研究代表者

 岡本邦広

研究分担者

  柳澤亜希子(副代表)、笹森洋樹、佐藤 肇、石坂 務

研究班

 自閉症班

 概要

  平成22~23年度の研究では、教科教育の中でも、自閉症の障害特性との関連が大きい国語科について取り上げました。この研究では、国語科学習の習得状況を丁寧に把握し、習得状況にあった国語科のねらいを設定し、国語科指導内容の編成や国語科年間指導計画等の作成について検討を行い、自閉症の特性に応じた指導の在り方を示しました。このように、児童生徒の習得状況を把握した上で、授業を展開していくことは、担当教員が教科学習を進めていく上での基礎となり、数量や図形等に関する基礎的・基本的な知識・技能が生活や学習の基盤となる算数科・数学科においても同様に重要であると考えました。
自閉症のある児童生徒は、算数科・数学科の授業では、計算等が得意な子がおり、各領域や観点別の学習状況にばらつきがあることが想定されます。また、算数科・数学科の学習を進める上で、自閉症のある児童生徒は、独自の考え方で解答している場合があり、担当教員は、その考え方を理解しながら指導を進めていく必要があります。
本研究では、自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍する自閉症のある児童生徒の算数科・数学科における学習上の特徴を把握した上で必要な指導について検討を行うことを目的としています。
 

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