障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

発達障害のある子どもへの学校教育における支援の在り方に関する実際的研究-幼児教育から後期中等教育への支援の連続性-

研究代表者
笹森洋樹
研究分担者
柘植雅義,小松幸恵,久保山茂樹,廣瀬由美子,玉木宗久,涌井 恵,小林倫代,藤井茂樹,渥美義賢,大城政之,海津亜希子,伊藤由美,梅田真理
研究研修員
飯野茂八(青森県立弘前第二養護学校)
研究班
発達・情緒班(研究班長 笹森洋樹)
概要
 発達障害の障害特性は生涯にわたりその基本的な症状は持ち続けることが特徴です。幼児期から学童期,思春期・青年期そして成人期と年齢段階によりその状態像は変容していきます。学校教育においては,幼児教育から高等教育まで教育環境が違い,求められる適応能力についても大きく異なってきます。教育的支援の在り方については,その年齢や発達段階に応じて長期的,縦断的な展望を持ち,支援の連続性を視野に入れて考えていく必要があります。
 本研究では,長期的,縦断的な視点を念頭に置きつつ,小学校,中学校の義務教育段階における教育的支援を中心に,幼児教育から後期中等教育までの支援の連続性に焦点をあてて,支援の充実に向けてのモデルを学校現場に提案することを目的としています。
 義務教育段階では研究指定校等を中心に,授業改善や学級経営の工夫,多様な教育形態の運用,支援員や通級の活用,個別の教育支援計画の作成等,少しずつ先進的な実践例が報告されてきています。これらの学校での実践及び海外も含めた関連する先行研究等について,その教育的効果及び支援の連続性という視点から内容を整理し,年齢や発達段階に応じた気づきから具体的な支援に至る効果的なモデルを検討していきます。
 研究成果は,発達障害についての早期からの一貫した教育的支援の在り方等の課題解決に寄与できると考えています。
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