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本文 木の実の絵本

1.触素材を貼り付ける形式

4)「木の実」の絵本 (自作)  〔台紙はB5版縦〕
 <ストーリー> 女の子が高い木の上にある木の実を取ろうとするが、手が届かない。台に乗っても届かない。ゾウが来て取ろうとしても届かず、キリンが来て取ろうとしても届かない。しかし、サルが来て、木に登って木の実を取る。それを女の子と分け合って食べる。
 <絵> (1)〜(8)
(1)絵 (2)絵 (3)絵
(4)絵 (5)絵 (6)絵
(7)絵 (8)絵
 <絵の説明> (1)台紙の右側に実の成っている木(幅7mm、長さ15cmの木製の板で木の幹を表す。その上端に接して丸い木の実として直径1.5cmのプラスチックの円形の板。その周囲に造花の葉を4枚放射状に配置。)とその左に木の実へと手を伸ばしている女の子の絵(高さ5.5cm。女の子の手と木の実とはかなり隔たっている)。 (2)木は変わらず左の女の子が台(高さ3cm、木製)に乗っている絵。 (3)同様に木は変わらず左に、右向きのゾウの絵(鼻を木の実へと伸ばしていて、高さ12cm)。 (4)同様に木の左に、右向きのキリンの絵(首を木の実へと伸ばしていて、高さ13.5cm)。 (5)右向きのサル(高さ4.5cm)が木の左側下端にいて、横に伸ばした手を木に接触させている絵。 (6)サルが木の左側真ん中にいて、横に伸ばした手を木に接触させている絵。 (7)サルが木の左側上端にいて、伸ばした手を木の実に接触させている絵。 (8)木の左側で女の子とサルが向かい合いそれぞれの手を伸ばして真ん中の木の実に接触させている絵(木の上端には木の実はない)。 (ゾウ、キリン、サルはそれぞれ異なる毛の素材による)
 <文章> (1)女の子は、きのみをたべに森にやってきました。きのみは木のてっぺんにあって、とても高くてとどきません。 (2)女の子は、台のうえにのってみましたが、まだとどきません。 (3)そこへ、ぞうさんがやってきました。ぞうさんもきのみをとりたくて、長い鼻をのばしてみましたが、やっぱりたかくてとどきません。 (4)今度はきりんさんがやってきました。きりんさんもきのみをとりたくて、長い首をのばしてみました。葉っぱにはなんとかとどきましたが、きのみにはとどきません。 (5)さるがやってきました。さるもきのみをとってみようと思いました。「よし、この木にのぼっちゃえ。」 (6)さるはするすると木をのぼっていきます。 (7)木のてっぺんまでのぼると、ちゃんときのみをとることができました。 (8)さるは、とったきのみを女の子と分けあってたべました。「ああ、おいしい。」

 
注:人物の造形については、服を一枚のフェルトで作製し、顔をコミュニケーションボード(発泡スチロールの両面にケント紙が貼ってあるもの)で作製することを基本とした。顔については、特に目鼻はつけていない。横向きの顔には鼻を突出させたものもあるといった程度である。また、手足をコミュニケーションボードでつけたものもある。

   
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