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肢体不自由教育におけるICTの活用に関する研究

障害種別特定研究

研究紹介

研究代表者
吉川 知夫
期間
令和5年度〜令和7年度

研究概要

 肢体不自由教育においては、これまでも障害特性から身体の動きや意思の表出の状態等に応じて適切な補助具や補助的手段を工夫するとともに、コンピュータ等のICT機器などを活用した指導が展開されてきた。GIGAスクール構想においては、ICT機器の活用が障害特性の配慮に留まることなく、資質・能力の育成との関係から効果的な活用の在り方を追究するとともに、教師の指導力向上を図ることが求められている。また、障害のある子供たちの自立と社会参加に向けて、学校教育を通じて身に付けた力を活用し、もてる力を最大限伸ばすことができるように取り組むことが重要である。

 そこで本研究では、肢体不自由の障害特性を踏まえながら学習指導要領に示される資質・能力の育成を目指したICT機器を活用した授業に焦点をあて、効果的な指導方法や教材教具の活用、それを支える教員研修に係る情報を収集する。そして、それぞれの取組の成果や効果、課題等を整理して、地方自治体や教育現場の取組に役立つ知見を提供する。

研究者紹介

吉川 知夫

棟方 哲弥

織田 晃嘉

加藤 敦

藤本 圭司

杉林 寛仁(令和6年度より)

久道 佳代子(令和5年度)

西村 崇宏(令和5年度)

肢体不自由特別支援学校におけるICT活用に関する状況調査

肢体不自由特別支援学校におけるICTを活用した指導の現状と課題を整理し、本研究で取り上げる実践事例の根拠を得るための基礎的資料とするために、全国の肢体不自由を対象とする特別支援学校(全肢長加盟校248校)を対象に令和5年8月~9月に実施した状況調査についての報告です。

肢体不自由特別支援学校におけるICT活用に関する状況調査 (速報).pdf [1M pdfファイル]