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国立特別支援教育総合研究所メールマガジン 第164号

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      国立特別支援教育総合研究所(NISE)メールマガジン
         第164号(令和2年11月号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NISE(ナイセ)━━━
■目次
【お知らせ】
・国立特別支援教育総合研究所の事業案内の送付について
・令和2年度盲ろう教育実践セミナーの開催について
・研究所公開のご案内
【NISEトピックス】
・インクルーシブ教育システム普及セミナーの開催について
【連載コーナー】
・「地域実践研究員」だより[第2回]
【NISEダイアリー】
【研修員だより】
【高齢・障害・求職者雇用支援機構からのお知らせ】
【アンケートのお願い】
【編集後記】

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【1】お知らせ
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●国立特別支援教育総合研究所の事業案内の送付について
 本研究所は、我が国唯一の特別支援教育に関するナショナルセンターとし
て、特別支援教育に関する研究、研修、情報収集・発信及びインクルーシブ
教育システム構築に向けて貢献することを使命としております。
 このたび、本研究所の役割や業務内容を御理解いただくとともに、諸活動
の成果等を活用いただける資料や国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研
究センターと共同編集した生徒指導リーフSシリーズを10月に全国の学校と
教育委員会に送付させていただきました。研究所の成果がより多くの皆様に
活用いただけますと幸いです。

○研究所の諸活動の成果等を活用いただける資料はこちら→
 https://www.nise.go.jp/nc/report_material/etc/for_school
*過去にお送りしたポスターや校内研修用DVDもご覧いただけます。

○国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター「生徒指導リーフ」
Sシリーズ→
 https://www.nier.go.jp/shido/leaf/index.html

●令和2年度盲ろう教育実践セミナーの開催について
 視覚と聴覚の両方に障害がある盲ろう幼児児童生徒の教育に関するセミナ
ーを以下のとおり、開催いたします。
◇日時
第1回 令和2年11月21日(土)10:00~12:00
第2回 令和2年12月5日(土)10:00~12:00
第3回 令和2年12月12日(土)13:00~15:00
◇開催方法
オンライン配信(Zoom 使用)
◇参加費
無料(複数回の申込みが可能です)
◇内容
1.盲ろうの概要
2.障害の状態についての把握
3.障害がもたらす困難性
4.指導において大切にしたいこと
5.コミュニケーションについて
6.実践事例の紹介 等

 詳細については、以下の案内、チラシの内容をご覧ください。

○令和2年度盲ろう教育実践セミナーの案内、チラシの内容はこちら→
 https://www.nise.go.jp/nc/news/2020/1023

●研究所公開のご案内
 9月号でもご案内いたしましたとおり、令和2年12月24日(木)~令和3
年1月11日(月)、本研究所のWebによる公開を開催します。
 今号では新しい生活様式にフォーカスを当て各障害種別研究班が作成して
いる事例紹介や生活の工夫、授業の工夫、教材・教具の作成のデモンストレ
ーション等の動画コンテンツをご紹介します。

◇各障害種別研究班のコンテンツ紹介
 視覚班 視覚障害教育での配慮や工夫 
 聴覚班 新しい生活様式における聴覚障害のある子どもへの関わり
 知的班 知的障害のある子どもの「新しい生活様式」における学習や生活
     の工夫
 肢体不自由班 新しい生活様式における肢体不自由のある子供に対する
        支援の工夫
 病弱班 小・中学校等における新型コロナウイルス感染症対策の取組への
     提案~病弱教育のノウハウを活用して~
 言語班 言語に障害がある子どもを支え合う仲間へ
 自閉症班 コロナ禍での新しい生活様式
      ~自閉症のある子どもは、どんなことに困っているの?~
 発達・情緒班 発達障害のある子どもに関わる皆様へ
        ~発達・情緒班からのメッセージ~
 重複班 重複障害のある子どもの主体性を育み生活を豊かにする取組
     ~生活支援研究棟における工夫の紹介~
 教材・教具班 おうちの中にあるもので学習しよう

 各障害種別研究班の動画コンテンツの内容については、今後Webサイトに
て紹介していきますので、今後の更新をお待ちください。

○研究所公開の詳しい内容はこちら→
 https://www.nise.go.jp/nc/laboratory_release

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【2】NISEトピックス
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●インクルーシブ教育システム普及セミナーの開催について

 平成28年度のインクルーシブ教育システム推進センター設立当初から、各
地域(北海道・東北、九州、中国・四国、近畿、東海・北陸の各ブロック)
において、インクルーシブ教育システム普及セミナーを開催し、国内外の様
々な取組や情報を発信してきました。
 第6回目となる今年度の普及セミナーは、以下の通りオンラインにて開催
致します。

◇テーマ:国内外の取組から今後を展望する
◇日時:令和2年11月28日(土) 13:00 ~ 16:00
◇方法:オンライン配信
 ・本セミナーはYouTube liveを用いたライブ配信セミナーとなります。
 ・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
◇プログラム
○インクルーシブ教育システムの更なる充実に向けた地域や学校の取組
 ・地域実践研究の概要
 ・地域実践研究の成果と活用
   青森県教育委員会     島津 裕子 氏
   岩手県釜石市教育委員会  和田 智恵 氏
   埼玉県教育委員会     若月 雅子 氏
   静岡県教育委員会     和久田欣慈 氏
   愛知県田原市教育委員会  鈴木 美保 氏
 ・インクルCOMPASSについて

○国際動向
 ・諸外国の動向、国別調査から
 ・オーストラリアの教育課程
   埼玉大学 准教授 山中 冴子 氏 
 ・韓国の遠隔授業の取組
   国立特別支援教育総合研究所 特任研究員 李 熙馥 氏

○講演 「インクルーシブ教育システム構築の現状と今後への期待」
 筑波大学名誉教授 安藤 隆男 氏

 参加については、本研究所Webサイトよりお申し込みください。多くの皆
様のご参加をお待ちしております。

○インクルーシブ教育システム普及セミナーの開催のお知らせページはこち
ら→
 https://www.nise.go.jp/nc/about_nise/inclusive_center/info/201023

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【3】連載コーナー
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●「地域実践研究員」だより[第2回]

「インクルーシブ教育システムの理解啓発の推進に関する研究」
               地域実践研究員(長期派遣型) 村松 泉
                    (静岡県袋井市立山名小学校)

 研究室から見える青く晴れ渡る空、きらめく海と波の音に日々癒やされな
がら研究を進めています。ですが、小学校教員である私にとって、やはり子
供達のにぎやかな声が懐かしく、隣の筑波大学附属久里浜特別支援学校から
聞こえる子供達の声を聞くと安心します。
 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言により、来所ができなかった6月
までの2か月間は、袋井市で市の課題を深く理解するために、情報収集を行
いました。これは、研究を計画するに当たりとても大事な期間となりました。
学校現場の声や市としての取組などを把握できたことで課題内容が明確にな
り、目的意識をもって研究所に来所することができました。来所後は、研究
を進めるに当たり、学校現場の思いや現状を整理した上で、研究の方向性に
ついて検討し協議を重ねました。多くの研究員と協議を重ねたことで、自分
自身の見方や考え方に改めて気付くとともに、自分とは異なった見方や考え
方を知ることができました。また、協議を通してこれからの義務教育の在り
方や特別支援教育の在り方について学びを深める機会ともなっています。
 袋井市の小・中学校では、特別支援学級在籍児童生徒数が増加しているこ
とや、通常の学級においても、学習上または生活上多様な困難さがある児童
生徒が多く在籍するなどの課題があり、児童生徒のより充実した学びを実現
するために柔軟に対応することが求められています。そこで、教員同士が、
それぞれの見方や考え方を共有して広い視野を得ることが、多様な困難さに
対して柔軟な対応を実現し、課題解決に繫がっていくのではないかと考えま
した。こうした背景から小学校教員が互いの見方や考え方を共有し、多様な
視点から児童理解を深めることができるツールの作成を目的とした研究を進
めています。現在は、作成した「児童理解共有シート(試案)」を現場の先
生方に実践していただき、その後に、アンケート調査を行い、結果を分析し
ています。
 これまで、学校では、目の前の子供達に対する支援方法を考えてきました
が、研究所では袋井市全体の子供達について考えています。目の前に子供の
姿はありませんが、子供達の姿を思い描きながら、袋井市や静岡県の特別支
援教育の一助になるよう日々研究に努めたいと思います。


「交流及び共同学習の充実に関する研究」
                  地域実践研究員(長期派遣型) 紅林 亜朋
                    (静岡県立吉田特別支援学校)

 これまで、教員として働きながら、子供とともに学ばせてもらってきまし
た。学校を離れて、研究所で、教育現場とは少し違った環境で研究し、学ば
せてもらえる機会を得られたことに感謝しています。4月、新型コロナウイ
ルスの影響から、自宅でのテレワークを始めました。初めは不安がありまし
たが、研究所の先生方から研究生活の情報提供(最新の教育情報、研究のこ
と、生活に関すること)やパソコンの環境設定などの支援を受け、研究生活
をスタートできたと思います。また、6月に研究所に伺ってからは、今の状
況下で、「何ならできるか」、「どうしたらできるか」等を一緒に考えてい
ただき、円滑に活動できるようになりました。
 私は、「交流及び共同学習の充実に関する研究」のチームの一員として、
「静岡県『交流籍』を活用した交流及び共同学習ガイドブックの内容充実」
のテーマの下、研究を進めています。これまで、ガイドブックのさらなる充
実のために、交流及び共同学習の法的根拠や裏付け、現在に至るまでの歴史、
世界の動向、国の動向、現在の実践等を様々な文献から情報収集したり、実
際に行っている現場の先生へ居住地校交流に関するインタビュー調査を行っ
たりしてきました。今後は、これまでに収集した情報を整理し、現場の先生
方の実践などをガイドブックへ反映することに努めて参ります。
 今日まで、研究所の先生方、派遣元の静岡県教育委員会、インタビュー調
査を受けてくださった静岡県内の先生方、地域実践研究員の仲間、所属校の
同僚など、多くの方に支えられていることを実感し、お礼の気持ちをもちな
がら研究を進めています。交流及び共同学習が充実するには、「共生社会」
を強く意識することが最大の条件になってくると考えます。これからも、感
謝の気持ちをもちながら、世界や国が目指す「共生社会」の実現に少しでも
貢献できるよう、研究所で学び、整理した知見等をガイドブックとしてまと
め、静岡県内の先生方や子供達に還元することを目指して、残りの日々を努
力したいと思います。


「今年度の地域実践研究」
                              横尾 俊
       (インクルーシブ教育システム推進センター 総括研究員)

 今年度、地域実践研究として取り組んでいる二つの研究は、1年間で行う
計画です。これまでの研究と比べると短期間で行われるものですが、地域実
践研究員の皆様と協力しながら、これまでの5年間の研究とも関連付け、研
究成果を報告書としてまとめる予定です。
 また、コロナ禍の中でも地域実践研究は様々な研究活動を行っています。
研究活動の内容は、本研究所インクルーシブ教育システム推進センターWeb
サイトで随時公開していますので、ぜひご覧いただけますと幸いに存じます。
 平成28年度から始まった地域実践研究も5年目となり、ご協力いただいて
いる皆様のおかげで、研究の蓄積が進み、インクルーシブ教育システム推進
の知見が充実しました。今後とも、本研究にご参画いただいた教育委員会、
地域実践研究員の皆様と協働して、地域の課題解決に誠心誠意取り組むとと
もに、これまでの研究成果については、ご参画いただいた地域に成果を還元
し、より多くの地域に普及できるように努めてまいります。

○インクルーシブ教育システム推進センターWebサイトはこちら→
 https://www.nise.go.jp/nc/about_nise/inclusive_center

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【4】NISEダイアリー
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          「褒める教育だけでは・・・」
           宍戸 和成(国立特別支援教育総合研究所理事長)

 特総研がある横須賀市には、YRP(ヨコスカ リサーチ パーク)と呼ばれ、
研究開発活動を行うための自然豊かな環境が整えられ、通信等に関わる複数
の企業が研究所を設けている。他にも、海岸線に沿って、港湾等の整備や防
災等に関する研究所、海や地球に関する研究所、次世代の自動車開発を行う
研究所など多彩である。加えて、久里浜には法務省関係の施設もある。非行
を行った少年たちが矯正教育を受けている。こうした少年には、特別支援教
育と関わりのありそうな者もおり、最近、その施設の教官と本研究所の研究
員が、生徒の指導方法等に関する情報交換を行ったり、本研究所の専門研修
を受講していただいたりするなどの、交流の機会が増えている。
 本研究所は、これまで、教育機関との関わりが主であったが、徐々に厚生
労働省管轄の福祉・医療関係機関等との関わりも増えつつある。そして、今
では同じ市内にある法務省管轄の機関とも交流するようになった。
 これからは、子供を中心として、様々な関係機関が、それぞれの特性を生
かしつつ、連携協力を図りながら、子供の可能性を一層伸ばす取組が求めら
れている。
 そんな背景がある中で、ふと、ある本を目にする機会があった。法務省管
轄の施設(非行を行った少年たちの矯正に携わる)で、医師として長く勤務
された方が書いたものである。
 読み進む中で目にしたのが、「褒める教育だけでは問題は解決しない」と
いう言葉である。昨今、教育においては、「褒めて育てること」がもてはや
されている。それはその通りだと私も思う。しかし、やみくもに褒めそやす
様子を見るたびに、これでいいのだろうかと思ってきたことも確かだ。
 著者は、「褒めるだけでは足りないよ」ということを読者に伝えたかった
のだろう。そして、その子の課題にしっかり向き合って欲しいというメッセ
ージと受け止めた。例えば、算数の勉強が分からなくて、やる気をなくし、
粗暴な行動を繰り返すようになった子供には、子供に合った算数の課題に取
り組ませ、「分かること(=自信)」に気付かせたいと。
 私は、聞こえにくい子供の教育に携わった。そこで学んだことは、褒める
ことや叱ることは、コミュニケーションの一つだということ。褒めるにして
も、その子供の「どこが素晴らしいのか」、「いいところなのか」を本気で
思い、子供に伝える。叱る場合でも、単に非難するだけではなく、「ここは
直して欲しい」、「あなたならできるはずだ」という気持ちを込めて叱る。
メリハリを付けるとともに、子供に対する「思い」が表出されるのがコミュ
ニケーションとしての「褒めること」、「叱ること」だと思う。
 先の著者の言いたかったことも、教育として大切にしたいことである。
 さらに、失敗し続けて自信をなくした子供たちが変わるためには、「自己
への気づきがあること」と「自己評価が向上すること」が、きっかけとして
重要であるとも述べている。「子どもの心に扉があるとすれば、その取手は
内側にしか付いていない」という言葉が印象的であった。

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【5】研修員だより
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 今号は、平成22年度第三期特別支援教育専門研修を修了された吉田修一先
生からお寄せいただきました。

           「当たり前の日常に感謝」
             吉田 修一(静岡県立浜松視覚特別支援学校)

 私は、平成22年度の第三期特別支援教育専門研修(知的障害・肢体不自由
・病弱教育コース)の知的障害教育専修プログラムに参加させていただきま
した。視覚障害のある私は、最前列の席に座り、講義を受講していました。
超一流の研究者からの最先端の情報提供に圧倒されながらも、特等席で特別
支援教育のトレンドを毎日吸収している心地よさはたまらないものでした。
今年はコロナ禍で、対面による学習や研修の機会が制限されています。改め
て、研究所での研修機会をいただけたことに感謝しています。
 研修では、講義、グループ協議、自閉症教育など様々な場面で「見える化」
の重要性が強調され、私も2か月の研修を経て、「見える化」することが自
分のこだわりとなりました。校内研修の見える化(研究協議の可視化やまと
めの共有)や学びの足跡の見える化(ポートフォリオ作成や掲示物の工夫)
などは、今でも自分の持ち味として大切にしています。
 専門研修から9年が経ちます。私の研修期間中には、東日本大震災が発生
しました。避難生活を余儀なくされ、前日まで当たり前のように行われてい
た研修も、終了を目前に、ライフラインとともに途切れてしまいました。停
電のため、しばらくは電気もつかず、避難先の廊下の非常灯にすり寄り、必
死になって、研修仲間とポスター発表の準備や課題のまとめに取り組みまし
た。「当たり前の日常」が突然当たり前でなくなることを体感しました。コ
ロナ禍の今、今一度「当たり前の日常」に感謝し、日々の研修や教育実践に
臨んでいきたいと改めて感じています。

○静岡県立浜松視覚特別支援学校のWebサイトはこちら→
 http://www.edu.pref.shizuoka.jp/hamamatsu-sb1/home.nsf/IndexForm
View?OpenView

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【6】高齢・障害・求職者雇用支援機構からのお知らせ
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●高齢・障害・求職者雇用支援機構より「働く広場」11月号のご案内
 「働く広場」は、障害者雇用に取り組む企業事例を中心に、身近な障害者
雇用問題を取り上げた障害者雇用の月刊誌です。成人期の働き方の情報とし
て、また障害者雇用を取り巻く先進的な取組のヒントとして、ご覧ください。
○11月号(10月25日発行)の掲載内容
 障害者と健常者が二人一組で作業しながら安定した生産と雇用を維持して
いる企業事例、障害者職業生活相談員の取組紹介 ほか

○最新号の詳しい内容はこちら→
 http://www.jeed.or.jp/disability/data/works/index.html
*このご案内は教育現場と就労をつなぐために掲載しております。

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【7】アンケートのお願い
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 今号の記事について、以下のアンケートにご回答いただきたく、ご協力の
ほどよろしくお願いいたします。
 
○アンケートはこちら→
 https://www.nise.go.jp/limesurvey/index.php?sid=32532&lang=ja

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【8】編集後記
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 来年の手帳が店先に並ぶ季節となりました。シンプルな月間のみの手帳、
月ごとに目標を書くページのある手帳、24時間の予定が書き込める手帳と様
々な工夫の施されたいろいろな手帳が並び、来年はどんな一年にしようかな、
どれが一番仕事ができそうな手帳かなと見ていると一時間なんてすぐに経っ
てしまいます。
 未来の目標といえば、自閉症のある息子の個別指導計画(I.E.P.)につい
て綴ったカミー・マガバーンさんのニューヨークタイムズの記事のことが思
い浮かびます。幼少の頃は楽観的な未来のビジョンを描いた願いリストだっ
たけれども、年を経るにつれ段々と息子の認知面や行動面の発達の限界が見
え、21歳の学校教育最後の年の個別指導計画(I.E.P.)を書くのはつらく、
結局書き込むことができなかったと言います。しかし、息子さんの支援チー
ムのメンバーはこう伝えました。「大丈夫だよ。イーサン(息子さん)は今
年自分で書いた。」と。その目標は、彼の好きな農場の仕事、音楽、家族、
バスケットボールや名刺集めといった余暇など、彼に喜びをもたらす彼の現
在の生活のあらゆる側面を組み込んだ、楽観的でシンプルなものですが、明
るく穏やかで幸せな日々が活き活きとイメージできるものでした。
 できることや喜々として楽しいことを、彼に寄り添いながら積み重ね、拡
げてきた支援チームや、それを自分の言葉で述べられたイーサンさんに敬服
します。具体的でシンプルな目標を立て、PDCAを積み重ねることが、こんな
幸せに繋がっていることを知り、特別支援教育はとても素敵な仕事だと改め
て思います。
 これからも国立特別支援教育総合研究所は、「新しい生活様式」の中で、
特別支援教育に邁進されている全ての方々をサポートできるよう、研究、研
修・セミナー、情報発信に努めて参ります。
 「当たり前の日常」に感謝しつつ。
                    (第164号編集主幹 涌井 恵)

○Looking Into the Future for a Child With Autism  2017年8月31日
Cammie McGovern氏による記事はこちら→
 https://www.nytimes.com/2017/08/31/well/family/looking-into-the
-future-for-a-child-with-autism.html

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次号も是非ご覧ください。
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       発行元 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所内
           国立特別支援教育総合研究所メールマガジン編集部
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