障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

難聴・言語障害児を地域で一貫して支援するための体制に関する実際的研究

研究の進捗状況

平成18年度の研究実施状況
平成18年度は以下の2点を中心に研究を実施した。
  1. 2回の研究協議会において、研究協力者所属機関における取り組みを共有し、研究協力者に実践事例の提供を依頼した。
  2. 『全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査』を実施し分析を行った。
研究協議会
第1回研究協議会を平成18年7月に以下の内容で実施した。
  1. 研究の趣旨及び目的やすすめ方等について、研究協力者に説明し協議した。
  2. 『全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査』について、調査内容や、回答方法等について協議した。
  3. 聾学校に設置されている通級指導教室の現状と課題について、調査研究を紹介し、本研究の調査との関連について協議した。
  4. 幼児対応に関する難言教室について、研究協力機関のあるA県の実態や研究協力者所属機関における実践等が報告され、協議した。
第2回研究協議会を平成19年3月に以下の内容で実施した。
  1. 『全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査』の集計結果の概略を報告し、考察の観点について協議した。
  2. 研究協力者、研究協力機関の実践事例について報告があり、協議した。
全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査
標記の実態調査を、平成18年9月、全国の難聴・言語障害学級、通級指導教室(幼児のことばの教室を含む)を設置する全ての学校・幼稚園等を対象として実施し、集計・分析を行った。
平成19年度の研究実施計画
平成19年度は以下の3点を中心に研究を実施する予定である。
  1. 『全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査』の分析結果を、本研究の中間報告書として刊行する。
  2. 『全国難聴・言語障害学級及び通級指導教室実態調査』で得られた情報から、地域の支援システムの一員として機能している難言学級・教室を訪問し、取組の実際について詳細な情報を収集する。
  3. 上記の1.2と研究協力者に提供依頼した実践事例を併せて研究協議会で検討し、地域で果たす難聴・言語障害学級や通級指導教室の役割及び今後の方向性について研究報告書を刊行する。
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