研究代表者

明官茂

共同研究機関

高知大学、津田塾大学

研究分担者

涌井恵(副代表)、 武富博文、横尾俊、清水潤、松井優子、神山努、半田健

概要

 インクルーシブ教育システムの構築が昨今の教育における喫緊の課題となっていますが、障害のある子どもとない子どもが共に学ぶインクルーシブ教育場面における指導方法については、まだ効果的な指導技法や集団編成に関する知見が不足しています。

 そこで、本研究では、障害児・者に関する教育や福祉分野の先進国である北欧諸国(スウェーデンとフィンランド)と日本の国際比較から、効果的な指導方法等について探っていくことを目的としています。

 研究方法としては、北欧諸国の小中学校の訪問調査や教員等へのインタビュー調査を行い、質的な分析を行います。各国の教育システムや文化的背景などの要因も加味しながら分析を行い、通常の学級で学ぶ際の効果的な指導内容や方法の具体についてまとめます。これらの資料は、日本における知的障害のある児童の交流及び共同学習の実践を深化させるために、学校現場の教員にとって有用な資料になると考えられます。

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