々にお越しいただきました。特に子ども達が多かったこともあり、どの会場も大変活気があって、普段の研究所とは異なり、終始賑やかな雰囲気に包まれていました。
 

◇ 日時: 平成29年11月11日(土) 9時30分 ~ 16時
◇ 場所: 国立特別支援教育総合研究所
◇ 費用: 無料
 

 テーマ

  つかめ情報!がっつり体験!つながる特総研!~障害について考えよう~
 

 実施内容

・NISE特別支援教育スタンプラリー(それいけ!トクソウケン!)
・障害者スポーツ体験「車椅子バスケットボール」 ※協力:関東車椅子バスケットボール連盟  
・渡辺元智氏(横浜高校野球部前監督)による講演及び宍戸理事長との対談 
・ミニ講義「発達障害の特性に関する疑似体験」(渥美義賢 研究企画部客員研究員)
・車いすの乗車体験: 手動車いす、電動車いす、スポーツタイプの車いすなど
・特別支援学校生徒によるあん摩マッサージ体験 ※協力:筑波大学附属視覚特別支援学校
発達障害教育推進センター展示室: デジタル教科書や発達障害のある子どもの教育に活用できる教材・教具の展示・実演
iライブラリー: 障害のある子どものためのICTを活用した教育支援機器やソフトウェアの展示・実演
スヌーズレンルーム: 障害のある子どもがくつろげるような心地よい環境づくりの体験
生活支援研究棟: 障害のある子どもに対する生活環境面での身近な配慮や工夫の紹介
・障害のある子どもが抱える様々な困難の疑似体験
・視覚障害教育のツールとして注目されている3Dプリンターによる造形デモンストレーション
・残響が非常に少ない空間(無響室)の体験
・ホスピタル・クラウンによるパフォーマンス ※協力:日本ホスピタル・クラウン協会
・本研究所の最新の研究成果等の紹介
・NISEカフェ (第1部:特別支援教育ってなんだろう? 第2部:教師のお仕事!)
・作業所による販売:横須賀市内の就労継続支援B型事業所が出店してのカレーやパン、焼き菓子、ジャム等の販売

指導に用いる教材・教具の展示 ストローを活用した発音指導体験
▲ 指導に用いる教材・教具の展示 ▲ ストローを活用した発音指導体験
渡辺元智氏による講演 車椅子バスケットボール体験
▲ 渡辺元智氏による講演 ▲ 車椅子バスケットボール体験
発達障害教育情報センター教材・教具展示室 ミニ講義「発達障害の特性に関する疑似体験」
▲ あん摩マッサージ体験 ▲ ミニ講義「発達障害の特性に関する疑似体験」
クラウン(道化師)と白杖の妖精「つえぽん」 NISEかふぇ
▲ クラウン(道化師)と白杖の妖精「つえぽん」 ▲ NISEカフェ

平成29年度研究所公開チラシ [1085KB pdfファイル] 
 

 研究所公開に関する問い合わせ先

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
総務部総務企画課総務・広報係
〒239-8585 神奈川県横須賀市野比5-1-1
Tel: 046-839-6810
Fax: 046-839-6919
E-mail: a-koho@nise.go.jp

NISEモニュメント「子どもとともに」

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