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特総研メルマガ第200号記念!みなさまからのメッセージ

メールマガジン

国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジンは、令和5年11月に第200号を迎えました。このことを記念して、特別支援教育がより発展し未来につながるような、みなさまのメッセージ・体験談をお寄せいただきましたので、その一部をご紹介させていただきます。

 

障害のある自分が、学校生活でうれしいと感じた体験談

 ASDの小学生で不登校3年目の小学6年時、学芸会で演劇をする際、舞台には立てないが、一人で行える照明を担当させてもらうことで、学芸会の練習のときのみ登校し本番も行うことができ、嬉しいというよりも、達成感があったようです。(中学1年生保護者代弁)

 

障害のある子どもの保護者が良かったと感じた学校の取組

 ASDで不登校が続く中で、給食が好きで、給食だけを食べに、スクールカウンセラーのいる相談室に週に1回登校していました。学校に登校し、家から出て他者(カウンセラー)と会い、食事(本人にとっては楽しみである事)ができたことで、ひきこもらずにすみました。 ・卒業式での証書授与の際、大勢の保護者(参列者)がいる中で壇上で行うことは困難(そもそも式にでられるかどうかも危ぶまれる状態)な中、他の児童とは違う段取りなどを事前に打ち合わせていただき、証書授与は卒業式当日の朝、保護者が集まる前に、校長・担任・以前担任していただいた教員・両親のいる式場(体育館)の壇上にておこなっていただきました。当日行けなくなる可能性もありましたが、担任の先生、校長先生ともに、それでも大丈夫といってくださいました。当日は、かなり緊張していましたが、担任が名前をよび、壇上にあがり、校長から証書を受け取り、元担任に証書を筒につめてもらい、一連の流れをおこなうことができ、小学校をしめくくる節目にもなり、親としては大変ありがたかったです。(保護者)

 

 もう10年近く昔です。小学校5年生から中学校三年間特別支援学級に所属した子どもが、20歳になった時に当時の学年の子ども達が障害のある子どもを家に呼びに来て同窓会をしたこと。当時の先生も同窓会に来ていたこと。そんな子ども達を育てた中学校の三年間の教育だった。(保護者)

 

 メールマガジン200号の配信、おめでとうございます! 我が子が低学年のときに、読み書きや計算の習得に時間がかかることに気付いて、しっかりと向き合ってくださった担任の先生に感謝しています。 早い段階で支援級に移籍できたため、我が子はスモールステップでも着実に学習することができました。 私に我が子の状況を丁寧に説明してくだり、支援級への移籍を勧めてくださったとき、担任の先生の判断のみならず、校長先生をはじめ、コーディネーターの先生たちとも相談してくださっていたことが伝わってきました。 多くの先生にサポートいただき、私も前向きに考えることが自然にできました。 支援級で知り合った保護者の方が、数年前は支援級がなかったから、今は支援級があることに感謝しているとおっしゃっていたのが印象的です。 これからも学びの段階の支援が発展し、社会参加が円滑にできるようになっていくことを願っています。  (会社員)

 

 

みなさま、メッセージをお寄せいただき、ありがとうございました。

 

総務部総務企画課広報係