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●目的
平成19年12月18日の国連総会において、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議され、世界の各国において自閉症に関する啓発の取組を実施することが要請されています。
今年で8回目を迎えた「世界自閉症啓発デー2016」は、日本実行委員会の企画で4月9日に灘尾ホールで開催されましたが、さらに多くの地域における啓発活動が求められています。
12月3日から9日までの「障害者週間」は、障害者福祉への関心や理解を深め、誰もが参加できる社会をめざすことを目的として定められました。横須賀市では「障害者週間キャンペーンYOKOSUKA」の名称のもと、各種イベントが開催されました。
本研究所では、この一環として知的障害のある自閉症の子どもの教育を行っている筑波大学附属久里浜特別支援学校とともに、「世界自閉症啓発デー2016in横須賀」を開催しました。
このイベントでは、横須賀地区自閉症児・者の親の会「タンポポの会」および久里浜特別支援学校PTAの共催等との共催、市立横須賀総合高等学校の生徒ボランティアの方々の協力、横須賀市の後援を得て、「知ろう つながろう」をテーマに、自閉症の方とその家族の地域とのつながりについて考えました。
●日時・会場
2016年12月3日(土曜日) 12時半〜16時半
会場:横須賀市立総合福祉会館5F ホール
●プログラム
開会あいさつ
主催者あいさつ
来賓あいさつ(横須賀市教育委員会 教育長)
世界自閉症啓発デー趣旨説明
映画「くちびるに歌を」上映
休憩および自閉症児の作品展示、自閉症児疑似体験、久里浜特別支援学校紹介、研究所紹介
自閉症についてのミニ講義
シンポジウム
閉会あいさつ
●主催
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所、筑波大学附属久里浜特別支援学校
●共催
横須賀地区自閉症児・者親の会「たんぽぽの会」、筑波大学附属久里浜特別支援学校PTA
●後援
横須賀市、横須賀市教育委員会
●今年度の様子
今年度も横須賀市立総合福祉会館で盛大に開催され、関係者を含めて約160名の参加がありました。
●開会あいさつ
●来賓あいさつ
●世界自閉症啓発デー趣旨説明
●映画「くちびるに歌を」および自閉症についてのミニ講義
映画「くちびるに歌を」を視聴して、映画に登場する自閉症のある兄とその弟のやり取り、家族の関わりをもとに、自閉症の理解と支援について考えました。また、この映画を通して、「自閉症のある人と共に生きること」について、ミニ講義で考えました。
●シンポジウム
筑波大学附属久里浜特別支援学校に在籍する児童のきょうだいから、幼少期から現在までのことと、今後についてメッセージを頂きました。シンポジウムのコーディネーターは筑波大学附属久里浜特別支援学校の担任が行いました。家族、先生方の温かいまなざしと支援について感じ取ることができるとともに、家族の絆の力とその大切さ、適切な支援の必要性について考えることのできる貴重な機会となりました。
●子どもたちの作品展示
会場には、横須賀市立長井小学校と横須賀市立浦賀小学校の特別支援学級、筑波大学附属久里浜特別支援学校の幼児児童が作成した作品を展示しました。
休憩時間には多くの方が作品を見ていました。
●疑似体験等の休憩時間の様子
休憩時間には、自閉症児の疑似体験や、研究所の自閉症に関連した研究の紹介等を行いました。
●閉会あいさつ
●本イベントは、要約筆記者、手話通訳者、横須賀市立横須賀総合高等学校の生徒ボランティアなど多くの方々に支えられて行われました。
◆前年までのイベントの情報
世界自閉症啓発デー2010in横須賀
世界自閉症啓発デー2011in横須賀
世界自閉症啓発デー2012in横須賀
世界自閉症啓発デー2013in横須賀
世界自閉症啓発デー2014in横須賀
世界自閉症啓発デー2015in横須賀
◆本イベントは、筑波大学附属久里浜特別支援学校と共同で主催しています。
筑波大学附属久里浜特別支援学校の報告は、こちらをご覧ください。(久里浜特別支援学校のサイトを開きます)
世界自閉症啓発デー2013in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2014in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2015in横須賀の報告
世界自閉症啓発デー2016in横須賀の報告