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障害のある児童生徒のキャリア教育及び就労支援に関する研究

  • 研究代表者榎本 容子
  • 期間令和3~7年度
  • 研究分担者榎本 容子(班長)、北村(副班長) 拓也、
    石本 直巳、工藤ひとみ

活動の趣旨・目的

「障害のある児童生徒のキャリア教育に関わる教員の専門性に関する研究」
 我が国は、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会の実現を目指している(中央教育審議会,2012)。

 障害のある児童生徒の学校卒業後の「職業をとおした社会参加の実現」(障害者職業総合センター,2017)のためには、卒業後の就労やこれを支える社会生活を見据えたキャリア教育を、企業や福祉・労働機関や家族等と連携して取り組んでいくことが重要であるとともに、こうした「社会に開かれた教育課程」を実現するための指導・支援を担う教員の専門性を担保していくことが求められる。

 令和元年度から2年度にかけて実施した理事長特命研究では、教員のキャリア教育に関する理解や指導・支援の方法に関する知識の充実の必要性等が把握された。これを受け、令和3年度から5年度まで、障害のある児童生徒の自立と社会参加を見据えた「キャリア発達支援」に当たり、求められる基本的知識や指導力、すなわち、専門性について多角的に検討を進め、その内容を班内資料としてとりまとめた。

 令和6年度は、これまでの3か年の研究班活動で蓄積した研究知見の成果普及に向けて、障害のある児童生徒のキャリア教育に関わる教員の専門性の向上を支える教育資料のとりまとめを行う。

主な活動内容(令和6年度~7年度)

  • 教育資料(Q&A集)案の作成
  • 教育資料(Q&A集)の市販化・普及活動

令和3年度~5年度の活動

研究活動①

  • 令和3年度~4年度
    小・中・高等学校に在籍する障害のある児童生徒に対するキャリア教育に焦点を当て、小・中・高等学校における障害のある児童生徒のキャリア教育に取り組む教員に求められる専門性を、「キャリア・パスポート」の作成・活用に焦点を当てながら整理していく。令和3年度は高等学校段階、令和4年度は中学校、小学校段階に焦点を当て、情報収集を行う。
  • 令和5年度
    令和3~4年度の研究活動の知見を踏まえつつ、障害のある児童生徒の自立と社会参加に当たり、特に付加的に求められるキャリア教育に関する基本的知識や能力について整理していく。このために、班内での協議、研究協力者を対象とした研究協議会及び個別の意見聴取、学校現場を対象とした情報収集、学会等での発表を通じた現場との意見交換等を行う。

研究活動②

  • 令和4年度
    特別支援学校(小学部~高等部)に焦点を当て、障害のある児童生徒に対するキャリア・パスポートの効果的な作成・活用を中心として、先駆的かつほかの学校で参考となる事例(家庭や関係機関と連携した切れ目ない支援に関する取組、ICTを活用した取組等)や、実践上の工夫等について、情報収集を行う。
  • 令和5年度
    学校現場を対象とした情報収集、研究会・学会での発表を通じた現場との意見交換等を実施するとともに、令和6年度から取り組む予定のQ&A集の作成等に向けた検討を進めていく。

研究者紹介