障害のある子ども一人一人の教育的ニーズに対応した教育の実現に貢献します。

国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第29号

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      国立特別支援教育総合研究所メールマガジン
        第29号(平成21年 8月号)2009.8.1
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【目次】
■お知らせ
■NISEトピックス
 トピックス
 研究紹介
■特別支援教育関連情報
■研修員だより
■編集後記
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■お知らせ
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★NEWS★
●国立特別支援教育総合研究所セミナーI・IIの開催について

 国立特別支援教育総合研究所では、障害のある子どもの教育の一層の発展・
充実を目指して、セミナーを年2回開催しています。セミナーIでは、特別
支援教育事情や最新研究の普及、あるいは特別支援教育の今日的課題や今後
進むべき方向性を探り、セミナーIIでは、本研究所が実施している研究等諸
活動の内容とその成果の普及を図っていきます。ここでは、平成21年度のセ
ミナーI及びIIの概要について紹介します。

◆セミナーI
◇テーマ 「特別支援教育の充実に向けた教育課程編成の工夫-学習指導要
領改訂にあわせて-」
◇内 容 
[基調講演]
 教育課程編成の工夫等、各校種に共通する全般的なことについてご講演い
ただきます。
[シンポジウム]
 特別支援学校、特別支援学級、通常の学級での現状と課題から、今後進む
べき方向性について考えます。
[分科会]
 「自閉症教育における特別支援学級の教育課程編成の工夫」、「特別支援
教育におけるキャリア教育の意義と展望―キャリア教育の視点による教育課
程及び授業の充実―」、「複数の障害種への対応を考えた教育課程の工夫―
教育課程編成に向けて、いかに学校の組織力・専門性を高め、効果的な指導
の工夫をしていくか―」という3つの分科会を企画し、参加者とともに考え
ていきます。

◇期 日 平成22年 1月25日(月)、26日(火)
◇会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター

◆セミナーII
◇テーマ 「特別支援教育における指導及び支援の具体的な手立て」
◇内 容
 本研究所研究課題の中でも特に、特別支援教育を推進していくための具体
的な方策の提示に関わる4つの研究成果を中心に報告していきます。
[全体会]
 「特別支援教育におけるICF(国際生活機能分類)活用の実際―一人一人
のニーズを踏まえた指導と支援の充実のために―」について報告をします。
[分科会]
 第1分科会「通常の学級における発達障害のある子どもへの支援―わかる
授業づくりと学級経営の視点から―」、第2分科会「特別支援学校における
進路指導・職業教育の充実に資するための支援ツールの提案―全国調査をふ
まえて―」、第3分科会「重複障害のある子どものアセスメント―視覚を通
した環境の把握とコミュニケーションに関する初期的な力の評価―」の報告
をいたします。
[ポスター報告]
 その他の研究所研究成果については、ポスター形式での成果発表を行い、
参加者と直接意見交換ができるように計画しています。

◇期 日 平成22年 2月26日(金)
◇会 場 国立オリンピック記念青少年総合センター

○上記セミナーI・IIの概容はこちら→ 
  http://www.nise.go.jp/blog/seminer.html

●「発達障害教育情報センター」Webサイトの最新情報

 データベース化した「教材・教具」情報の検索方法を掲載しました。はじ
めてご利用になる方、検索方法が分かりにくいと感じられていた方はぜひご
活用ください。
 
★Webサイト更新情報
・「施策法令」コーナー(文部科学省の支援事業「平成19・20年度事業報告」
の掲載)
・「教材・教具」コーナー(「データベースの使い方」の掲載)

 Webサイトへの新規アクセス数が10万7千件を超え、海外からもアメリカ
を筆頭に50ケ国から1000件を超えるアクセスがありました。
 今後も新しい情報を全国に向けて発信するとともに、多くのユーザーの声
をいただきながら、充実したWebサイトにしていきたいと考えております。
 皆様のご意見、ご感想をお寄せください。

 ○本センターWebサイトはこちら→
   http://icedd.nise.go.jp

●NISE市販書籍情報 
◇新刊 

「発達障害支援グランドデザインの提案」
-発達障害を理解し、社会全体で支え、共に生きるために-
 編著 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
 発行 ジアース教育新社
 発売年月 平成21年 6月29日 定価2,700円

 ○概要はこちら→
   http://www.kyoikushinsha.co.jp/

【問い合わせ先】
ジアース教育新社 TEL 03-5282-7183(販売部) 
 ○こちら→
   http://www.kyoikushinsha.co.jp/
◆上記の書籍は、本研究所内障害児教育財団でも取扱っています。
 ○問い合わせ先→TEL 046-839-6888またはFAX 046-839-6919
 ○障害児教育財団販売書籍はこちら→
  http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/shihansyoseki.html

●平成21年度研究所要覧刊行のご案内
 
 平成21年度の研究所の組織や事業の概要を示した「国立特別支援教育総合
研究所要覧2009」が完成しました。下記から、ダウンロードできますのでご
覧ください。

 ○「要覧2009」はこちら→
    http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_d/d-282.html

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■NISEトピックス
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★トピックス★ 
●企画部の活動 ―研究活動を中心に―
 企画部は、企画部長の下に、総合企画調整担当の上席総括研究員と国際担
当の上席総括研究員が配置され、7名の研究職員を合わせて総勢10名が在籍
しています。
 7名の研究職員の担当業務は、研究計画の立案等を行う研究計画調整担当、
政府の政策と研究所活動を連携させる政策連携担当、特別支援教育に関する
行財政について情報収集等を行う行財政担当、国際的な事項を扱う国際交流・
国際比較担当、独立行政法人評価や研究評価への対応などを行う評価担当で
す。
 研究活動については、総合企画調整担当の上席総括研究員と研究計画調整
担当の研究職員により、総合的な研究の企画・立案、研究基本計画や年度計
画の立案、また、研究課題を設定する際の調整等を行っています。

 ○企画部の具体的な所掌事務についてはこちら→
http://www.nise.go.jp/kenshuka/josa/kankobutsu/pub_d/d-282/d-282_p10_11.pdf

 研究所では、長中期的展望を持ち研究課題を遂行していくために、平成20
年度に今後5ヵ年に取り組むべき研究を整理した「研究基本計画」を策定し、
これに沿って研究活動を進めています。
 また、研究所では様々な研究を行っていますが、政策的に必要とされる課
題、学校等の現場における喫緊の課題に対応する研究を「基幹研究」と位置
づけ、必要とされる専門性に対応できる研究者により構成した研究班を中心
に「研究基本計画」に沿って研究課題を設定し、研究を実施しています。な
お、「基幹研究」のうち、特別支援教育推進のための総合的研究を「専門研
究A」とし、障害種別に対応した研究を「専門研究B」と区分しています。

 ○研究区分・研究種別及び研究班の概要についてはこちら→
  http://www.nise.go.jp/blog/2008/05/post_816.html

●研究課題設定のプロセス
 次に「専門研究A」及び「専門研究B」について、研究課題設定のプロセ
スを紹介します。
 研究課題の検討は、研究開始の前年度からスタートします。研究課題は、
学校現場等のニーズも踏まえつつ、策定済みの「研究基本計画」に基づいて、
各研究班で検討していきます。それぞれの研究課題候補が明確になった段階
で、各研究班で具体的な研究計画立案作業を開始します。  
 その作業は次のようなスケジュールで進められていきます。

1.研究課題についてのニーズ調査(4月~6月)
 研究活動については時宜にかなった政策課題に対応しているか或いは学校
現場等のニーズを踏まえたものであるか等の観点から、教育委員会、教育セ
ンターなど外部の方々から意見をもうとともに、今後研究所で実施すべき研
究課題のニーズをうかがいます。

2.研究企画書の作成とヒアリングの実施(7月~9月)
 研究班ごとに、研究班で取り組む次期の研究の方向性や新規研究課題につ
いて、その背景と研究の概要を内容とする研究企画書を作成します。それを
基に、第1回目の所内ヒアリングを行います。

3.研究班での研究計画案の作成(9月~10月)
 新規に取り組むことが適切と判断された課題については、ヒアリングの結
果を踏まえて具体的な研究計画案を作成することになります。ここでは主な
研究活動内容、研究担当者等研究の概要を検討します。
 この段階で確認された計画内容を踏まえて、研究研修員の募集や外部の関
係機関との調整などの対応を始めていきます。

4.研究課題の決定と研究実施計画書の作成(11月~1月)
 ここでは研究実施に関する、より具体的な内容を検討します。研究課題に
基づいて、研究方法、研究活動及び行動計画、経費の執行計画、研究代表者・
研究分担者のスタッフ構成の調整、研究協力者・研究協力機関等の選定等に
かかる詳細を検討し、研究実施計画を作成します。

5.研究実施計画の確定(2月~3月)
 研究実施計画書に基づいて、第2回目のヒアリングを実施します。ヒアリ
ングの結果を踏まえての研究内容の微調整、研究スタッフの確定、必要経費
の算定、関係機関との調整等の作業を行い、最終的な研究実施計画が決定す
ることになります。
 さらに、研究課題を決定した後には、いくつかの課題について、研究パー
トナー(研究を共同実施する学校)を募集することとしており、教育委員会、
国立大学に照会しています。

 これらの研究課題については、前述しましたように教育委員会・教育セン
ター等から意見をうかがい、各研究班で検討の上、課題に反映させていくこ
とになります。また、合わせて、研究所のWebサイトにおいても広く国民の
方々からの意見をうかがい、研究活動に反映させていくことになっておりま
す。

 ○参考までに:平成21年度の意見募集のWebサイトはこちら→
 (すでに平成21年度意見募集は終了しております)
  
http://www.nise.go.jp/blog/2009/02/ikenbosyu2.html

★研究紹介★
●共同研究「電子透かし技術を応用した音響バリアフリーシステムの開発と
形成的評価-『パーソナル音響キャプションデコーダ』の実用化に向けて-」
(平成20年度)

            研究代表者 棟方 哲弥(企画部・総括研究員)
                       
 聴覚障害がある場合には、サイレンなどの避難勧告音や、駅など公共の場
において流れるアナウンスなど、音による重要な情報を得ることに困難を生
じます。例えば、駅のホームで、聴覚障害者へ情報を伝えることができない
場合に、アナウンスに電子透かしを埋め込んでおき、それを検出できる携帯
端末を用いることで、その端末のディスプレイ上で、視覚的にアナウンス情
報を伝えることができると考えました。
 今回は平成18年度までに行った東北大学電気通信研究所との共同研究を発
展させる内容として、伝送速度の向上と建屋内の放送設備を用いた実証実験
を行いました。複数のスピーカから同時に音が再生される条件(実用的な場
面設定)において、電子透かしを付加したデータが読み取り可能である事実
を確認しました。
 障害者基本法に規定された「情報の利用におけるバリアフリー化」は、情
報機器等における障害者の利便の確保を国と地方自治体の責務としています。
今回の研究成果は、パーソナル音響キャプションデコーダの実用化に向けて、
基礎的なデータを提示できたことにあり、情報の利用におけるバリアフリー
化に貢献するものと期待されます。

◆ちょっと一息 季節のたより
 夏の一番暑い時期を迎えていますが、ふと、なぜこの時期がこんなに暑い
のかと思い、調べてみると結構複雑なことのようです。例えば、日が高く昼
が長いからかと言うと、そうなるのは夏至の 6月21日の頃なので違うようで
す。それよりも、梅雨前線と高気圧の関係とか、晴れる日が多いからだとか、
あるいは暑いのはともかく湿度も高いことが問題で、では湿度が高いのはど
うしてかといったことになるようです。
 しかし考えてみれば、理由が分かっても涼しくなるわけではないので、こ
の時期は暑いものとして、むしろ夏にしかないことや、夏でないと楽しめな
いことなどを考えた方がいいのかとも思います。そう思ってみると、例えば、
研究所の前にひろがる海も夏らしく鮮やかで、また海といえば海辺での花火
大会などもあります。かき氷、すいか、そうめんなど、夏ならではの食べ物
もあります。また、子どもたちはもちろん、大人も人によって長さなどは違
うでしょうが、夏休み、あるいはお盆休みもあり、暑くてもそれなりにのん
びり、あるいはゆったり過ごせるならいいのかもしれません。

                      (企画部 金子 健 記)

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■特別支援教育関連情報
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●特別支援学校新教育課程説明会が開催される
 去る平成21年 7月22日(水)及び23日(木)に、東京において特別支援学
校新教育課程説明会【中央説明会】(東日本ブロック)が文部科学省主催の
もとに開催されました。
 この説明会は、特別支援学校の新しい学習指導要領等について、その趣旨
の説明及び必要な研究協議を行い、特別支援学校における教育の改善及び充
実を図ることを目的として開催され、各都道府県・市教育委員会の指導主事
や特別支援学校の校長・教員などのべ約270名が参加し、特別支援学校の現
状・課題と特別支援学校学習指導要領等改訂のポイントや高等学校学習指導
要領の主な改訂の内容等の説明を受けました。
 なお、別途平成21年 7月29日(水)及び30日(木)には、兵庫において特
別支援学校新教育課程説明会【中央説明会】(西日本ブロック)も開催され、
のべ約310名の参加がありました。

●平成21年度第34回特別支援教育教材・教具展示会作品募集!
(財団法人障害児教育財団)

 財団法人障害児教育財団では、特別支援教育に携わる教職員が、日常の教
育活動の中で創意工夫し、実際の教育活動に活用している教材・教具(コン
ピュータによる学習ソフトウェアを含む。)を募集します。
 この展示会は今年で34回目になり、昨年は、太田博巳教諭(石川県立総合
養護学校)が文部科学大臣賞を受賞されました。
 本年度は以下のとおり募集をしております。ふるってご応募くださること
をお待ちしております。

 ◇賞:文部科学大臣賞
    国立特別支援教育総合研究所理事長賞
    障害児教育財団理事長賞(金賞、銀賞、銅賞、佳作)
 ◇応募締切 平成21年10月 9日(金)必着
 ◇応募先  財団法人障害児教育財団事務局
       〒239-8585 神奈川県横須賀市野比5丁目1番1号
       TEL 046-839-6888

 ○募集要項及び応募用紙はこちら→
  http://www.nise.go.jp/blog/kyozaitenjikai.html

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■研修員だより
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 今号は、昭和63年度短期研修言語障害教育コース修了の牛久保京子先生か
らお寄せいただきました。

「子どもの心に寄り添って」

           牛久保 京子(埼玉県栗橋町立栗橋小学校 教諭)
                 (言語障害通級指導教室担当)

「黙とう。」
 昭和63年度第3回短期研修の開講式は、昭和という時代に別れを告げた平
成元年 1月 9日、この言葉から始まりました。その日から3ヶ月。通常学級
の担任しか経験のなかった自分にとっては、戸惑いながらも新たな教育観を
考えさせられた研修の日々でした。
 当時の宿泊棟はお風呂もトイレ等も共同でしたが、研修のコースの違いを
越えて議論し合い(おしゃべり?)情報を交換し合いました。時には、研究
棟や宿舎の空きスペースで、時間外の講義や研修もしていただきました。
 そして今、「ことばの教室」の担当者として、様々な子ども達とかかわる
基本の姿勢を教えていただいたのも、研究所でのあの研修あの日々あの仲間
達からであったと思っています。「子どもと向き合う時、かかわり手がつら
い時は子どもはそれ以上につらいんだ。かかわり手が楽しくてしょうがない
ようなかかわり方を工夫する。そうすれば子どもも楽しい!それには、ネッ
トワークを広く・引き出しを多く!」と、指導いただいた研究所の先生方の
言葉を胸に、子ども達が笑顔で楽しく通って来てくれることを願いつつ、そ
のかかわり方には苦悩(?)している毎日です。

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■編集後記
 連日の厳しい暑さにも時折通り過ぎる海風が心地よく感じられる昨今です。
 研究所は、金田湾に面し、澄み切った夏空の下、遠く房総半島を望むこと
ができます。敷地内に目を向ければ、深緑色の植栽に夾竹桃の赤い花が「紅
一点」の彩りを添えています。青い空、白い雲、木々の緑、夾竹桃の赤い花、
色彩豊かな研究所の夏模様です。研究所にお越しいただいた方々の中には、
この夏の風景を懐かしむ方も少なくないと思います。
 メルマガ第29号は、8月のお届けとなり、夏日の下で、汗をかきながら、
[編集後記]をしたためています。暑さが続きますが、どうぞ皆様にはご自愛
いただければと存じます。
                   (第29号編集主幹 松村 勘由)

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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第29号(平成21年 8月号)
       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
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