障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

学習障害、注意欠陥多動性障害、高機能自閉症等に関連する脳機能の解明を目指した予備的研究 -脳機能の非浸襲的計測を中心に-

研究期間
平成16年度~平成18年度
研究代表者
西牧謙吾(教育支援研究部上席総括研究員)
所内研究分担者
渥美義賢・玉木宗久・海津亜希子・亀野節子
(研究の趣旨及び目的)
隣接する独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター(以下センター)は、機能的MRIへの発展性を有する最新鋭のMRIを備え、研究所でNIRSの導入が可能になれば、この地域の研究エリアで、脳機能の非侵襲計測が可能となり、研究面での利便性を大きく向上させることが出来る。また、センターの児童精神神経科、臨床研究部行動科学研究室の専門医との共同研究は、脳機能解明に向けて医療面での支援を受けることが出来るだけでなく、行動障害等、薬物治療を必要とする子どもへの医療・教育の連携を深める意義をも有する。
(研究全体の概要)
ナショナルセンターとして本研究所が「脳科学と教育」研究に取り組むために脳機能の非侵襲計測の充実が不可欠である。本研究としてセンターと相互協力して、脳機能の非侵襲的画像診断能力を高める意義は大きい。平成18年度は、共同実験の実施、NIRS、MRI計測技術の習得と正常児・者のボランティアを対象にした計測技術の開発と基礎対照データの集積、精神科領域、発達障害領域に関連した定期的な研究会の開催を予定している。
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