地域支援事業「推進プログラム」を開催しました(令和7年8月22日)
国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター主催で、地域支援事業「推進プログラム」
を開催しました。
参画自治体の代表が参加し、インクルーシブ教育システムの推進に向けた実践と成果、課題を共有しました。
各自治体からは、校内支援体制の充実、交流活動や研修の推進、共通ツールの活用、児童生徒主体の取組、市民
フォーラムの開催など、それぞれの自治体の課題に即した多様な実践が報告されました。
続いて、アドバイザーの青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)からは、「やさしいどうして!?」という視点
が紹介されました。これは、子どもの行動の背景にある思いや特性を理解しようとする姿勢を大切にしようという
メッセージであり、特別支援教育を個別の取組にとどめるのではなく、「特別支援教育の視点を取り入れた教育活動」
を学校全体の取組へ広げていくことの大切さが語られました。
さらに、文部科学省 特別支援教育課の村上学調査官、松岡しおり調査官からは、各自治体の発表に対して感想や
意見が寄せられました。その中では、各地の取組の意義や今後に向けた期待が示されるとともに、地域と連携した
支援の広がりや、校内実践をさらに充実させていくための方向性についてコメントがありました。
共生社会の実現を目指し、地域支援事業の成果や取組を全国に広め、地域とともに歩みを進めてまいります。
(写真)会場の様子
(写真)アドバイザー:青山新吾氏(ノートルダム清心女子大学)