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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第139号

メールマガジン

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      国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジン
         第139号(平成30年10月号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NISE(ナイセ)━━━
このたびの台風21号及び北海道胆振東部地震で被災された皆様に、心からお
見舞い申し上げます。
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■目次
【お知らせ】
・平成30年度第二期特別支援教育専門研修開講
・平成30年度特別支援学校「体育・スポーツ」実践指導者協議会の開催(終
了報告)
・平成30年度第2回高等学校における通級による指導に関わる指導者研究協
議会の開催(終了報告)
・第4回NISE特別支援教育国際シンポジウムの開催について
・特別支援学校(視覚障害)における重複障害幼児児童生徒に関する実態調
査について
・自閉症班公開研究成果報告会について
【NISEトピックス】
・研究所公開のご案内
【連載コーナー】
・共同研究「インクルーシブ教育場面における知的障害児の指導内容・方法
の国際比較~フィンランド、スウェーデンと日本の比較から~(平成28-29
年度)」の研究成果報告書から 第3回
【NISEダイアリー】
【研修員だより】
【アンケートのお願い】
【編集後記】
 
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【1】お知らせ
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●平成30年度第二期特別支援教育専門研修開講
 9月5日(水)、平成30年度第二期特別支援教育専門研修(知的障害教育
コース)が開講しました。今期(9月5日~11月9日)は、全国から集まっ
た88名が受講しています。
 特別支援教育専門研修は、年三期開講し、各都道府県等で指導的立場に立
つ又は今後指導的立場に立つことが期待される教職員が、教育委員会等の推
薦を受けて受講するものです。
 研修プログラムは、特別支援教育全般と各障害種別に関する専門的な講義
や演習、研究協議、実地研修等で構成されています。約2ヶ月間の宿泊型研
修で、神奈川県横須賀市の本研究所にて受講していただきます。
 この研修では、専門的知識及び技術を深めるとともに、全国から集まった
教職員同士の情報交換やネットワークづくりも魅力となっています。
 
○特別支援教育専門研修の内容等はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/training_seminar/period_training/h30_01
 
 
●平成30年度特別支援学校「体育・スポーツ」実践指導者協議会の開催(終
了報告)
 2020年のオリンピック・パラリンピックの開催や、障害者の生涯学習の
推進が求められる中、幼児児童生徒の体育・スポーツ活動の更なる充実が期
待されています。
 本研究所では昨年度に引き続き、特別支援学校教員の体育・スポーツに関
する指導力向上を目指した標記協議会を全国特別支援学校長会との共催で、
8月21日(火)~8月22日(水)の日程で開催しました。
 1日目は、障害者スポーツに関する行政説明や特別支援学校の体育・スポ
ーツの指導に関する調査報告、参加者を代表して2校の実践報告がありまし
た。2日目は、「ボッチャ」を通じた実践交流や参加者の所属する自治体・
学校の取組状況に関する情報交換をグループに分かれて行いました。
 参加者からは、障害者スポーツに関する国の動向や全国各地の自治体・学
校の実践に関する情報を得ることができ、日々の実践に生かしていきたいと
いった感想が多数寄せられ、好評のうちに終了しました。

 
●平成30年度第2回高等学校における通級による指導に関わる指導者研究協
議会の開催(終了報告)
 8月27日(月)及び28日(火)の2日間、標記研究協議会(3回連続型)
の第2回を本研究所において開催しました。本研究協議会は、本年4月より
制度が運用されている「高校通級(高等学校における『通級による指導』)」
の推進に向けて、指導的立場にある教職員による研究協議等を通じ、担当者
の専門性の向上及び高校通級の理解推進を図ることを目的として、昨年度か
ら年3回連続型として開催しているものです。今回は、全国から担当指導主
事や高校教員等108名と、多くの方に引き続き受講いただきました。
 第2回の今回は、先ず、全体で「高等学校における通級による指導に係る
学校の取組状況と課題」について2校の受講者からの取組紹介発表、次に文
部科学省による受講者からの高校通級に関する質問への回答が行われました。
 その後、コース別で、1コース(指導主事)は、情報交換「教育委員会及
び学校の取組状況と課題解決に向けて」、2コース(教員)は、「通級によ
る指導における自立活動と個別の指導計画の実際」と題して、本研究所運営
スタッフによる9班での演習・班別協議を行いました。次に第1回と同じく
15班に分かれての班別協議を行い、各受講者から提出のレポート等に基づく
報告や最新の情報等について活発な協議・意見交換がなされました。
 さらに、地域ブロック等に分かれての情報交換「教育委員会及び学校の取
組状況と課題解決に向けて」も活発に行われました。最後には全体会として、
両日参画いただいた田中特別支援教育調査官から指導助言をいただきました。

 
●第4回NISE特別支援教育国際シンポジウムの開催について
 本研究所では、「障害のある子どもと障害のない子どもの交流をめざして
-日韓の取組から今後のインクルーシブ教育システム推進を展望する-」と
いうテーマで国際シンポジウムを開催します。
 本シンポジウムは、諸外国におけるインクルーシブ教育の動向に係る調査
結果や韓国の教育制度と基本情報についての講演、韓国におけるインクルー
シブ教育の施策動向を踏まえ、韓国の小学校での実践及び日本の実践を通し
て、障害のある子どもと障害のない子どもの交流の様々な取組等についての
報告及びパネルディスカッションを行うこととしています。

 申込は11月1日(木)に開始いたします。具体的な内容や参加申込等の詳
細は本研究所Webページにてご確認ください。
 
◇日時:平成31年2月2日(土) 13:00 ~ 17:30
◇会場:一橋大学一橋講堂(学術総合センター内)
   (東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
◇定員:400名
◇申込期間:平成30年11月1日(木)~ 平成31年1月18日(金)
 
○NISE特別支援教育国際シンポジウムのWebページはこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/training_seminar/special_symposium/h30
 
●特別支援学校(視覚障害)における重複障害幼児児童生徒に関する実態調
査について
 本調査は、本研究所の平成29~30年度基幹研究(障害種別研究)「視覚障
害を伴う重複障害の児童生徒等の指導に関する研究-特別支援学校(視覚障
害)における指導を中心に-」の一環として、平成29年度に実施されたもの
です。
 この調査の結果をまとめた調査報告書を下記に掲載しました。
 調査報告書では、全国の特別支援学校(視覚障害)在籍の重複障害幼児児
童生徒の実態について、併せ有する障害の状況、視力の状況等を取り上げて
います。また、特に、同幼児児童生徒の実態把握(アセスメント)に関する
状況と課題、個別の指導計画の作成状況と課題について報告しています。
 特別支援学校(視覚障害)在籍の重複障害幼児児童生徒の実態に関する全
国的な状況を知るためにご活用ください。
 
○調査報告書はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/report_material/research_results
_publications/specialized_research

 
●自閉症班公開研究成果報告会の開催について
 自閉症研究班では、自閉症のある子どもの学習上又は生活上の困難を改善・
克服することを目的とした自立活動の指導と、自閉症のある子どもの目標間
のつながりを重視した指導について研究を行ってきました。本報告会では、
これら研究成果の報告(「自閉症のある子どもの自立活動の授業を組み立て
る上での要点」、「自閉症のある子どもの指導目標の設定におけるポイント」)
と、研究協力機関であった小学校(自閉症・情緒障害特別支援学級)と特別
支援学校(知的障害)の先生方による実践報告を行います。また、「自閉症
のある子どもの主体的な学びを引き出すための授業改善」と題して、対談を
行います。多くの先生方のご参加をお待ちしております。
 
◇日時:平成30年11月23日(金・祝日)10時~15時30分(9時受付開始)
◇会場:国立特別支援教育総合研究所・研修棟
◇定員:100名(先着順・参加費無料)
◇参加対象:小・中学校の自閉症・情緒障害特別支援学級又は知的障害特別
 支援学級、特別支援学校(知的障害)の担当教員や指導主事等
◇申込締め切り:平成30年11月5日(月)
 
 本報告会のプログラムや参加申込方法等の詳細は、以下をご覧ください。
 
○平成30年度公開研究成果報告会のWebページはこちら→ 
 http://www.nise.go.jp/nc/news/2018/0914
 
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【2】NISEトピックス
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●研究所公開のご案内
 先月号でもご案内いたしましたとおり、11月10日(土)、本研究所の一
般公開を開催します。
 本研究所公開では、障害のある子どもと障害のない子どもが共に生活し、
学んでいく際に参考となる配慮や工夫等を、様々な体験を交えて分かりやす
く紹介していきます。また、昨年度も好評を博した特別支援学校生徒による
あん摩マッサージ体験や障害者スポーツ体験も実施する計画です。さらに今
年度は、重度の脳性麻痺を抱えながらも作家として活躍されている中村勝雄
氏による講演会も予定しております。
 是非、お誘い合わせの上、お気軽にお越しください。 

◇日時: 平成30年11月10日(土) 9時30分~16時(15時受付終了)
◇主な内容(予定)
・作家・中村勝雄氏による講演
・障害者スポーツ体験「ボッチャ」
・特別支援教育の視点からの授業づくり体験
・特別支援学校生徒によるあん摩マッサージ体験
・NISE特別支援教育シールラリー
・ミニ講義「発達障害の特性に関する疑似体験」
・障害のある子どものための教育支援機器の展示・実演
・障害のある子どもがくつろげる心地よい環境づくりの体験
・障害のある子どもに対する生活環境面での身近な配慮や工夫の紹介
・本研究所の最新の研究成果等の紹介
・就労系障害福祉サービス事業所等による出店(カレーライスなどの販売)
◇参加費: 無料
◇事前申込不要
◇駐車場有(80台分)※混雑が予想されるため、なるべく公共交通機関を
 ご利用ください。
◇託児サービス有

 各企画内容については、Webサイト等にて紹介していきますので、是非ご
覧ください。

○研究所公開の詳しい内容はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/laboratory_release

 

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【3】連載コーナー
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●共同研究「インクルーシブ教育場面における知的障害児の指導内容・方法
の国際比較~フィンランド、スウェーデンと日本の比較から~(平成28-29
年度)」の研究成果報告書から
 第3回 「事例2 中学校2年生の音楽の交流及び共同学習の実践」
                    知的障害教育研究班 横尾 俊
       (インクルーシブ教育システム推進センター 主任研究員)
 
 この事例は、交流及び共同学習の際に、知的障害のある中学生のBさんが、
どのような方法や配慮によって学習しやすくなるのかを検討しながら行った
実践です。
 Bさんの実態としては、身の回りで起こる具体的な事柄について話したり、
理解したりする言語力があり、人との関わりを好み、他の生徒には積極的に
笑顔で話し掛ける様子が見られます。一方で、全体集会などで、活動の見通
しがもてない場合には、集中が保てなくなり、興味が向いた事柄に向かって
しまい、教師に声掛けをされても、素直に聞き入れないようなこともありま
す。
 研究では、音楽の時間や学級活動での合唱コンクールに向けた学習活動を
対象としました。音楽の授業には支援員が入ってBさんを支援しています。
 合唱コンクールは10月に行われましたが、交流学級において7月から準備
が始められました。学習としては、音楽の授業ではじめにコンクールで歌う
自由曲を話合いによって決め、課題曲と自由曲の歌詞や曲調についての学習
を経た上で歌の指導、その後に学級活動で、パート練習や全体練習を重ねて、
コンクールでの本番を迎えました。
 Bさんは、見通しがもてない場面で積極的に取り組むことが難しかったた
め、特別支援学級で事前学習を行いました。例えば、自由曲の選曲では、B
さんが曲の印象を、嫌な表情から笑顔までを段階的に表情で示した記録用紙
に記録し、事前に曲の感想をもてるような工夫を行いました。こうすること
で、実際の音楽の授業では、集中して取り組むことができたようです。その
ほかにも、音楽の授業の最後に行う振り返りシートでは、評価項目を絞り、
評価内容を分かりやすい表現で示す工夫を行い、授業でのねらいに対して、
Bさん自身で振り返りがしやすいようにしました。
 また、交流学級の生徒とは、取組当初には、余り関わり合う様子が見られ
ませんでしたが、座席位置を小学生のときから顔見知りである生徒の隣にし
たり、支援員のサポートを必要最小限に減らしたりすることで、交流の機会
が増え、自然に関わる場面が増えたようです。
 この事例は、学習等の困難さを改善するための支援や工夫によって、Bさ
んが交流学級での授業に見通しがもてたことで、合唱コンクールに向けた練
習に意欲をもって取り組むことができました。交流及び共同学習では、単に
学ぶ場を共有するだけでなく、児童生徒自身が何を学ぶのかを自覚できるよ
うにするとともに、交流学級の児童生徒と自然に関わり、対話できるような
環境の整備が必要だと考えることができます。
 この事例が詳しく掲載されている研究報告書は、以下のURLからダウンロ
ードすることができます。
 
○本共同研究の研究成果報告書はこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/study/intro_res/joint
 
 次回は小学校5年生の体育の交流及び共同学習の実践事例を紹介する予定
です。どうぞお楽しみに。
 
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【4】NISEダイアリー
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          「『対話的』な学び」 
           宍戸 和成(国立特別支援教育総合研究所理事長)
 
 新しい学習指導要領等の改訂に当たっては、アクティブ・ラーニングが話
題となり、それが「主体的・対話的で深い学び」と表現された。より的確に
意図する内容がイメージできるようにするため、また、多くの人が共通理解
しやすいようにするため、このような表現になったと、私は解釈している。
 さて、深い学びについては、メルマガ第137号(平成30年8月号)で触れた。
ここでは、「対話的」のとらえ方について考えてみたい。
 今、研究所では、第二期特別支援教育専門研修が行われている。その様子
を、時々、眺めながら、昔、私が聾学校に勤めていた頃の失敗談を思い出し
た。小学部の担任に成り立ての頃、研究授業でのことである。発問が大事だ
ということで、あれこれ工夫をしつつも、ついつい、次から次へと発問を繰
り返してしまった。すると、事後の授業研究会の折り、「矢継ぎ早の発問で
は、子どもが自ら考える時間がないよ。」と注意された。「『目は口ほどに
物を言う』とも言われるよ。もっと子どもの表情を読み取らないと…。」と
も。
 今、主体的・対話的で深い学びが話題となっている。だから、対話的な授
業を模索するためには、発問も重要であろう。子どもの考えを引き出すため
に。しかし、「なぜ?」、「何?」、「どんなこと?」、「どうして?」と
間髪を容れずに質問しては、子どもは考える気にはならない。結局、子ども
から、「分かりません。」の言葉が返ってきたことを思い出す。しかも、一
人だけではなく、二人、三人と続けて。そんな様子を眺めていた先輩からは、
「三人も『分からない。』という回答が返ってきたら、それは子どものせい
ではないよ。発問が悪いのだよ。」とのアドバイス。さらに、「子どもに考
える時間も与えず発問するのは、愚の骨頂だ!」という忠告も。こんな思い
出と結び付けて、「対話的」の解釈が重要であることを改めて思った。「対
話的な学び」を契機に、私と同じような失敗が、今、学校現場で見られない
ことを願う。
 「対話的」とは、次から次へと質問をして、子どもに考えさせることを意
図しているのではない。先生が発問をした時に、子どもが自ら考える時間を
設け、少なくとも、先生は子どもの反応を見ながら、次の対応を講ずるもの
だ。無理矢理答えさせることでは、考える子どもは育てられないと思う。
 「対話的な学び」においては、先ずは「相手のことを推察すること」が求
められよう。それがあって、初めて、「やり取り」が成立するように思う。
 実は、新しい学習指導要領の解説の中では、「対話的な学び」が次のよう
にまとめられている。「子供同士の協働、教職員や地域の人との対話、先哲
の考え方を手掛かりに考えること等を通じ、自己の考えを広げ深める」こと
と。私は、前段は勿論のことだが、後段の「先哲の考え方」に留意したい。
これは、簡単に言えば、書物を通して対話することである。本を読んで作者
や登場人物等の考え方を受け止め、考えることである。聴覚障害の子どもに
とっては、読むことが正確な知識や考えを知る絶好の機会である。前述の失
敗を機に、私は読める子どもを育てたいと思うようになった。
対話は、目の前の人ばかりが相手とは限らない。そして、対話するためには、
相手の気持ちや状況等を想像することが、先ずは求められるのではないか。

 

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【5】研修員だより
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 今号は、平成26年度第三期特別支援教育専門研修を修了された島津裕子先
生からお寄せいただきました。
 

「久里浜で得たもの」
             島津 裕子(青森県立青森第一高等養護学校)
 
 専門研修を終えてから早4年。2ヶ月間の講義は、肢体不自由教育に携わ
る機会が多かった私にとって、贅沢な講師陣の専門的な内容を聞きながら、
これまでの指導を振り返り、反省と新たな解を見つけることができた有意義
な日々でした。
 研究協議では、「ICTを活用した指導や支援の普及や推進」をテーマに解
のない協議を繰り返すことが多かったです。そして、その当時の私たちが導
いた1つの解は意外にも「先生と先生のつながり」でした。「Technology」
を広めるためには、一緒に悩み、考える「Teacher」を増やすこと、それが
求める『I・C・T』ではないかと…。
 今年度、再び4月より、この久里浜の地で1年間「地域実践研究員」とし
て学ぶ機会をいただいています。テーマは「インクルーシブ教育システムの
理解啓発に関する研究」。着任当初はこの壮大なテーマを目の前に途方にく
れた日々でした。しかし、専門研修で得た「先生と先生のつながり」という
解は、インクルーシブ教育システムを構築していく上でも1つの解にならな
いか、もっと他の解はないだろうかと青森県教育委員会の協力を得ながら研
究を進めています。ここで出会った「つながり」を大切に、今後も新たな解
を見つけていきたいと思います。
 
○青森県立青森第一高等養護学校のWebサイトはこちら→
 http://www.aomori1hi-shien.asn.ed.jp/
 
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【6】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。
 
○アンケートはこちら→
 https://www.nise.go.jp/limesurvey/index.php?sid=24585&lang=ja
 
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【7】編集後記
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 メールマガジンをご愛読いただき誠にありがとうございます。
 本研究所では、9月5日より、第二期特別支援教育専門研修(知的障害教
育コース)が始まり、全国から多くの先生方が参加され、研究所も活気づい
ているところです。「研修員だより」には、青森県立青森第一高等養護学校
の島津先生にご執筆いただきました。専門研修で得られたことを学校で生か
すとともに、今年度は、地域実践研究員としてもご活躍いただき、まさに
「つながり」を大切に、それを形にしていることに感謝いたします。
 さて、今号では、8月に行われた協議会の終了報告のほか、今後開催を予
定しているシンポジウムや報告会、研究所公開のご案内を掲載させていただ
きました。また、視覚班による調査研究の報告をさせていただいております。
情報発信を行っている本研究所Webページも併せてご覧いただければと存じ
ます。
 本研究所では、皆様が活用できる情報の公開や、参加できる事業の実施に
努めております。本メールマガジンを引き続きご愛読くださるとともに、事
業への皆様のご参加を心よりお待ちしております。
 
                   (第139号編集主幹 新谷 洋介)
 
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次号も是非ご覧ください。
「メールマガジン」へのご意見・ご感想はこちら
 
国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第139号(平成30年10月号)
       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
           E-mail a-koho[アットマーク]nise.go.jp
          ([アットマーク]を@にして送信してください。)
 
○研究所メールマガジンの利用(登録、解除、バックナンバーを含む)につ
いてはこちら→
 http://www.nise.go.jp/nc/about_nise/mail_mag
 
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