障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第9号

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      国立特別支援教育総合研究所メールマガジン
          第9号  2007.12.3
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【目次】
■研究所からのお知らせ
■今月の特集
■研究所の研究活動
■特別支援教育トピックス
■研修員だより
■特別寄稿
■編集後記
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■研究所からのお知らせ
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●平成19年度 国立特別支援教育総合研究所セミナー I・IIのご案内

 第5号(2007.8.1刊行)でもご案内した標記セミナーについてお知らせし
ます。多くの方々のご参加をお待ち申し上げております。

▼セミナー I -------------------------------------------------------
■2007年度テーマ
 「特別な支援を必要とする子ども」への支援の実際
               -発達障害のある子どもを中心に-
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■開催日程 平成20年 1月24日(木)・ 1月25日(金)
■内容
(1日目)
 □行政説明 発達障害教育をめぐる現状と課題
 □基調講演 発達障害のある子どもへの支援
  講師 柘植 雅義 氏(兵庫教育大学大学院臨床・健康教育学系 教授)
 □パネルディスカッション「地域の学校におけるつながりのある発達障害
  支援」
(2日目)
 □第1分科会 「特別支援教室(仮称)」への展望 
 □第2分科会 自閉症教育の充実をめざして

■申し込み期間 平成19年12月14日(金)~12月20日(木)
○セミナー I の詳細・申し込みは
       こちら→http://www.nise.go.jp/blog/2007/09/19-13.html

▼セミナーII -------------------------------------------------------
■2007年度テーマ 
 「特別支援教育の今」
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■開催日程 平成20年 2月19日(火)
■内容
□講演 特別支援教育の今 -三者によるリレー講演-
『国の教育施策について』
 講師 新谷 喜之 氏 (文部科学省初等中等教育局特別支援教育課
                        特別支援教育企画官)
『地方の教育行政について』  
 講師 佐藤 紘昭 氏 (弘前大学教育学部 教授)   
『国際情勢について』 
 講師 落合 俊郎 氏 (広島大学大学院教育学研究科 教授)
□ポスター発表及び研究成果発表
□分科会 
 第1分科会「特別支援教育が本当につなぐもの
       -教科教育に焦点を当てて-」
 第2分科会「発達障害のある子どもの早期からの支援 
       -現在とこれから-」
 第3分科会「知的障害教育におけるこれからの職業教育、進路指導の
       在り方 -キャリア教育の視点から-」

■申し込み期間 平成20年 1月11日(金)~ 1月17日(木)
○セミナーIIの詳細・申し込みは
こちら→http://www.nise.go.jp/blog/2007/09/19-14.html

以下については、セミナーI・IIとも同様です。
■会場
 国立オリンピック記念青少年総合センター
 (東京都渋谷区代々木神園町3-1)

■定員 700名

 ○問い合わせ   総務部企画調整課企画係
          TEL 046-839-6806(又は6808)
          FAX 046-839-6919
          E-mail 

●NISE 障害者週間関連行事のご案内
 本日3日から9日までの「障害者週間」にあたり、研究所では、より多く
の方々に障害について理解していただきたく、次の3つの行事を実施します。

▼NISE障害者週間 2007 第1弾 --------------------------------------
 第27回アジア・太平洋特別支援教育国際セミナー/パネル展
「共生社会を目指し、子ども一人一人のニーズに応じた教育の発展を考える」
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 ■2007年度テーマ
 「地域の社会資源と連携した、特別なニーズのある子どものための学校
 運営 ~その工夫と課題~」
 ■開催日程
  平成19年12月 4日(火)~12月 6日(木)
 ■会場
  横浜シンポジア(横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタ-ビル9F)
  ○こちら→http://www.nise.go.jp/PDF/27thseminarbrochure.pdf

▼NISE障害者週間 2007 第2弾 --------------------------------------
 体験学習会 「発達障害児ってどんな子ども? 
             ~疑似体験からさぐる理解と支援~」
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 ■日時
  平成19年12月 4日(火) 18:30~20:30
 ■会場
  有楽町朝日スクエア 千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン11F   
  ○こちら→http://www.asahi-hall.jp/yurakucho/access/index.html
  
  ○参加申し込みは(1)氏名、(2)連絡先をお電話にて。
   →046-839-6810(総務部企画調整課広報国際係)

▼NISE障害者週間 2007 第3弾 --------------------------------------
 平成19年度第32回特別支援教育教材教具展示会(財団法人障害児教育財団)
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 ■開催日程
  平成19年11月28日(水)~12月11日(火)(土・日を除く)
 ■会場
  国立特別支援教育総合研究所 大会議室(管理棟2階)

  ○詳細はこちら→http://www.nise.go.jp/blog/kyozaitenjikai.html

●NISE新刊情報 -----------------------------------------------------
 研究所で最新の研究成果について、新たに刊行された研究報告書、ガイド
ブック・マニュアル等の第6号(2007.9.3刊行)でご案内した以降の新刊を
下記のとおりお知らせします。なお、各報告書等は各関係機関に送付する他、
研究所Web に掲載いたします。

 共同研究 	
 『シンポジウム「大学の理系学部等における障害のある学生の支援」講演
 記録』
 ○こちら→http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_g/g-4.html

 英文紀要
 『NISE Bulletin Vol.8』
 ○こちら→http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_a/nise_a-8.html

●NISE市販書籍情報 -------------------------------------------------
 本研究所では、障害のある子どもを支援する立場にある方々の様々なニー
ズにお応えするため、下記ガイドブック・マニュアル等を書店・出版社にて
市販しております。皆様の支援の充実にぜひお役立てください。

『ICF及びICF-CYの活用 試みから実践へ-特別支援教育を中心に-』
 定価 1,785円(税込)  ジアース教育新社
 ISBN978-4-921124-78-6 C3037 ¥1700E
 発売年月 2007年 9月
 ○こちら→http://www.kyoikushinsha.co.jp/books/78.html

『学校コンサルテーションを進めるためのガイドブック-コンサルタント必
 携-』
 定価 1,365円(税込) ジアース教育新社
 ISBN978-4-921124-80-9 C3037 ¥1300E
 発売年月 2007年11月
 ○こちら→http://www.kyoikushinsha.co.jp/books/80.html

『学校コンサルテーション ケースブック-実践事例から学ぶ-』
 定価 1,575円(税込) ジアース教育新社
 ISBN978-4-921124-79-3 C3037 ¥1500E
 発売年月 2007年11月
 ○こちら→http://www.kyoikushinsha.co.jp/books/79.html

 ■お問い合わせ先
 ジアース教育新社 TEL 03-5282-7183(販売部) 
 ○こちら→URL http://www.kyoikushinsha.co.jp/

 また、上記の刊行物は、本研究所内障害児教育財団でも取り扱っています。
 ○こちら→TEL 046-839-6888、FAX 046-839-6919

●ちょっと一息 季節のたより -夏から冬へ-
 10月も末になっての遅くに発生した台風20号。発生からわずか1日半で、
沖縄の南方から一気に関東へ駆け抜け、翌朝、台風一過の青空の下には唐突
に、雪を戴いた富士山が現れました。一夜明けて夏から一気に冬へ、この20
号を境に季節は加速したように思います。紅葉を愛でる間もなく、町にはす
でに x'masイルミネーションがともり、早くも年末の雰囲気が漂います。季
節の移ろいはかくも早かったでしょうか?
 さて、研究所のある横須賀市にも、毎年テレビで紹介されるほどのすばら
しい x'masイルミネーションスポットがいくつかあり、研究所からの帰りに
少し遠回りをしてみることがあります。しかし最近では、家でも飾り付けに
職人を雇うほどの過熱ぶりだそうで、まるでアミューズメントパークのよう
に派手に点滅する電飾と人混みと交通渋滞に、聖夜はどこへやら、といった
昨今です。
 小さなビニールのモミの木に飾ったささやかな電飾を、部屋の明かりを消
して家族とともに息をのんで眺めた、子供の頃のツリーの方が温もりがあっ
て明かるかった気がしませんか?

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■今月の特集
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●平成20年度の研究活動について

                 大内 進 (企画部・上席総括研究員)

 本研究所では、ナショナルセンターとして、政策的に重要な課題や喫緊の
課題に弾力的かつ機動的に対応する研究を実施しています。
 平成20年度以降の研究活動については、大幅に見直す方向で検討を進めて
いるところですが、それに先立ち平成20年度特別支援教育研究研修員の募集
にあたり、平成20年度から新たに開始する研究として、以下の6課題を予定
しています。
 (1)特別支援学校における教育課程の在り方に関する研究(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)
 (2)特別支援学校における学校教育評価に関する研究(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)
 (3)小中学校等における発達障害のある子どもへの教科教育等における支援
に関する研究(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)
 (4)障害のある子どもへの一貫した支援システムに関する研究~発達障害を
中心として~(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)
 (5)障害のある子どもへの職業教育・就労支援の充実に関する研究(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)
 (6)交流及び共同学習の一層の推進に関する研究(仮称)
 (研究期間:平成20~21年度)

 ○詳細については、研究研修員募集ページをご参照ください。
 →http://www.nise.go.jp/PDF/H20tokubetsu/kenkyuichiran.pdf

 この他、障害種別等に対応した専門的研究課題の実施を予定しています。

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■研究所の研究活動
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 このコーナーでは、研究所の研究活動について紹介します。
 今回は、現在も継続中の課題別研究2件を紹介します。

●課題別研究「知的障害者の確かな就労を実現するための指導内容・方法に
関する研究-職業教育の視点から-」(平成18年度~19年度)について

       研究代表者  木村 宣孝(教育支援研究部・総括研究員)

 本研究は、これまで本研究所において知的障害のある生徒の社会的自立に
焦点を当てた一連の研究の発展研究として取り上げた研究であり、特に知的
障害教育において実践されてきた職業教育、進路指導の概念を、小学部、中
学部、高等部における系統的なキャリア教育の視点で整理することを目的と
しています。
 本研究は、次のような考え方に基づいて進めています。
■知的障害教育において、児童生徒の勤労観、職業観を育てる観点から小、
中、高等部の各教科・領域で示されている内容の系統性について検討する。
■国立教育政策研究所生徒指導研究センターの職業観・勤労観を育む学習プ
ログラムの枠組みや海外における障害のある生徒の職業的カリキュラムなど
を参考に、特別支援学校(知的障害)や特別支援学級において小・中・高等
部の一貫性のあるキャリア教育を計画的に推進するために、その指標となる
「キャリア発達段階・内容表(試案)」を作成する。
 「キャリア発達段階・内容表(試案)」では、知的障害のある児童生徒の
キャリア発達を想定し、「人間関係形成能力」「情報活用能力」「将来設計
能力」「意思決定能力」の領域ごとに小・中・高等部の各学部において重視
して育てたい力の観点を整理するとともに、そのつながりを示したいと考え
ています。

 本研究の成果は、平成20年春の研究成果報告書において発表する予定です。

 ○研究の概要はこちら
 →http://www.nise.go.jp/blog/2006/06/post-586.html

●課題別研究「我が国の病気のある子どもの教育の在り方に関する研究-病
弱教育と学校保健の連携を視野に入れて-」(平成18年度~19年度)につい
て
     研究代表者  西牧 謙吾(教育支援研究部・上席総括研究員)

 本研究は、特別支援教育における今後の病弱教育研究の方向性を勘案し、
研究を現場実践に活かすために、関係団体との連携を重視するとともに、情
報化、国際化を見据えています。2年間の研究期間で、包括的な研究の基礎
作りを進めました。喫緊の課題として、病気による長期欠席者対策を取り上
げました。病気の子どもの教育的資源を経年的かつ正確に調査する方法を検
討し、病類調査見直しで全国病弱養護学校長会(全病長)に協力しています。
また、病気の子どもを支える教育制度のあり方を検討するとともに、ICT の
利用を進めています。さらに、今まで研究所の病弱教育研究で蓄積してきた
研究成果を活かし、全病長による小中学校に在籍する病気の子ども支援冊子
づくりに協力しています。歴史研究では、病弱教育と学校保健の共通の歴史
的源流である明治期の学校衛生成立史、日本の病弱教育における「治療教育」
の始まりの研究を開始し、成果も上がっています。疾患別では、筋ジス、心
身症、精神疾患、希少疾患における教医の連携を推進するために、全国病弱
虚弱教育研究連盟、親の会、医療と連携しながら進めています。これに関連
して2005年より健康障害の教育の取り組みを始め、かつ ICT 化では日本の
一歩先を行く韓国の調査を開始しました。本研究は、教育現場や医療、福祉、
親の会などの研究協力者とのつながりを大切にし研究を進めています。

 ○研究の概要はこちら→http://www.nise.go.jp/blog/2006/06/post-588.html

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■特別支援教育トピックス
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 このコーナーでは特別支援教育に関連する最近のトピックスを紹介してい
ます。

●パンフレット「特別支援教育」について

                    初等中等教育局特別支援教育課

 文部科学省では、障害のある全ての幼児児童生徒の教育の充実を図るため、
標記パンフレットを作成しました。
 皆様におかれましては、一般の方々への一層の理解促進や、教育関係者の
研修などに広くこのパンフレットをご活用ください。
 なお、本パンフレットはコピーフリーとなっておりますので、広くご活用
ください。

 ○こちら→http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main/004.htm

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■研修員だより
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 このコーナーでは、研究所に研修に来られた方々からの寄稿やさまざまな
情報提供を行っていきます。今号は、平成13年度長期研修修了の佐藤先生か
らお寄せ頂きました。

■「ことば」は心と心をつなぐコミュニケーション

       佐藤雅次(群馬県渋川市立渋川北小学校言語通級指導教室)

 今から6年前、太平洋を一望できる久里浜の一年間の研修で、大変重要な
経験を数多くさせていただきました。今でもよく思い出す場所として、当時
の聴覚・言語障害教育研究部に、長期研修員の仲間や研究所の先生方が打ち
合わせや休憩、来客の待ち合わせ場所などで利用していた一室があります。
毎朝、研修が始まる前にまずそこを訪れ、顔を合わせては「ことば」を交わ
し、その日の皆の様子を知ることができたり、雑談の中からは多くの知識を
得ることもできたりしました。まさにここはオアシスであり、心と心を通い
合わせることができた場所でした。また、この場所を通じて、私たち現場の
教員も研究所の先生方も、子どもたちの力を伸ばしていこうとする同志であ
るということを更に実感できたように思っています。この、研修時に心を通
い合わせることのできた、研究所をはじめ全国の先生方とのつながりは今で
も大変貴重なものとなっています。
 その翌年、私は現在の学校に異動となり、言語通級指導教室(ことばの教
室)を担当することとなりました。ここには毎日、ことばに心配のある子ど
もたちが通ってきます。研究所で数多く経験させていただいたことを礎に、
ことばはまず「心と心をつなぐコミュニケーション」であるということを踏
まえながら、子どもたちと一緒に発音やことばのリズム、語彙を増やすため
の学習をしています。そして、今度は群馬県内での仲間や先生方ともつなが
り合い、更に身近な「連携」「協働」をしながら、子どもたちへの支援を続
けていきたいと思います。

 ○渋川市立渋川北小学校ことばの教室
  Webサイトはこちら→http://www.shibukawa-kita-e.ed.jp/gengo/index.htm

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■特別寄稿
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 本研究所は、ケルン大学人間科学学部と1998年に学術交流協定を締結して
以来、様々な研究交流を行っています。今年10月から6カ月間ケルン大学人
間科学学部のクリスティーナ・アールトさんを特別研究員として受け入れま
した。アールトさんから以下の寄稿をいただきました。

Mein Name ist Christina Arlt.  Ich bin 22 Jahre alt und  komme aus
Ratingen in Deutschland.  Ich studiere an der Universitaet zu Koeln
Sonderpaedagogik auf Lehramt. Meine Foerderschwerpunkte sind Lernen,
geistige Entwicklung  und koerperliche  und motorische Entwicklung.
Ausserdem studiere ich die Faecher katholische Religion und Deutsch.
Zu Beginn meines Studiums hatte ich das Glueck auf Herr Professor
Dreher zu treffen, der schon haeufig  mit Herrn Sasamoto zusammen
gearbeitet hat. Die Gute Beziehung zwischen der Universitaet Koeln
und NISE ermoeglicht mir dieses Praktikum in Japan worueber ich mich
sehr freue.  Ich hoffe, dass mein Praktikum bei NISE zu der guten
Beziehung beitragen kann,  Ich bin sehr gluecklich die naechsten
sechs  Monate in Japan zu sein  und  bei NISE arbeiten zu koennen.
Ich interessiere  mich sehr fuer die japanische Kultur, Lebensart
und  Sprache  und  hoffe  hier  viel lernen  zu koennen.  Besonders
interessieren mich natuerlich das japanische System  und die Praxis
der Sonderpaedagogik. Ich bin sehr gespannt,welche neuen Erfahrungen
ich waehrend meines Aufenthalts hier bei NISE machen werde und freue
mich auf eine gute Zusammenarbeit mit Ihnen.

 私の名前は、クリスティーナ・アールトと申します。22才で、ドイツのラ
ーティンゲン(Ratingen)から来ました。私は現在ケルン大学、障害児教育
教職課程に在籍し、「学習」「知的発達」「身体運動発達」を専門領域とし
て学んでいます。他に専門領域として神学(カトリック教)とドイツ語(国
語)を学んでいます。
 大学において私が勉学を始めた頃、既にNISEの笹本上席総括研究員らと頻
繁に研究活動を行っていたドレーア教授と出会ったことが幸運でした。ケル
ン大学とNISEにおけるそのような良好な交流を通して私の日本における活動
が実現したことを大変うれしく思います。私のNISEにおける活動が両機関に
おける今後の良好な交流に寄与できることを願っています。
 私にとって日本で、そしてNISEで活動ができることがとても幸せです。
 私は日本の文化や生活様式や日本語にとても興味があるので、それらにつ
いても大いに学びたいと思っています。もちろん日本における特別支援教育
の実践やシステムに興味があることは言うまでもありません。
 これからNISEの滞在中に私にとってどんな新しい経験が待ち受けているの
か、とてもわくわくしていますし、またNISEの皆様とともに活動できること
をうれしく思っています。                        
     
 ○交流協定締結機関との交流はこちら
  →http://www.nise.go.jp/blog/kokusai.html
 ○ケルン大学HPはこちら
  →http://www.uni-koeln.de/allgemeines/homepage.e.html

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■編集後記

 メールマガジン第9号をお届けします。今回は、特別研究員として研究所
で一緒に活動をされている、アールトさんも寄稿してくださいました。また
今回から、研究所からの市販書籍情報についても逐次お知らせしていくこと
にいたしました。
 このマガジンには現在1000人を超える方々が登録しておられ、その職域、
立場や地域は多岐に渡っておられます。教育の世界を大きく変えている今、
自分たちの足下の確立と同時に様々な分野の方々とのやりとりは欠かせない
ことで、このマガジンが少しでもこれらの役に立つことを願うものです。編
集委員会でも、教育者に向け、また多方面の方々に向けて、コンパクトで分
かりやすい有益な情報提供を目指して検討を続けています。

                   (第9号編集主幹 亀野 節子)

 ○「メールマガジン」へのご意見・ご感想をお寄せください。
  こちら→ 

 ○研究所メールマガジンのバックナンバーは、こちら→
   http://www.nise.go.jp/magazine/back.html

 ○研究所メールマガジンの利用については、こちら→
   http://www.nise.go.jp/magazine/policy.html

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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第9号
          発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
                 メールアドレス:
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