障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

第4回韓日特殊教育セミナー

 本研究所では、共同研究の実施、特殊教育情報の交換、研究者の交流等を進めるために、韓国国立特殊教育院と平成7年11月に交流協定を締結し、これに基づき、第4回日韓特殊教育セミナーが、平成16年2月6日に韓国国立特殊教育院において開催されました。

 本セミナーでは、「韓日の統合教育(交流教育)政策の実際の比較」をメインテーマに、下記の3つのサブテーマのもと、日韓のそれぞれの発表がありました。

  1. 統合教育(交流教育)政策
    日本発表者:文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 上月正博課長
    韓国発表者:教育人的資源部特殊教育保健課 イヒョジァ課長
  2. 統合教育(交流教育)のための支援体系および教師の協力
    (主に特殊学級がある一般学校での統合教育努力と教師協力)
    日本発表者:国立特殊教育総合研究所聴覚・言語障害教育研究部 宍戸和成部長
    韓国発表者:韓国国立特殊教育院 姜慶淑研究士
  3. 統合教育(交流教育)の事例
    日本発表者:国立特殊教育総合研究所知的障害教育研究部 齊藤宇開研究員
    韓国発表者:大邱ネダン初等学校 カン・テシク教諭

 これに先立ち、5日午前にはソウル市内にある国立の情緒障害養護学校の韓国キュンジン学校を訪問し、子どもたちは冬休みで授業風景は見られませんでしたが、設備の整った学校を見学することができました。  また、午後は韓国政府教育人的資源部特殊教育保健課を訪問し、日韓の特殊教育制度等について情報交換をしました。

 この模様は、平成16年度に当研究所が発行する「世界の特殊教育」に掲載する予定です。


韓日特殊教育セミナー参加者
参加者の写真
開会式にて挨拶される上月文部科学省特別支援教育課長
上月文部科学省特別支援教育課長の写真
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