インクルーシブ教育システム構築に向けた研修に関する研究
平成29年度
これまでの研究
- 研究代表者
- 久保山茂樹
- 研究分担者
- 伊藤由美(副代表)、明官茂、大崎博史、山本晃、吉川知夫、半田健、平沼源志、藤川くみ(地域実践研究員)、坂口勝信(地域実践研究員)
- 期間
- 平成28~29年度
概要
インクルーシブ教育システムの構築に向かうためには、特別支援教育の一層の推進が重要です。その基盤となるのは、一人一人の多様なニーズに応じた指導・支援の充実です。そのためには、教員個々の専門性の向上を図るだけでなく、教員一人一人の力が十分に発揮されるようなシステムの構築を考えていく必要があります。
本研究所では、インクルーシブ教育システムの構築に向けて、平成24年度に、教員が必要とする基盤となる資質・能力とは何かについて検討し、教員に求められる資質・能力を習得するための研修の方策例である「インクルーシブ教育システム構築研修ガイド」を取りまとめました。さらに、平成26年度には、体制づくりに関する実際的研究において、各学校における基礎的環境整備、合理的配慮への支援の取組に関すること、地域支援の活用による教育の充実に関すること、教育の専門性に関することを重視すべき内容としてまとめました。これらの先行研究で提案されたガイドや考え方を参考として、実践的な研究により、教員の資質・能力の向上につながる研修について、その企画・運営の在り方を提案します。