障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

構音障害のある子どもが自ら学べる動画教材と配信技術の開発


研究代表者
久保山茂樹
所内研究分担者
小林倫代
共同研究機関
理化学研究所
関連研究班
言語障害教育班
研究期間
平成19年~平成20年度(2年間)
概要
 本研究の目的は,①言語障害児本人が、構音障害の改善方法を自ら学習し習得するための動画教材を開発,提供すること(この教材は言語障害教育担当者にも有効である)。 ② インターネット配信等を通して、構音障害の改善方法に関する動画教材の中から、必要な時に必要な内容を容易に得られる手法を開発、提供することの2点にあります。
 言語障害児、とりわけ構音障害のある子どもへの支援は以下のような現状にあります。
  • 構音指導に関して文字で書かれたテキストは多数あるものの、テキストでは正しい音を聞き取ったり、舌の動きや口型等を視覚的にとらえることが難しいこと。
  • 構音障害の状況は一人一人の子どもによって様々で,指導方法や指導順序は、一人一人異なっている。現在のテキストやビデオ教材では必要な内容を必要な時に取り出し、組み立てるのが非常に困難。
  • 言語障害学級や通級指導教室では多様な子どもを指導しているため、相対的に構音障害に関する研修の機会が減少する傾向があり、構音障害の指導に不安をもつ教員も少なくないという喫緊の課題が存在する(平成18年度全国難言学級・教室実態調査から)。
  • こうした現状を踏まえ、上記の研究目的を設定しました。
動画教材
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