障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

小・中学校に在籍する特別な配慮を必要とする児童生徒の指導に関する研究
-LD、ADHDの指導法を中心に-

研究の概要

 LD、ADHD等に関するこれまでの研究所の研究業績や国内外の研究成果の収集・整理を行ってLD、ADHD等に関する指導法について明らかにすると共に、通常の学級に対する支援を含めて先進的な取り組みを行っている通級指導教室における実際的な経験や所見について検討し、実際的な指導方法を明らかにしていきます。

  1. 平成16年度中に、簡易なマニュアルの第1版を作成し冊子として公表する他、ホームページにおいても公開する。
  2. LD、ADHD等のある児童生徒の指導・支援の方法に関する先行研究の成果等を整理し、自立活動もしくはそれに類するものとして個別的な支援として行う必要性の高いものと、通常の学級における配慮として行うことが望ましいものに分類・整理する。
  3. 実際に適切な指導を行うためには、児童生徒の実態把握、指導課題や目標の明確化、支援の必要な指導内容、指導方法、保護者との連携など様々な面について適切で実用化しやすい方法を開発していく必要があり、これについての研究を行う。
  4. 小中学校の通常の学級、通級指導教室、特殊学級では在籍または通級している児童生徒の数も違い、担任教師の専門性も異なっているので、それぞれで状況に対応した指導法について明らかにする。また、相互の連携協力の在り方についても検討し、これらの結果を基に、小中学校の通常の学級、通級指導教室、特殊学級のそれぞれに向けたマニュアルを平成17年12月までに作成する。このマニュアルには2)と3)のこの時点までの成果も盛り込む。
  5. LD、ADHD等のある児童生徒について、小中学校において作成可能で有用な個別の指導計画の在り方について検討を行い、個別の教育支援計画についても検討を行う。

 これらの研究成果の内容を充実させて整理し、最終的な解説書を作成します。

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