発達障害は生涯にわたりその特性は持ち続けるがその状態像は変わっていく。また、適切な理解や支援があれば適応状態は改善していく場合も多い。しかしながら、中には適切な理解や支援が受けられず、(子どもが本来抱えている様々な障害特性を一次的な障害と捉えると)環境的な関わりに起因する適応困難の状態であるいわゆる二次的な障害を生じている子どもたちもいる。
そこで本研究では、①学校や地域社会において、これまで十分かつ適切な理解や支援が受けられず、適応困難な状態に陥っている、いわゆる二次的な障害のある児童生徒の実態とそのリスク要因および保護要因について把握すること、②医療・福祉・労働・司法等、関係機関における知見等も参考にしながら、発達障害の子どもの指導の場の一つである通級による指導等での効果的な指導の在り方、検討するための資料を得ることを目的とする。
