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インクルセンター活動日記

NEW 令和5年度地域支援事業交流スペース3回目の報告

 10月31日(ハッピーハロウィンの日)に行われた交流スペース3回目の報告です。

今回は、昨年度と今年度の参加自治体が合同で参加しました。

この合同での交流スペースは、今年度から始まった新たな試みです。

最初は、どのような展開になるか緊張しましたが、実際には多くの自治体からの参加があり(過去最高の参加数でした)、

楽しく充実した会となりました(写真をご覧ください)。

 昨年度の参加自治体の先生方からは、地域支援事業終了後の状況などについてのお話を伺うことができました。

今年度の参加自治体の先生方にとっては、そうした経験談は非常に参考になったことでしょう。

 会は終盤に進むにつれて盛り上がり、最後は時間が足りなくなってしまいました。

合同での交流スペースは、来年(2024年)の1月にも再度実施予定です。

次の合同会にはゆっくりお話ができるよう、時間設定など工夫できたらと考えています。

 次回の交流スペースは11月28日(火曜日16:30~17:30)です。

今年最後の交流スペースになります。お時間がありましたら、皆様、ぜひのぞいてみてください。

グループ 令和5年度地域支援事業交流スペース2回目の報告

 交流スペース2回目の報告です。今回は、多くの自治体の方が参加し、

非常に活気にあふれた会となりました(写真をご覧ください)。

 会では、合理的配慮、インクルーシブ教育、研修、交流・共同学習、副籍、ICT活用、

そして来年度の計画など、幅広いトピックが活発に議論されました。

夏に行われた推進プログラムで既にお互いが顔見知りだったため、

リラックスした雰囲気の中で、内容の濃いディスカッションや情報共有が行われました。

日頃感じている課題や悩みを率直に共有し合う姿勢も印象的でした。

このようなお互いの共感が、次のステップに向けたモチベーションを高めることでしょう。

 

次回の交流会は10月31日(火曜日)の16:30~17:30に予定されています。

次回は、昨年度まで地域支援事業に参加されていた自治体の皆様にも声をかけ、

昨年度と今年度の参加自治体の合同で開催されます。

合同での交流スペースは初めての試みですが、どのような会になるか、今から楽しみです。

 

グループ 「令和5年度地域支援事業推進プログラム」の報告

 令和5年度の「地域支援事業推進プログラム」が、8月24日金曜日(10:00~16:00)に開催されました。

このプログラムは、地域支援事業に参加する自治体が一堂に会し、これまでの取り組み(途中経過)を

発表・協議することにより、お互いに刺激し合うことを目的としています。

 今年度も「対面」と「オンライン」の両方で行うハイブリッド形式で開催しました(写真をご参照ください)。

参加自治体からは、それぞれ特色ある取り組みが発表されました。インクルーシブ教育の実践において直面するさまざまな課題、

そしてそれらを乗り越えるためのヒントが多く共有されたように思います。

また、協議の時間では、アットホームな雰囲気の中で、実り多い情報交換が行われました。

 アドバイザーであるノートルダム清心女子大学の青山新吾先生、そしてオブザーバーとしてご参加いただいた

文部科学省特別支援教育課の加藤典子調査官からは、各自治体の取り組みに共通するポイントがわかりやすく整理され、

貴重なアドバイスをいただきました。

 最後に猛暑の中、ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

本プログラムで共有された情報が9月からの実践にお役立ていただければ幸いです。

写真1 Zoomでの記念撮影

写真2 会場の様子 

写真3 協議の様子

※ 活動日誌のアイコンを令和5年度バージョンに更新しました。こちらもぜひご覧ください。

https://www.nise.go.jp/nc/about_nise/inclusive_center

グループ 令和5年度の「交流スペース」が始まりました

今年度の「交流スペース」が始まりました。

「交流スペース」は、地域支援事業参加自治体の方々が、自由にそして気がるに参加し、

楽しくおしゃべりをしながら、情報交換等を行う場です(Zoomによるオンライン)。

1回目の今回(7月25日火曜日16:30~17:30)は、3自治体の先生方が参加してくださいました。

それぞれの取組状況や普段感じている課題等について活発な意見交換ができ、有意義な時間となりました。

交流スペースは、これから月に1回程度のペースで開催していく予定です。

次回は9月を予定しております。

交流スペースの場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

グループ 令和5年度地域支援事業「説明会」を開催しました!

 令和5年4月28日(金)に今年度の地域支援事業の「説明会」を開催しました。

(Zoomによるオンライン開催 写真参照)

地域支援事業は、各自治体が推進するインクルーシブ教育システム(インクル)の事業について特総研が

支援を行うものです。今年で3年目になります。

 本年度は全国各地から16もの自治体(5県9市1区1町[栃木県、山梨県、広島県、宮崎県、沖縄県、

名古屋市、一戸町、宮古市、下野市、鴻巣市、吉川市、豊島区、飯田市、犬山市、阿久根市、枕崎市])が

応募してくださいました(図の地図参照)。

 説明会では、各自治体から事業の計画をご紹介いただきました。

短い時間でしたが、各地のインクルの取組についてたくさんの情報を得ることができました。

5月からいよいよ本格スタートですね。皆様、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

写真 地域支援事業「説明会」 Zoomによるオンライン開催の様子

図 令和5年度地域支援事業参画16自治体(

グループ 令和4年度地域支援事業「報告会」の終了報告

令和4年度地域支援事業「報告会」の終了報告

 令和5年3月10日(10:30-16:30)に「報告会」を開催しました(Zoom開催)。

この報告会は、1年間の成果を共有していく今年度最後の活動になります。

どの自治体からも熱のこもった発表があり、それぞれの地域の特色や課題について活発な意見交換や質疑応答が行われました。

たくさんの学びがありました。年度当初は「インクルーシブ教育システム(インクル)って何?」

「何をすればインクルになるの?」といった声もあり、不安や戸惑いを感じていた自治体もあったのではないでしょうか。

でも、今回の報告会を通じ、お互いに、インクルが何かについてより具体のイメージを膨らませることができたように思います。

 アドバイザーであるノートルダム清心女子大学 青山新吾先生、神奈川県立総合教育センター 笹谷幸司先生からは、

学校のことだけでなく、子ども、保護者・家庭、地域を含め、幅広い視点から包括的に事業を総括していただきました。

子どもを中心とし、地域全体で支えていく。当たり前のことだけど、そうした基本をきちんと意識していくことの大事さを

改めて痛感することができました。

今回の報告会には、来年度(令和5年度)の地域支援事業への参加自治体からも多く方が出席してくださいました。

 来年度は、今年度の13自治体から3つ増え、16自治体になる予定です。

来年度はどんな年になるでしょうか? いずれにせよ、来年度もたくさんの学びが得られる場にしていきたいと、

スタッフ一同切に願っています。

令和4年度地域支援事業参加自治体の皆さまと一緒に記念撮影! 

たくさんの学びをありがとうございました!!

グループ 地域支援事業「交流スペース」:7回目のご報告と1年間の振り返り

7回目の「交流スペース」の報告と1年間の振り返りです。

(令和5年1月31日、火曜日、16:30-17:30)

 

今回は5自治体の先生方が参加してくださいました。今年度の「交流スペース」は今日で最後になります。

そのラストの追い込みのおかげでしょうか。今日は「●●市さんではどうしていますか?」といった

具体的な質問が、序盤から積極的にありました。読みの指導、副学籍、自立活動、研修、ネットワークづくりなどなど、

たくさんの話題があげられ、議論はこれまでで一番盛り上がったように思います。

会の終盤には、「交流スペースのような気軽な情報交換の場を、自分のところ(自治体)でも作っていきたい」といった提案もあり、

みんなで「うん、うん、そうだね」と共感し合いました。

 

過去7回の交流スペースを振り返り、「本当に続けてきた甲斐があった」と今、スタッフ一同、素直に喜びを感じております。

各自治体の先生方には1年間継続してご協力いただけたこと、そして、たくさんの学びをいただけたこと、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

来年度も「交流スペース」から「インクルの輪」をさらに広げていく予定です!皆さまと、またこのスペースでお会いできることを楽しみにしております。

グループ 地域支援事業「交流スペース」:6回目のご報告。

 6回目の「交流スペース」(令和4年11月29日、火曜日、16:30-17:30)の報告です。

2自治体の先生方が参加してくださいました。

 今回は、それぞれの自治体の進捗状況の他に、個別の相談事例などの貴重なお話を聞くことができました。

 また、地域支援事業やその成果普及について、自治体や先生方のニーズを窺うこともできました。

先生方のお話を聞く中で、地域のインクルの活性化のためには、交流スペースのように、気軽にお話したり、

相談したりする場や機会をうまく作り出していくことが、大切なのではないかと、改めて考えさせられました。

今年の交流スペースは、今回が最後になります。来年(2023年)は、自治体の先生方がもっと参加しやすいように、

会の持ち方などを工夫できたらいいなぁと思います。

特総研において「日韓特別支援教育協議会」を開催しました。

 令和4年11月18日(金)、特総研において「日韓特別支援教育協議会」を開催しました。この協議会は、韓国国立特殊教育院と本研究所との交流協定によって毎年実施することとしています。今回は本研究所を主催者として実施し、テーマは「日韓における教育課程に係る政策」でした。
 協議会前日の午前中、韓国国立特殊教育院の皆様は、筑波大学附属視覚特別支援学校を訪問し、星祐子校長先生の案内で、授業参観や児童生徒の皆さんとの交流を行いました。午後は、文部科学省を訪問し、日本の特別支援教育の動向について同省初等中等教育局特別支援教育課長山田泰造氏から説明を受けました。質疑応答では、韓国と日本の特別支援教育の動向が似ていることから、同じような良さや課題があることを確認し、課題解決のための方策について情報を交換しました。
 協議会は、日韓両国における出入国規制の緩和を受け、対面での開催となりました。両国あわせて39名が参加しました。
 開会式では、本研究所理事長中村信一及び韓国国立特殊教育院長イ・ハンウ氏の挨拶がありました。
 続いて、韓国国立特殊教育院教育課程政策チーム教育研究士キム・ヒョンテ氏から韓国の特殊学校に係る教育課程の制度、知的障害特殊学校の教育課程、特殊学校教育課程に係る研究動向についてご発表がありました。日本からは、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官加藤宏昭氏から、学習指導要領等の改訂の方向性について、特総研の横尾俊総括研究員から知的障害のある児童生徒に対する特別支援教育を中心に特別支援学校学習指導要領とその実践について、特総研の吉川知夫上席総括研究員から学習指導要領に基づく教育課程の編成・実施・評価・改善に関する研究についての発表がありました。
 これらの発表を踏まえた総括協議では、両国の特別支援教育制度において異なる取組について互いに関心を寄せるとともに、意見交換しました。
 閉会式では、特総研の梅澤敦理事より、閉会の挨拶として、感謝の意を表しました。続いて韓国国立特殊教育院教育研究官オ・ヨンスク氏から次回の協議会は韓国側をホストとして開催する旨が宣言され閉会しました。今後も本研究所は海外の研究機関との積極的な交流を継続するとともに、情報収集に努めて参ります。

グループ 地域支援事業「交流スペース」:5回目のご報告。

5回目の「交流スペース」(令和4年10月25日、火曜日、16:30-17:30)の報告です。

今回も、自治体と特別研究員の先生方にご参加いただきました。

初めは恒例?のお天気ネタから。

地域によってはもう暖房が入っているなど、日本列島の長さを感じるお話からスタートしました。

話題の中心は、研修会の周知や内容の工夫、通級指導教室の位置付けや子供にとっての

必要性についてでした。

研修会で実施したアンケート結果の共有もあり、それぞれの自治体の取組を紹介し合う中、

質問も多く出され、気づけば終わりの時間というあっという間のひとときでした。

 

交流スペースは、この後、報告書の作成に向けた連絡などもあるため、11月、1月にも

開催することにしました。

また先生方にお会いできるのを楽しみにしています。