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本イベントは、平成29年度障害者週間キャンペーンYOKOSUKAの一環として、当研究所と筑波大学附属久里浜特別支援学校、横須賀地区自閉症児・者親の会、横須賀市教育委員会との共催で開催されました。教員、保護者や民生委員・児童委員など、多くの皆様にご参加いただきました。
当日の様子をご紹介します。
1.日 時 平成30年1月24日(水) 14時00分〜17時30分
2.場 所 横須賀市生涯学習センターまなびかん 2階市民ホール、5階大学習室
3.テーマ 知ろう つながろう〜自閉症のある子供が学びやすい学校や暮らしやすい社会をめざして〜
4.内容
(1)ワークショップ(於:2階市民ホール)
*筑波大学附属久里浜特別支援学校の学校紹介及び幼児児童作品展示
*横須賀市内小・中学校特別支援学級の児童生徒作品展示
*発達障害に関する教材教具展示、心理的疑似体験、研修講義視聴、研究紹介
*横須賀市立横須賀総合高等学校授業紹介及び生徒作品展示並びに高校生による研究発表 など
(2)研修講義(於:5階大学習室)
対 象:横須賀市内小・中学校特別支援教育コーディネーター等
講義題:「自閉症支援において大切にしたいこと」
心理的疑似体験 | 教材教具展示 |
横須賀市立横須賀総合高等学校生徒による研究発表 | 横須賀市立横須賀総合高等学校「福祉」授業紹介 |
横須賀市立小・中学校特別支援学級 児童生徒作品展示 | |
筑波大学附属久里浜特別支援学校 幼児児童作品展示 | 研究紹介 |
5.参加者からの声(アンケートより抜粋)
*心理的疑似体験は、自閉症の方のとまどいや混乱を体感できた。横須賀総合高校の取組もすばらしかった。 |
*すべて勉強になります。特に体験は有効です。有り難うございました。参加者が増えることを願います。高校生が発達障害を勉強してくれることがとても嬉しいです。希望がもてます。 |
*横須賀総合高校の作品は優しさでできていた。心理的疑似体験をしてみて「もしかしたら」といったヒントをもらえた。 |
*心理的疑似体験コーナーは、文字だけで障害特性について学ぶだけでなく、自ら体験することでより当事者の理解ができるので、とてもすばらしい工夫だと思った。全てのコーナーを通じて、職員の方に気軽に話を聞けるところがよかった。 |
*感覚過敏についてくわしく説明してくださった。我が子に役立ちそうな教材があった。 |
*特別支援学校で実際に行っている授業の教材を見ることができて良かったです。絵本を伝える工夫など、日常の生活の中でも活かしたいと思いました。 |
*分かりやすく子供も楽しめる教材があって、印象に残った。 |
6.横須賀市立横須賀総合高等学校の生徒(ボランティアスタッフ)による感想(抜粋)
*私にとって、とても良い経験になりました。研究発表はとても緊張しましたが、それを誰かに聞いてもらい評価して頂くことは、なかなか無いことなので良かったと改めて思います。私が研究テーマにした“自閉症”は見えない障がいと言われています。そのため周囲から気付かれない、理解されにくいです。私はこの研究を通して、“障がい”に対する考えが変わったように感じます。こういったことにもっと向き合い、理解を深め、将来の夢である看護師になるための学びも深めていきたいと思います。 |
*今回のボランティアに行くまでは「世界自閉症デー inよこすか」がどのようなものか知らなかったけれど、実際に行って知ることができた。さらに、体験させていただいたこと(心理的疑似体験)、で、球体より立方体の方が持ちやすいなど、今まで気づくことができなかったことを知ることができ、貴重な体験になった。 |
*自閉症を知りたいと思う方や、自閉症の方々がどのようにすれば生活しやすい環境を作ることができるかを考えている人たちが、自分たち以外にもたくさんいることが嬉しかったし、もっと増やしていきたいと思った。また、自分たちから変えていきたいし、共生できる環境を作っていきたい。 |
*心理的疑似体験コーナーがとても印象的でした。普段、私たちが当たり前に出来ていることが困難だと感じている人が、どれだけ困難なのか具体的にわかる機会となりました。また、小学校・中学校の展示を見ることができ、自分の将来に繋げられる良い経験になりました。 |
*肢体不自由などの障がいは、見て判断できるけれど自閉症などは見た目では分かりにくく、判断しづらいと思うので、困っている方の役に立てたらと思いました。今回のような会を通して、たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。 |