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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第145号

メールマガジン

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      国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジン
         第145号(2019年4月号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NISE(ナイセ)━━━
■目次
【新年度を迎えて】
【2019年度の主な年間行事予定について】
【お知らせ】
・2019年度に実施する各指導者研究協議会について(照会開始)
・特総研ジャーナル第8号及びNISE Bulletin Vol.18の刊行について
・世界自閉症啓発デー2019イベントについて(再案内)
【NISEトピックス】
・2019年度の研究活動について
【NISEダイアリー】
【研修員だより】
【役員・研究職員の異動について】
【アンケートのお願い】
【編集後記】

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【1】新年度を迎えて
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 この4月から、2019年度を迎えました。また、新しい元号が発表され、新
たな時代の始まりでもあります。
 本年度は、2020年度までの第4期中期目標期間の4年目に当たります。変
化の激しい時代の中で、本研究所は、特別支援教育の推進のため、気持ちを
新たに種々の事業に取り組んでいく所存です。
 基幹研究としての横断的研究や障害種別研究、また、地域実践研究を実施
していくとともに、特に、これまでの研究成果の教育現場等における活用を
重視して、小学校や中学校等にも、特総研を知っていただけるよう、一層、
工夫していくこととしています。
 研修事業に関しては、小学校等の学習指導要領において書き込まれた、障
害のある子どもが各教科等の学習活動を行う際に生じる困難さへの対応につ
いて、新たな講義コンテンツを作成するなどして、小学校等における特別支
援教育の充実に努める予定です。なお、インターネットによる情報発信がよ
り効果的に行えるよう、視聴者の視点で、Webサイトの見直しを行うことと
しています。
 厚生労働省と文部科学省が共同で提言された、発達障害に関わる家庭と教
育と福祉の連携については、「トライアングル」プロジェクトと呼ばれてい
ます。本年度は、これに関連した事業として、検討会議を設け、発達障害の
子どもの教育に関わる教員等の専門性や、保護者等への的確な情報提供の在
り方について検討する予定です。
 また、昨年度から、高等学校における通級による指導の制度が施行されま
した。担当する教員の指導力の向上等を目指して、今年度も研究協議会を開
催することとしています。
 インクルーシブ教育システム推進センターにおいては、2年間の研究テー
マを一纏まりとして、今年度も昨年に引き続き、同様のテーマで研究に取り
組みます。本年度は、県の教育委員会に加え、市町の教育委員会からの地域
実践研究員の派遣も見込まれています。長期派遣と短期派遣を合わせて、15
名の地域実践研究員が、本研究所において、それぞれの地域の実情に応じた
テーマに基づき、インクルーシブ教育システムの確立に向けて、研究所の職
員と一緒に研究活動を進めることとしています。
 これら諸事業の活動については、折々に、様々な媒体を活用して、特別支
援教育関係者はもとより、広く一般の方々にもお伝えしていく予定です。
 我が国における特別支援教育の推進に貢献できるよう、本研究所としても
応分の努力を行って参ります。
 本年度も、皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

               独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
                       理事長  宍戸 和成

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【2】2019年度の主な年間行事予定について
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 本研究所が本年度に実施する主な行事予定は、下記の通りです。各種行事
への参加をご検討いただく際に、ご参考にしていただければ幸いです。
 なお、専門研修及び研究協議会は、各都道府県教育委員会等より推薦を受
けた教職員が対象となりますので、予めご了承ください。

4月6日 世界自閉症啓発デー2019・シンポジウム(全社協・灘尾ホール、
     東京都)
5月7~8日 第1回高等学校における通級による指導に関わる指導者研究
       協議会
5月13日 第一期特別支援教育専門研修(~7月12日)
7月17~18日 発達障害教育実践セミナー
7月22~23日 特別支援教育におけるICT活用に関わる指導者研究協議会
7月30日 特別支援学校寄宿舎指導実践協議会
8月8日 支援機器等教材に関する地域展示会(山梨県)
8月20~21日 特別支援学校「体育・スポーツ」実践指導者協議会
8月21日 支援機器等教材に関する地域展示会(愛媛県)
8月23日 支援機器等教材に関する地域展示会(静岡県)
9月2日 第二期特別支援教育専門研修(~11月8日)
10月8日 支援機器等教材に関する地域展示会(山形県)
11月上旬 研究所公開
11月14~15日 交流及び共同学習推進指導者研究協議会
11月21~22日 第2回高等学校における通級による指導に関わる指導者研究
       協議会
[翌年]
1月8日 第三期特別支援教育専門研修(~3月13日)
1月25日 NISE特別支援教育国際シンポジウム(一橋講堂、東京都)
2月21日~22日 国立特別支援教育総合研究所セミナー

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【3】お知らせ
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●2019年度に実施する各指導者研究協議会について(照会開始)
 本年度に実施する下記の指導者研究協議会の受講候補者の推薦について、
都道府県教育委員会等に照会を行っています。
 なお、推薦に係る実施要項・推薦様式はホームページよりダウンロードで
きます。

◆2019年度特別支援教育におけるICT活用に関わる指導者研究協議会
 期日    2019年7月22日(月)~23日(火)の2日間
 募集人員  70名

◆2019年度交流及び共同学習推進指導者研究協議会
 期日    2019年11月14日(木)~15日(金)の2日間
 募集人員  70名

○2019年度国立特別支援教育総合研究所研修事業計画はこちら→ 
 http://www.nise.go.jp/nc/training_seminar/training_project_plan/2019

●特総研ジャーナル第8号及びNISE Bulletin Vol.18の刊行について
 この度、本研究所の平成30年度における諸活動の成果等をまとめた「国立
特別支援教育総合研究所ジャーナル(特総研ジャーナル)第8号」、及び英
文でまとめた「NISE Bulletin Vol.18」を刊行し、それぞれ本研究所のWeb
サイトに掲載しました。
 特総研ジャーナル第8号では、本研究所が平成30年度に実施した研究の概
要、調査研究報告、諸外国における障害のある子どもの教育に関する状況調
査報告、国際会議・外国調査等の報告、学会等参加報告、事業報告や、文部
科学省特別支援教育課による日本の特別支援教育の政策動向等を紹介してい
ます。
 また、NISE Bulletin Vol.18では、本研究所が平成30年度に実施した研究
の概要、本研究所の研究紀要に掲載されている論文の要旨、各部・センター
の事業報告や、文部科学省特別支援教育課による日本の特別支援教育の政策
動向等を英文で紹介しています。

○特総研ジャーナル第8号はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/report_material/research_results
_publications/seminar_materials


○NISE Bulletin Vol.18はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/report_material/research_results
_publications/bulletin

●世界自閉症啓発デー2019イベントについて(再案内)
 毎年4月2日は、国連総会で定められた世界自閉症啓発デー(World Autism
 Awareness Day)です。本研究所を含む関係団体で組織された世界自閉症啓
発デー・日本実行委員会では、毎年、自閉症についての理解を広めることを
目的にシンポジウムを開催しています。
 今年のテーマは、『輝く人・照らす人』です。(1)「地域を照らす人」、
(2)「TVの中で輝く人・照らす人」、(3)「暮らしの中で輝く人・照ら
す人」の3つのシンポジウムでは、自閉症のある人々の充実した生活を支え
るための地域やマスコミ、NPOの取組をご紹介します。
 また、当日は、セサミストリートに登場する自閉症の特性のあるキャラク
ターとの写真撮影や自閉症のある方の作品展も行われます。

日時:平成31年4月6日(土)10:00~16:30
会場:全社協・灘尾ホール(新霞が関ビル内:東京都千代田区霞が関) 

 なお、当日も参加を受け付けておりますので、たくさんの方のご来場をお
待ちしております。
 本イベントでは、自閉症や発達障害のある方とその家族への応援メッセー
ジも募集していますので、よろしくお願いします。

○世界自閉症啓発デー・日本実行委員会のWebサイトはこちら→
 http://www.worldautismawarenessday.jp

○応援メッセージの投稿はこちら→   
 http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/index.php?action
=pages_view_main&page_id=901


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【4】NISEトピックス
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●2019年度の研究活動について
                    研究企画部 総合研究推進担当

 本年度は、基幹研究(横断的研究)2件、基幹研究(障害種別研究)5件
(うち3件は新規)、地域実践研究4件を実施します。研究成果は、研究成
果報告書サマリー集のほか、教育現場で活用しやすいリーフレットやガイド
ブック等を作成し、それらの活用方法の周知を含め、効果的な成果の普及を
目指します。

◆基幹研究(横断的研究)2課題
1)我が国におけるインクルーシブ教育システム構築に関する総合的研究(
2016~2020年度)
2)特別支援教育における教育課程に関する総合的研究(2016~2020年度)

◆基幹研究(障害種別研究)5課題
1)聴覚障害教育におけるセンター的機能の充実に関する研究-乳幼児を対
象とした地域連携-(2018~2020年度)
2) 言語障害のある中学生への指導・支援の充実に関する研究(2018~2019
年度)
3)知的障害特別支援学級担当者サポートキットの開発―授業づくりを中心
に―(2019~2020年度)
4)小・中学校における肢体不自由のある児童生徒への指導及び支援のため
の地域資源を活用した授業改善に関する研究(2019~2020年度)
5)社会とのつながりを意識した発達障害等への専門性のある支援に関する
研究-発達障害等の特性及び発達段階を踏まえての通級による指導の在り方
に焦点を当てて-(2019~2020年度)

◆地域実践研究4課題
1)メインテーマ1:インクルーシブ教育システム構築に向けた体制整備に
関する研究
[サブテーマ]
(1)就学に関する教育相談、就学先決定に関する研究(2018~2019年度)
(2)インクルーシブ教育システムの理解啓発に関する研究(2018~2019年
度)
2)メインテーマ2:インクルーシブ教育システム構築に向けた特別支援教
育に関する実際的研究
[サブテーマ]
(3)多様な教育的ニーズに対応できる学校づくりに関する研究(2018~
2019年度)
(4)学校における合理的配慮及び基礎的環境整備に関する研究(2018~
2019年度)

 これら以外に、終了課題の研究成果の普及活動、障害種別等の基礎的な調
査研究活動、さらには、科学研究費補助金などの外部資金研究等を実施しま
す。これらの研究のテーマや内容などは随時、本メルマガで紹介していきま
す。

○研究区分についての説明はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/study/intro_res

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【5】NISEダイアリー
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            「身近なところから」
           宍戸 和成(国立特別支援教育総合研究所理事長)

 本メルマガは、研究所の情報発信の手段の一つであると同時に、研究職員
の興味・関心を知る機会でもあると、平成31年3月号のメルマガの編集後記
を読んで思った。
 それを担当した編集主幹は、身近な題材を取り上げて、編集後記をまとめ
ている。「私 水仙 ここにいます」という立て札だ。研究所の海沿いの道
路脇、土手沿いに小さな花壇が作られている。地元の人達が手入れをしてい
る。少しでも、この地を訪れる観光客の目を楽しませたいという心遣いか。
横須賀市では、水仙ロードと名付け、宣伝もしている。この地はとても温暖
だ。だから、一月ともなると花が咲き始める。一面に咲き誇った水仙は、と
てもきれいだ。しかし、今は、花も落ち、茂った葉だけが残っている。その
中に埋もれて、小さな立て札には、なかなか気付かないかもしれない。
 編集主幹は、立て札の存在に気付き、そこに書いてある文をもとに何を考
えたのだろう?「小・中・高等学校の通常の学級の中では、この立て札と同
じような訴えをしている子どもがいるかもしれないよ。」だから、「それに
気付くことが、大切ではないですか?」と問題提起をしている。確かにその
通りだと思いながら読んだ。「見えない立て札を見る」。水仙の立て札でさ
え、葉が枯れた後なら目立つが、花が咲きそろっている間や葉が茂っている
間は、それらに隠れて見えない。通常の学級の中では、「私、ちょっと板書
を写すのが苦手なの。」、「僕は、ちょっと計算が不得意なんだ。」などと
いう訴え(立て札)は、なかなか見えないし、気付かない。
 特別支援教育になり、様々な子どもが通常の学級に在籍する可能性がある。
そうなると、特別支援教育は、特別支援学校や特別支援学級、いわゆる通級
指導教室だけの話ではなくなる。通常の学級においても、考えなければいけ
なくなる。発達障害の可能性のある子どもに関して言えば、例えば、小・中
学校に6.5%の割合で在籍するかもしれないという報告もある。
 特別支援教育が、特殊教育の時代から大切にしてきた、一人一人に応じた
教育の推進が、これからますます求められていくだろう。
 そして、こんなことも頭に浮かんだ。
 身近にある立て札に気付き、何が書いてあるのだろうと読む。これは、今
回の学習指導要領等の改訂で話題になった、「主体的・対話的」な姿勢では
ないか。そして、自ら考え、何かに気付くこと、これは、「深い学び」の一
つではないかと。
 アクティブ・ラーニングが「主体的・対話的で深い学び」と表現された。
そして、それを自ら身近で具体的な事柄と結び付けて、とらえ直してみるこ
とが必要だ。そうすることで、先ずは教師が「主体的・対話的で深い学び」
を受け止め、子どもに分かりやすく伝えることができると思う。
 編集後記を読みながら、身近なところに、新たな気付きを起こさせるきっ
かけが存在することを、改めて思い浮かべる機会となった。
 (因みに、私もこの「立て札」について考えたことがあります。興味があ
る方は、平成26年3月号のNISEダイアリーをご一読ください。)

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【6】研修員だより
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 今号は、平成30年度第一期特別支援教育専門研修を修了された泉翔子先生
からお寄せいただきました。

           「自分自身を見つめて」
               泉 翔子(福島県いわき市立磐崎小学校)

 スーツケースを片手に、期待と不安を抱きながら研究所に足を踏み入れた
のは、昨年5月のことでした。研修は全てが新鮮で、刺激的であり、忘れら
れない濃密な2か月間となりました。
研修を通して感じたことは、「自分と向き合う研修だったな」ということで
す。特別支援教育に関する基礎知識から専門的な分野まで、幅広く学ぶこと
ができ、どの講義も魅力的でした。特に印象的だった講義では、「How toで
はない」「子どもの心に寄り添えているか」等、教師としてのあり方を問わ
れ、自分自身はどうだったかを深く考えさせられました。「ちゃんとさせな
きゃ」と、子ども達に自分のやり方を押し付けていたな、と気づかされまし
た。未熟な自分を見つめさせられ苦しくもありましたが、それ以上に「子ど
も達とあたたかい関係を築ける教師になりたい」、そう強く思ったのを覚え
ています。
 また、この研修では、素敵な仲間達にも恵まれました。熱い議論が交わさ
れ た研究協議、寝食を共にする中での語らい…、思い出は尽きません。今で
も、 近況報告や悩み相談をし合える心強い味方がいる、これは私にとって大
きな 財産です。研究所で出会った皆さんに心から感謝しています。

○福島県いわき市立磐崎小学校のWebサイト(市のHP)はこちら→
 https://iwaki.fcs.ed.jp/

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【7】研究職員の異動について
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●3月で本研究所を退職・転出した、及び4月1日付けで本研究所に着任し
た役員・研究職員を紹介します。

◆3月で本研究所を退職・転出した役員・研究職員
 ・笹井 弘之  理事
 ・新平 鎮博  情報・支援部 上席総括研究員
 ・清水 潤   研修事業部 総括研究員
 ・横山 貢一  発達障害教育推進センター 総括研究員
 ・新谷 洋介  情報・支援部 主任研究員

◆4月1日付けで研究所に着任した役員・研究職員
 ・梅澤 敦   理事
 ・坂本 征之  研修事業部 主任研究員
 ・青木 高光  情報・支援部 主任研究員
 ・井上 秀和  発達障害教育推進センター 主任研究員
 ・廣島 慎一  発達障害教育推進センター 主任研究員
 ・小西 孝政  インクルーシブ教育システム推進センター 主任研究員

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【8】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。

○アンケートはこちら→
 https://www.nise.go.jp/limesurvey/index.php?sid=41223&lang=ja

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【9】編集後記
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 4月2日は世界自閉症啓発デーであり、今年は4月6日(土)にそのイベ
ントが行われます。毎年、東京の全社協・灘尾ホールで開催される本イベン
トでは、自閉症のある方の作品展も催されます。出展された作品からは、自
閉症のある方の特性、具体的には細部に注目した緻密な描画やユニークな世
界観等が見られ、一人一人の個性も伝わってきます。
 福島尚(ひさし)さんは、細密で写実的な鉄道の絵を描かれることで有名
な 画家です。福島さんは、知的障害を伴う自閉症です。福島さんの画集には、
お父さんの清さんの言葉が綴られています。その中で特に印象的であるのが、
「(尚さんは)何十年も変われなかったのに変わることができた」、「何か
に目覚めて進歩がまだ続いているんです」という言葉です。自閉症のある方
には、コミュニケーションの難しさや特定のものにこだわる等の理解するこ
とが難しい行動が見られ、それらに対して私達がどのように関われば良いの
かと悩むことがあります。しかし、表面に現れる困難さだけに目を向けてい
ると、自閉症のある方の可能性を見過ごしてしまう、清さんの言葉にはすぐ
には見えない彼らの成長を信じてほしいとの願いが込められていると感じま
す。
 世界自閉症啓発デーのシンボルカラーは、「青」です。青には、「希望」
と いう意味があります。各地域が、自閉症啓発デーのイベントでライトア
ップ され青色に彩られる中、自閉症を含めた子ども達一人一人の可能性を
信じて、 今年度をスタートしていただければと願っています。当研究所に
おいては、 研究活動や諸事業を通して、障害のある子ども達の教育の可能
性を追求して いきたいと思います。
 引用:福島 尚(2016)『福島尚 鉄道画集 線路は続くよ』.二見書房.

                  (第145号編集主幹 柳澤 亜希子)

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次号も是非ご覧ください。
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       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
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> 発達障害の情報を知りたいとき
 【発達障害教育推進センターweb】
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 【インクルDB】
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