独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所

C−43 弱視児の視覚特性を踏まえた拡大教材に関する調査研究
     −弱視用拡大教材作成に関する開発および支援について−



この報告書については、同じ内容の出版物が、平成17年1月にジアース教育新社から出版販売されています。

購入については、ジアース教育新社へお問い合わせください。
 TEL: 03-5282-7183(直)
 URL: http://www.kyoikushinsha.co.jp/

 ・「拡大教科書」 作成マニュアル
   拡大教科書作成へのアプローチ
 (ジアース教育新社 定価 1,810円+税)

「拡大教科書」 作成マニュアル  (拡大教科書作成へのアプローチ)


表紙/はじめに/研究組織/内題/目次
  表 示 (390kb)
 
第1章 弱視児童生徒への教育上の配慮
  ■1.弱視児童生徒とは
  ■2.行動の理解と配慮の必要性
  表 示 (345kb)
 
第2章 弱視児童生徒に配慮した教材とは
  ■1.見えやすい環境条件の整備
  ■2.「拡大教科書」の必要性
  表 示 (350kb)
 
第3章 これまでの取り組みと今後の課題
  ■1.「拡大教科書」作成の経緯
  ■2.拡大教材の課題とその対応
  表 示 (365kb)
 
第4章 作成の基本事項
  ■1.基本的な方針
  ■2.編集の原則と編集上の制限
  ■3.作業の分担と共同作業の重要性
  ■4.教科に即した編集作業の重要性
  表 示 (360kb)
 
第5章 作成手順の詳細
  ■1.素材準備 −原本のデータ化−
  ■2.第1校から決定校作成および発行仕様決定までの手順
  ■3.印刷・製本
  ■4.出荷
  表 示 (355kb)
 
第6章 編集の基本方針
  ■1.基本事項
  ■2.字体、大きさ、字間、行間
  ■3.文字、写真・図などの配色、明度、コントラスト
  ■4.レイアウト(各要素の配置)
  ■5.写真、図などの拡大の方針
  表 示 (565kb)
 
第7章 文字・写真・図などの編集方針
  ■1.文字データの編集
  ■2.写真と図の編集
  表 示 (370kb)
 
第8章 表、グラフ、地図などの編集方針
  ■1.表
  ■2.グラフ
  ■3.地図
  ■4.年表
  ■5.天気図
  ■6.天体図
  ■7.フローチャート
  表 示 (365kb)
 
第9章 その他の編集上の配慮事項
  表 示 (350kb)
 
文 献
  表 示 (345kb)
 
資料1 教科書原本と拡大教科書のサンプル  ※ 低解像度未掲載
  表 示 (405kb)
 
 サンプル一覧
   第6章 編集の基本方針
   ■1.基本事項
    1)空白ページでは、ページ番号をつける位置に「空白ページ」と
      記す。
      表 示 (340kb)
    2)-1.各分冊の目次では、各分冊が原本の何ページであるか
      を示す。
    2)-2.分冊にまたがって利用する資料について、目次に記載する。
      を示す。
      表 示 (815kb)
    3)資料編など分冊時共通の項目はページ裁ち落とし部にカラーを
      つける。
      表 示 (535kb)
   ■2.字体、大きさ、字間、行間 (サンプルなし)
   ■3.文字、写真・図などの配色、明度、コントラスト
    4)色の違いでは分かりにくい場合に各色の明度差をつける。
      表 示 (865kb)
   ■4.レイアウト(各要素の配置)
    5)できる限り原本の流れに沿ってレイアウトする。
      表 示 (1,080kb)
    6)サイド提示されている情報を、本文のどこに入れこんで配置
      するか。
      表 示 (1,410kb)
    7)同時に提示することが重要な要素をまとめて配置するように
      する。
      表 示 (700kb)
    8)また、同時に呈示することが必要な要素のみ先行的にまとめ
      て配置するか。
      表 示 (1,110kb)
    9)コラムや実験など、囲みの中をひとかたまりと見なして、
      まとめて配置。
      表 示 (3,050kb)
   10)上段・下段ごとにページを分けてレイアウトする。
      表 示 (1,355kb)
   11)写真・図と文字による説明については、文字による説明を先に
      示す。
      表 示 (860kb)
   12)また、理科の実験方法の説明など、文字情報を図の先に示す。
      表 示 (785kb)
   13)実験の注意事項などは、原則として当該実験の先頭に配置する。
      表 示 (765kb)
   14)左右見開きの章は、できる限り左ページからはじまるようにする。
      表 示 (1,320kb)
   ■5.写真、図などの拡大の方針
   15)-1.写真や図に関しては、そのすべてを一律には拡大しない。
      表 示 (780kb)
   15)-2.日本列島に対しての雲の位置の変化が分かるように配慮する。
      表 示 (1,710kb)
   16)同種の地図、イラストなどの拡大率をそろえる。
      表 示 (735kb)
   17)横向き(正位置)および縦向きの見開き使用も考慮する。
      表 示 (1,120kb)
 
   第7章 文字・写真・図などの編集方針
   ■1.文字データの編集
   1.1.基本事項
   18)強調表現には「平成ゴシックW7」(線が太い)を使用。
      表 示 (1,130kb)
   19)「+」「-」「・・・」「‐」などの記号は、前後の文字と間隔をあける。
      表 示 (790kb)
    2)-3.点線と数字などとの間に間隔をとる。
         ※これについては前掲(第6章の1)の同サンプルです。
      表 示 (815kb)
   20)-1.ルビの長いものについて漢字のマス間は多少空けるに
      とどめる。
   20)-2.ルビのある行間は広めにとり、ルビのない行間も同じ広さに。
      表 示 (820kb)
   21)吹き出しのなかの文字は、本文と同じ横書きを原則とする。
      表 示 (810kb)
 
   1.2.文字の背景に関わる処理
   22)文字の背景の色アミは、同色系の濃い色の線で囲む。
      表 示 (735kb)
   23)キャラクターのせりふの地の色についても同様の処理を行う。
      表 示 (630kb)
   24)白抜き文字は黒文字にする。
      表 示 (1,175kb)
   25)影付きの文字は、その影をとり、通常の文字とする。
      表 示 (950kb)
   26)注意を示す赤文字は黒文字にしたうえで、赤枠で囲むようにする。
      表 示 (745kb)
 
   ■2.写真と図の編集
   2.1.基本事項
   27)写真・図と表題や説明文のブロックを一つの罫線で囲む。
      表 示 (780kb)
   28)ページの境目にも重要な情報がある写真・図は、境目に余白を取る。
      表 示 (1,290kb)
   29)写真のなかの文字は原則として白長方形背景の黒文字にする。
      表 示 (870kb)
   30)ただし、「白エッヂ」(文字の輪郭に沿って白色背景)も用いる。
      表 示 (1,120kb)
 
   2.2.写真の編集
   31)透明なものは、境界が明確になるように輪郭(縁) を実線で追記。
      表 示 (1,170kb)
   32)写真が重なる所は個々の写真の区別がつくように白枠を付ける。
      表 示 (930kb)
 
   2.3.図の編集
   33)引き出し線、図中のコメントは太めに書き直す。
      表 示 (785kb)
   34)薄い色の図版などは、輪郭が判別できるよう太い縁を追加する。
      表 示 (730kb)
   35)まぎらわしいグラデーションは削除し、均一の色にする。
      表 示 (660kb)
   36)乾電池など方向に意味があるものは、太い輪郭線で向きを強調する。
      表 示 (620kb)
   37)-1.分かりにくい矢印について他に分かりやすい矢印を追加する。
      表 示 (885kb)
   38)見開きページにまたがる矢印について矢印を二つに分割する。
      表 示 (850kb)
   39)-1.スケールと地図の拡大率が同じになるように注意する。
      表 示 (1,160kb)
   40)手書きのイラスト、表などは、文字などの打ち直しをしない。
      表 示 (1,070kb)
   41)横配置の流れ図を、縦配置に変えることも考慮する。
      表 示 (700kb)
   42)別ページに読みとりを補助するページ(テキストだけなど)を用意。
      表 示 (465kb)
 
   第8章 表、グラフ、地図などの編集方針
   ■1.表
   43)行によって背景色が違うときには、白と黄、白と薄いグレーが見やすい。
      表 示 (650kb)
   ■2 .グラフ
   44)理科のグラフの文字、数値についての処理。
      表 示 (1,460kb)
   45)社会のグラフについて線を太くするのが基本である。
      表 示 (1,225kb)
   46)グラフの大きさは、中の数字や文字が分かる大きさを確保する。
      表 示 (1,090kb)
   47)棒グラフ中に入れる数字・項目名等の文字は左右どちらかに寄せる。
      表 示 (835kb)
   48)厚みのあるグラフ、斜めのグラフは、シンプルな図に変更する。
      表 示 755(kb)
 
   ■3 .地図
   49)地図中の文字や数字などの拡大を行う。
      表 示 (1,170kb)
   50)地名など多くの文字は、文字の境界をあけ、項目ごとに線で囲む。
      表 示 (880kb)
 
   ■4 .年表
   51)-1.日本の歩みと世界の歩みの両方が見られるようにする。
   51)-2.ページの切り替わりところでは、時代の区切れからみて改行。
      表 示 (1,380kb)
   39)-2.地図中の文字や数字などの拡大を行う。
         ※これは前掲の同サンプルです。
      表 示 (1,160kb)
 
   ■5 .天気図
   15)-2.日本列島に対しての雲の位置の変化が分かるように配慮する。
         ※これについては前掲の同サンプルです。
      表 示 (1,710kb)
 
   ■6 .天体図
   52)星座の図、写真など、必要な星の点を強調する。
      表 示 (665kb)
 
   7 .フローチャート
   53)説明文字は、背景色を生かしたラインで囲むことで関連を保つ。
      表 示 (685kb)
   54)ラインが文字に隠れることでチャートの流れが変わらないようにする。
      表 示 (845kb)
   55)白背景で黒文字とする。なるべくなら打ち直しが望ましい。
      表 示 (860kb)
 
   第9章 その他の編集上の配慮事項
   37)-2.該当学年での学習のポイントに応じて、レイアウトを考慮する。
         ※これについては前掲の同サンプルです。
      表 示 (885kb)
   56)重要なものが拡大した文字によって隠れないように配慮する。
      表 示 (1,045kb)
   57)文字の背景の図柄・線などを削除する。
      表 示 (1,205kb)
   58)吹き出しに顔を入れる位置を統一する。
      表 示 (820kb)
   59)顔のイラストつき文章で、顔と行を一致させ、かつ、行間をあける。
      表 示 (770kb)
 
資料2 用いた教材一覧
  表 示 (340kb)
 
奥 付
  表 示 (40kb)